『宮廷の諍い女』第71話 あらすじ/ネタバレ

宮廷に衝撃が走る

ある日、宮廷で突然の悲劇が起こります。甄嬛(しんけい)は激痛に襲われ、皇后と激しく言い争います。激昂した皇后は甄嬛(しんけい)を突き飛ばし、その様子を幼い胧月公主が見てしまいます。甄嬛(しんけい)は流産し、お腹の子供を失ってしまいます。

太医の温実初(おん・じつしょ)が駆けつけ、診察の結果、甄嬛(しんけい)の流産は腹部に強い衝撃を受けたことが原因だと判明します。

皇后への疑念

悲しみに暮れる甄嬛(しんけい)は、皇后が自分を突き飛ばしたことで流産したと責めます。敬(けい)妃貴妃は甄嬛(しんけい)の悲惨な様子を見て、証言することを決意します。皇帝は皇后への信頼を揺るがし始めます。皇后は必死に弁明しますが、皇帝の怒りを鎮めることはできません。

その時、胧月公主が勇敢に立ち上がり、皇后が甄嬛(しんけい)を流産させた張本人だと証言します。皇帝は皇后を閉門思過させ、厳罰を科すことを誓います。皇后は窮地に陥り、宮廷の権力バランスは大きく変化します。

皇帝の疑心闇鬼

一方、高齢となった皇帝は権力への執著と側近への疑念を強めていきます。朝臣たちは太子を立てて国を安定させるよう上奏しますが、皇帝は仮発します。三皇子弘時(こうじ)は、悪意ある者の唆しを受け、皇帝に兄弟への厚遇と罪人の寛大な処遇を訴えます。皇帝はこれを太子を狙う証拠と捉え、激怒します。弘時(こうじ)の黄帯子を剝奪し、恒親王(こうしんおう)に預けます。皇后は絶望と無力感に苛まれます。

さらなる陰謀

皇后は甄嬛(しんけい)を排除しようと、姑姑の剪秋(きりあき)に毒殺を命じます。しかし、運命のいたずらで、六皇子弘曕(こうけい)のスープを果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)側室の孟静嫻(もうせいけん)が誤って飲んでしまいます。静嫻は出産後に毒が回り、亡くなってしまいます。果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)は悲しみに暮れます。皇帝は激怒し、真相究明を命じます。

最終的に、剪秋(きりあき)と皇太后の側近である江福海(こう・ふくかい)が捕らえられ、拷問の結果、皇太后の指示であったことが判明します。宮廷は再び混乱に陥り、甄嬛(しんけい)と皇太后の確執は最高潮に達します。

第71話の感想

第71話は、宮廷の権力争いが激化し、衝撃的な展開が続く回でした。甄嬛(しんけい)の流産、皇后的の失脚、そして孟静嫻(もうせいけん)の悲劇と、多くの悲劇が描かれています。

甄嬛(しんけい)の流産は、皇后の冷酷さを浮き彫りにしました。皇后は自分の地位を守るため、手段を選ばず、甄嬛(しんけい)を陥れようとします。しかし、その行為は最終的に自分の破滅につながる結果となりました。

皇帝は、皇后の犯した罪を許すことはできず、厳罰を科します。しかし、皇帝自身も疑心闇鬼となっており、側近への不信感を募らせています。これは、皇帝の孤独と老いを表しているように感じられました。

孟静嫻(もうせいけん)の死は、宮廷の権力争いの犠牲となった悲劇です。彼女は、甄嬛と皇太后の争いに巻き込まれ、命を落としてしまいました。孟静嫻(もうせいけん)の死は、宮廷の権力争いの残酷さを改めて感じさせます。

つづく