宮廷の女たちの戦い - 第6話 あらすじ/ネタバレ

甄嬛(しんけい)は、余氏が自分のふりをして皇帝の寵愛を勝ち取ったことを知り、内心では安堵するも、宮廷の是非の難しさを痛感する。一方、安陵容(あん・りょうよう)はようやく皇帝に召されたものの、緊張のあまり身体が震えてしまう。皇帝はそれを不憫に思い、安陵容(あん・りょうよう)を宮中に連れ戻し、代わりに余(よや)答応を侍寝させる。この事態に、安陵容(あん・りょうよう)は大きな打撃を受け、宮中の人々からの嘲咲や冷やかしに耐えられなくなる。

余(よや)答応は、昆曲を披露し、その美しさでたちまち宮中で頭角を現し、「妙音娘子」と呼ばれるようになる。華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の後ろ盾を頼りに、ますます横暴になり、端(たん)妃庄な沈眉庄に仮抗するだけでなく、甄嬛(しんけい)と親しい淳(じゅん)常在を公然と挑発し、さらには皇帝の側近である欣(きん)貴人常在を慎刑司に閉じ込める。この事件は後宮全体を震撼させ、人々の噂の的となる。太后はこれを聞き、激怒し、余(よや)答応の称号を剝奪して罰する。しかし、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃はこの事態を冷ややかに見守っており、すべてが彼女の思惑通りに進んでいるかのようであった。

一方、甄嬛(しんけい)の宮中生活にも波紋が広がっていた。彼女のそばにいる太監の小允子は器用で、御花園の一角にこっそりとブランコを作っていた。甄嬛(しんけい)は暇な時間になると、ここでブランコに乗って遊び、束の間の安らぎと自由を満喫していた。ある日、甄嬛(しんけい)はブランコに乗っていると、普段著姿の皇帝と出会う。皇帝は自分の身分を隠し、「果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)」と名乗って、甄嬛(しんけい)と話を始める。甄嬛(しんけい)は興が乗って、一曲の笛を吹くと、その美しい音色は皇帝の心を揺さぶる。

翌日、皇帝は再び杏の花の木の下を訪れ、甄嬛(しんけい)と会う。彼はブランコを使って甄嬛(しんけい)の心を探り、一緒に花を鑑賞しながら詩について語り合う。二人は意気投合し、楽しい時間を過ごす。甄嬛(しんけい)は皇帝の才能に感嘆するものの、身分の違いを意識して、常に冷静さと距離を保ち、最終的には立ち去ることを選ぶ。しかし、皇帝は満足できず、5日後に再会することを約束する。甄嬛(しんけい)は少し躊躇した後、承諾する。

しかし、皇后の心は他の誰よりも深い。彼女は、太后的罰は皇帝の明確な意思表示がない限り、余(よや)答応にとって一時的な挫折に過ぎないと考えていた。そのため、この件にはあまり幹渉しなかった。余(よや)答応もただ者ではなく、養心殿の外で半日ひざまずき、歌声で再び皇帝の心を動かし、寵愛を取り戻す。勢いづいた彼女はさらに傲慢になり、蘇培盛(そ・はいせい)の部下である小厦子(しょうしゃし)をわざと困らせる。この行為は、彼女自身の破滅への道を歩むことになる。

約束の日がやってくるが、あいにくの大雨となり、甄嬛(しんけい)は御花園で焦燥に駆られながら皇帝を待つ。一方、皇帝は急いで御花園に向かう途中、太后に寿康宮に呼び出され、入念に準備した逢瀬は突然の事態によって台無しになってしまう。甄嬛(しんけい)は雨の中で複雑な思いを抱えながら待つが、この突然の雨は、後宮でこれから起こるさらなる変動を闇示しているようであった。

第6話の感想

第6話は、宮廷の女たちの激しい戦いが繰り広げられる、ドラマチックな展開でした。甄嬛(しんけい)は、余氏が自分のふりをして皇帝の寵愛を勝ち取ったことを知り、安堵する一方で、宮廷の是非の難しさを痛感します。一方、安陵容(あん・りょうよう)は皇帝に召されたものの、緊張のあまり失態を犯してしまい、大きな打撃を受けます。

余(よや)答応は、華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃の後ろ盾を頼りに、ますます横暴になり、宮中の人々を震撼させます。しかし、太后の怒りを買い、称号を剝奪されてしまいます。華(かひ)妃・年世蘭(としらん)妃はこの事態を冷ややかに見守っており、すべてが彼女の思惑通りに進んでいるかのようでした。

甄嬛(しんけい)は、御花園で皇帝と出会い、意気投合します。しかし、身分の違いを意識して、距離を保ちます。皇帝は、5日後に再会することを約束しますが、あいにくの大雨によって、逢瀬は果たせませんでした。

つづく