宮廷の諍い女 第70話 あらすじ/ネタバレ

後宮に再び波乱が訪れる。皇后は宮廷の醜聞を利用して、甄嬛(しんけい)を標的にします。弘時(こうじ)と瑛(えい)貴人貴人の不倫が明らかになり、皇后は瑛(えい)貴人貴人は甄嬛(しんけい)の妹である玉隠(ぎょくいん)が皇帝に推薦したと非難します。皇帝は激怒し、瑛(えい)貴人貴人に白綾を与えて自害させます。

事件後、甄嬛(しんけい)、皇貴妃、敬(けい)妃貴妃の3人は集まり、重苦しい空気が漂います。皇貴妃は、皇后と亡くなった純元皇后(じゅんげんこうごう)の知られざる姉妹の確執を明かし、甄嬛(しんけい)たちは純元皇後の死の真相に疑問を抱き始めます。この会話は、甄嬛(しんけい)の復讐心をさらに強めます。

後宮が闇流に覆われる中、甄嬛(しんけい)は再び妊娠したという知らせが伝わります。しかし、長年の病弱のため、甄嬛(しんけい)は胎児の生存が難しいことを知っています。しかし、彼女は落胆するどころか、皇后を倒す絶好の機会と捉えます。

そこで、甄嬛(しんけい)は永寿宮に妃嬪たちを招き、名目上は胎児の安産を祈願するものの、実は別の狙いがありました。

皇后は当然、この企みに加担することを望まず、体調不良を理由に辞退しようとします。しかし、皇帝が直接出席を要請し、皇后は仕方なく甄嬛(しんけい)の罠に足を踏み入れることになります。

永寿宮では、甄嬛(しんけい)は表面上は穏やかに振る舞いますが、内心では決意を固めていました。彼女は密かに堕胎薬を服用し、皇后と一緒に祈願の福袋を宮中に弔るすことを提案します。この光景は、幼い朧月(ろうげつ)公主の目に留まり、彼女もこっそりと後を追います。

福袋がゆっくりと上昇するにつれて、甄嬛(しんけい)の腹痛は激しくなります。皇后は疑念を抱きますが、どうすることもできません。最終的に、甄嬛(しんけい)はこの「事故」を利用して流産し、皇后を疑うように仕向けます。これはすべて、甄嬛の復讐計画の一部であり、皇后を完全に倒すためには、さらなる策略が必要であることを彼女は知っています。

第70話の感想

第70話は、後宮の権力闘争が激化し、新たな展開を迎える重要な回でした。甄嬛は皇后の策略に巻き込まれながらも、巧みな手腕で危機を乗り切り、皇后に疑いの目を向けさせることに成功しました。

特に印象に残ったのは、甄嬛が流産を利用して皇后を陥れるシーンです。彼女は腹痛に耐えながら、皇后と一緒に福袋を弔るすという危険な賭けに出ました。このシーンは、甄嬛の強い意誌と決意を感じさせるものでした。

また、皇貴妃が皇后と純元皇後の確執を明かしたシーンも重要でした。この会話は、甄嬛の復讐心をさらに強め、今後の展開に大きな影響を与えるものと思われます。

つづく