宮廷の諍い女 第47話 あらすじ/ネタバレ

皇后、敬(けい)妃妃らと共に甘露寺へ

皇后は敬(けい)妃妃や他の妃嬪たちを連れて、甘露寺へ祈願に訪れます。皇室の威厳と慈悲心を示すためです。甄嬛(しんけい)は複雑な心境で、寺の柱の陰に隠れて、彼女たちを見つめています。しかし、皇后たちと顔を合わせようとはしません。彼女の姿は、光と影の交錯の中で、ひときわ寂しく映ります。

甄嬛(しんけい)の居場所がバレる

甄嬛(しんけい)と眉荘(びそう)の目が合った瞬間、久々の再会に心が揺れます。しかし、その様子を祺(きき)貴人嬪に見られてしまいます。祺(きき)貴人嬪は悪意を持って、甄嬛(しんけい)が握っている柱を踏みつけます。激痛に耐えきれず、甄嬛(しんけい)は思わず声を上げてしまいます。その瞬間、彼女の居場所がバレてしまいます。

皇后と祺(きき)貴人嬪の冷嘲熱諷

仕方なく、甄嬛(しんけい)は柱の陰から出てきます。皇后たちは彼女を嘲咲します。皇后は得意げに、祺(きき)貴人嬪に寺の住職に甄嬛(しんけい)に特別な待遇を与えないように指示します。

眉荘(びそう)の行動

宮殿に戻った眉荘(びそう)は、甄嬛(しんけい)を心配し、太后に助けを求めます。甄嬛(しんけい)のために少しでも庇護を得たいと考えたのです。さらに、眉荘(びそう)は甄嬛(しんけい)の昔の住まいである碎玉軒に引っ越すことを願い出ます。宮中の冷遇や孤独に耐えてでも、甄嬛(しんけい)との友情を守りたいと考えたのです。彼女の行動は、宮中の人々を驚かせます。

敬(けい)妃妃の失言

敬(けい)妃妃は朧月(ろうげつ)公主の養育に尽力していますが、うっかり甄嬛(しんけい)を擁護する発言をしてしまい、皇帝の怒りを買ってしまいます。この様子を太后は見ており、皇帝の甄嬛(しんけい)に対する複雑な感情を察します。太后は心配になり、側近の芳若(ほうじゃく)を毎月甘露寺に派遣して、甄嬛(しんけい)の様子を伺うように指示します。

甄嬛(しんけい)と舒太妃(じょたいひ)の出会い

一方、甘露寺での甄嬛(しんけい)は、希望を完全に失ったわけではありません。ある日、彼女は果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)の母である舒太妃(じょたいひ)に出会い、意気投合します。甄嬛(しんけい)は浣碧(かんぺき)のために良い縁談を探しており、果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)の側近である阿晋(あしん)との縁を考えます。しかし、浣碧(かんぺき)はすでに果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)に恋心を抱いており、甄嬛(しんけい)の好意を断ります。

眉荘(びそう)と温実初(おん・じつしょ)

眉荘(びそう)は宮中では冷遇されていますが、温実初(おん・じつしょ)が献身的に世話をしてくれます。温実初(おん・じつしょ)は優しく、細やかな気遣いをしてくれるため、眉荘(びそう)は温かい気持ちを抱きます。しかし、温実初(おん・じつしょ)の心が常に甄嬛(しんけい)に向いていることに気づき、失恋の苦しみを味わいます。

複雑な愛憎劇

この後宮では、人々の感情は複雑に絡み合っています。愛と憎しみは交錯し、言葉では言い表せないほどです。

第47話の感想

第47話は、宮廷の諍い女の物語が大きく動き出す重要な回でした。甄嬛(しんけい)の孤独と苦悩、眉荘(びそう)の友情と犠牲、敬(けい)妃妃の忠誠と失言、そして浣碧(かんぺき)の恋心と苦悩が描かれ、それぞれのキャラクターの複雑な感情が浮き彫りになりました。

皇后と祺(きき)貴人嬪の冷酷さ、温実初(おん・じつしょ)の一途な思い、舒太妃(じょたいひ)の温かさなど、この回には様々な人間模様が描かれており、視聴者を物語に引き込みます。特に、甄嬛(しんけい)と眉荘(びそう)の再会シーンは、久々の姉妹の絆を感じさせ、感動的な場面でした。

また、この回では、甄嬛(しんけい)と果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)の恋の行方も示唆されました。浣碧(かんぺき)の恋心と甄嬛(しんけい)の好意が交錯し、今後の展開が気になります。

つづく