宮廷の諍い女 第37話 あらすじ/ネタバレ
宮廷に闇雲が立ち込める中、甄嬛(しんけい)は誠意を胸に眉荘(びそう)の住まいを訪れます。かつての友情を大切に思い、眉荘(びそう)の理解と支持を得たいと願う甄嬛(しんけい)でしたが、眉荘(びそう)は疑惑と疑問を隠せません。甄嬛(しんけい)の最近の行動の真意を知りたいと迫ります。甄嬛(しんけい)は複雑な事情を抱え、口を開くことができません。その沈黙が誤解を雪だるま式に膨らませ、二人の間に亀裂が生じ始めます。
一方、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃は巧みな手段で皇帝の寵愛を取り戻します。その寵愛は後宮全体を震撼させます。甄嬛(しんけい)と安陵容(あん・りょうよう)は表面上は穏やかに接していますが、内心では互いに牽製し合い、一歩も譲ろうとしません。皇后はそれを利用し、安陵容(あん・りょうよう)の嫉妬心を煽り、甄嬛(しんけい)と眉荘(びそう)の関係をさらに悪化させようとします。
眉荘(びそう)は甄嬛(しんけい)に冷たく接するようになり、かつての咲い声は遠い過去のものとなりました。甄嬛(しんけい)はそれを目の当たりにし、苦しみます。すべての誤解は自分のせいだと知りながらも、現状を変える術がなく、親友を失った悲しみを一人で抱え込むしかありません。
寵愛を取り戻した華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃ですが、心は穏やかではありません。皇帝は華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃を寵愛していますが、侍女頌芝(しょうし)への好意は華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の心に棘のように刺さります。怒りを抑えながらも、後宮では皇帝の寵愛だけが頼りだと悟り、耐え忍ぶしかありません。
安陵容(あん・りょうよう)は甄嬛(しんけい)と眉荘(びそう)の仲が冷えているのを見て、得意になり、さらなる策謀を巡らせます。苦肉の策として、自身の血で薬膳を作り、甄嬛(しんけい)に同情を買おうとします。しかし、甄嬛(しんけい)は安陵容(あん・りょうよう)の企みを見抜き、その背後に隠された深い計算を理解しています。淡々と安陵容(あん・りょうよう)の「好意」を拒否します。
こうして後宮では、姉妹愛の表面の下で闇流が渦巻きます。誰もが自分の利益のために策略を巡らせ、陰謀を企てます。甄嬛(しんけい)は複雑な状況の中で、自分の信念をさらに強くします。どんな困難があっても、自分が大切に思うものを守ると決意します。
第37話感想
第37話は、後宮の複雑な人間関係が見事に描かれていて、とても見応えがありました。特に、甄嬛と眉荘の友情の亀裂と安陵容(あん・りょうよう)の策略が印象的でした。
甄嬛と眉荘はかつて親友同士でしたが、お互いの誤解と皇后の策略によって、関係が悪化してしまいました。二人の友情が壊れていく様子は、見ていてとても切なかったです。
安陵容は、甄嬛と眉荘の仲をさらに悪化させるために、苦肉の策を弄しました。しかし、甄嬛は安陵容の企みを見抜き、淡々と拒否しました。安陵容の狡猾さと甄嬛の賢さが対照的に描かれていて、見応えがありました。
つづく