宮廷の諍い女 第59話 あらすじ/ネタバレ

後宮の微妙な均衡の中で、沈眉庄は皇帝の注意を引くために、愛用のブレスレットをわざと落とし、「偶然」に拾ってもらうという巧妙な計画を立てます。作戦は成功し、眉荘(びそう)は皇帝の寵愛を取り戻します。さらに、眉荘(びそう)は妊娠を発表し、後宮は喜びに包まれます。太后は特に喜び、眉荘(びそう)への寵愛と気遣いを倍増させます。

しかし、眉荘(びそう)の妊娠は後宮の勢力図を微妙に変えていきます。安陵容(あん・りょうよう)は眉荘(びそう)の地位上昇を妬みながらも、太后と皇帝に近づく好機と捉えます。そこで、彼女は眉荘(びそう)に媚びへつらい、彼女を通して寵愛を得ようとします。しかし、眉荘は安陵容(あん・りょうよう)の媚びを表面上受け入れるだけで、体調不良を理由に距離を置き続けます。その結果、後宮では安陵容(あん・りょうよう)が縁起が悪いと噂され、誰も近づかなくなります。

一方、皇后は甄嬛(しんけい)の出産と眉荘の妊娠を見て、自分の立場が弱まっていると感じ、頭痛を理由に後宮の管理を放棄します。しかし、実際には水面下で機会を伺っています。

敬(けい)妃妃は朧月(ろうげつ)公主を深く愛しており、甄嬛(しんけい)が後宮に戻ってから朧月(ろうげつ)と親しくしているのを見て、嫉妬心を抱きます。皇帝は甄嬛(しんけい)を安心させるために、敬(けい)妃妃の仮対を押し切って朧月(ろうげつ)を甄嬛(しんけい)のもとに送ります。しかし、朧月(ろうげつ)は実の母である甄嬛(しんけい)に拒否仮応を示します。敬(けい)妃妃は心を痛め、朧月(ろうげつ)を手元に置いておくために皇后に助けを求めます。皇后は敬(けい)妃妃の弱点を巧みに利用し、二人の間に疑念の種を蒔きます。

同じ頃、蘇培盛(そ・はいせい)と崔槿汐(きんせき)が「対食」をしていることが敬(けい)妃妃に知られ、二人は慎刑司に投獄されてしまいます。甄嬛(しんけい)は二人を助けようとしますが、力不足で断念し、端(たん)妃妃に助けを求めます。端(たん)妃妃は事態の深刻さを理解し、週旋して崔槿汐(きんせき)を救出します。蘇培盛(そ・はいせい)もなんとか脱出に成功し、騒動はようやく収束します。

宮廷の諍い女 第59話 感想

第59話は、後宮の権力闘争が激化し、各キャラクターの思惑が交錯する回でした。特に、眉荘と安陵容(あん・りょうよう)、敬(けい)妃妃と皇后の対立が注目されます。また、蘇培盛(そ・はいせい)と崔槿汐(きんせき)の「対食」問題も波紋を呼びました。次回の展開が気になります。

つづく