宮廷の諍い女 第62話 あらすじ/ネタバレ

皇后は安陵容(あん・りょうよう)の一挙手一投足をじっと見つめていた。貞(てい)貴人と康常在が安陵容(あん・りょうよう)をからかっても、皇后は冷ややかに眺めていた。安陵容(あん・りょうよう)は皇帝の寵愛を取り戻すため、過酷な食事製限と氷上の舞の猛練習に励んでいた。しかし、彼女は薬の副作用で体力を消耗し、練習中に倒れてしまう。

甄嬛(しんけい)は安陵容(あん・りょうよう)の変わり果てた姿を見て、複雑な思いに駆られた。安陵容(あん・りょうよう)が迷いから抜け出せないことに失望し、これ以上関わるのをやめることにした。

皇后は安陵容(あん・りょうよう)の寵愛を早めるため、彼女に「息肌丸」を服用させた。この薬は服用すると体が軽くなり、まるで仙女のように見えるが、副作用で不妊になるという危険な薬だった。安陵容は寵愛を取り戻すことに必死で、躊躇することなく薬を飲み込んだ。

除夕の夜、紅梅が咲き誇る中、安陵容は紅い衣装を身にまとい、氷上の舞を披露した。彼女の舞は美しく、皇帝は目を奪われた。安陵容は努力と犠牲の末、ついに皇帝の寵愛を取り戻すことに成功した。

一方、甄嬛(しんけい)の妹・玉嬈(ぎょくよう)は初めて宮殿を訪れ、慎貝勒・允禧と出会った。二人は一目惚れし、宮殿に新しい恋の予感が漂った。

果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)は旧病が再発し、落馬事故に遭い、危篤状態に陥った。甄嬛(しんけい)は心配したが、身分上、直接見舞うことができなかった。そこで、浣碧(かんぺき)に果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)を看病させることにした。浣碧(かんぺき)は果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)のそばで献身的に看病し、王府の人々からも感謝された。

景仁宮の大殿では、祺(きき)貴人貴人が甄嬛(しんけい)と太医・温実初(おん・じつしょ)との不倫を告発した。甄嬛(しんけい)はかつての侍女・玢児、宮女・斐雯(ひぶん)、甘露寺の尼僧・静白(せいびゃく)を証人として連れてきた。甄嬛(しんけい)は前代未聞の危機に直面した。

第62話の感想

第62話は、宮廷の諍い女の中でも特に見どころの多い回でした。安陵容の必死の努力と犠牲、甄嬛(しんけい)の複雑な思い、皇后の陰謀、そして玉嬈(ぎょくよう)と允禧の出会いなど、様々な要素が絡み合って物語が展開していきます。

安陵容の舞は美しく、皇帝の心を再び捉えることに成功しましたが、その裏には薬の副作用という大きな代償がありました。彼女の選択は、彼女の人生を大きく左右することになるでしょう。

甄嬛(しんけい)は、安陵容の変わり果てた姿を見て、失望と悲しみを感じました。かつては親友だった安陵容が、ここまで変わってしまったことに複雑な思いを抱きます。

皇后は、安陵容の寵愛を早めるため、危険な薬を彼女に与えました。皇后の冷酷さと策略が垣間見えるシーンでした。

玉嬈(ぎょくよう)と允禧の出会いは、このドラマに新しい風を吹き込みました。二人は一目惚れし、宮殿に新しい恋の予感が漂います。

つづく