宮廷の諍い女 第40話 あらすじ/ネタバレ

年羹堯(ねん·こうぎょう)は、同党である敦親王(とんしんおう)が皇帝に捕らえられたことを知り、焦って奏折を書きます。しかし、動揺していたため、「朝乾夕惕」という警句を誤って「夕陽朝乾」と書いてしまいました。意味が全く変わってしまったことに、皇帝は激怒します。

皇帝は以前から年氏一族を排除したいと考えており、これを機に重臣たちを呼び出し、年羹堯(ねん·こうぎょう)の過失や罪状を次々と尋ねます。皇帝は、年羹堯(ねん·こうぎょう)の悪行を公にすることで、名正言順に年氏を排除しようと企てます。

皇帝の策略により、年羹堯(ねん·こうぎょう)は不忠や横暴などの罪で、川陝総督と一等公爵の地位を剝奪されます。年氏は一気に失墜します。

この知らせを聞いた華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃は驚き、宮中の規則を無視して養心殿へ向かい、兄の助命を懇願します。しかし、皇帝は華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃に会おうとせず、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃は殿外で必死に懇願し、血を流すまで頭を下げますが、皇帝の決意は揺らぎません。華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃は絶望します。

一方、眉荘(びそう)と甄嬛(しんけい)の誤解は解けます。眉荘(びそう)は、甄嬛(しんけい)が自分を後宮の争いに巻き込まないように、わざと距離を置いていたことを理解します。二人は咲顔で和解し、再び仲良くなります。

安陵容(あん・りょうよう)は皇帝の前で甄嬛(しんけい)との姉妹愛を演じ続けます。その偽りの姿は皇帝の疑いを招くどころか、逆に皇帝の憐憫を誘います。安陵容(あん・りょうよう)は、後宮で生き残るには皇帝の寵愛が必要だと確信します。

華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃が失脚したことで、かつて彼女に頼っていた曹(そう)貴人は新たな道を模索します。曹(そう)貴人は皇后に華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の悪行を告発し、寝返りを図ります。皇后は喜び、華(かひ)妃の罪を徹底的に暴こうとします。

調査が進むにつれて、華(かひ)妃の罪は次々と明らかになります。かつての側近たちも次々と離仮します。特に宦官の周寧海(しゅうねいかい)は拷問を受け、華(かひ)妃の指示で数々の罪を犯したことを自白します。

次々と襲いかかる打撃により、華(かひ)妃は孤立無援となります。激怒した皇帝は、華(かひ)妃を年答応に降格させます。かつての栄光は一夜にして消え去りました。

第40話 感想

第40話は、ドラマの大きな転換点となる重要なエピソードでした。年羹堯(ねん·こうぎょう)の失脚、華(かひ)妃の凋落、眉荘(びそう)と甄嬛(しんけい)の和解など、見どころ満載の内容でした。

特に印象的だったのは、華(かひ)妃の失脚シーンです。かつては絶大な権力を誇っていた華(かひ)妃が、一夜にしてすべてを失う様は、見ていて胸が痛みました。また、眉荘(びそう)と甄嬛(しんけい)の和解シーンは、二人の友情の深さを改めて感じさせられました。

このエピソードは、登場人物たちの心理描写が非常に細かく描かれており、それぞれのキャラクターの心情が伝わってくるようでした。特に、華(かひ)妃の絶望感や甄嬛(しんけい)の複雑な思いなどが、繊細に表現されていました。

つづく