宮廷の諍い女 第73話 あらすじ/ネタバレ

宮廷に激震が走る!甄嬛(しんけい)と密会した異民族の首領、摩格(まかく)の衝撃的な提案

宮廷に闇雲が立ち込める。皇帝の側近、血滴子の夏刈(かきゅう)が、甄嬛(しんけい)と異民族の首領、摩格(まかく)の密会を皇帝に告発する。怒りに震える皇帝の眼に、計り知れない陰りが浮かぶ。

草原の雄鷹、摩格(まかく)は甄嬛(しんけい)の命を守るため、衝撃的な提案をする。甄嬛(しんけい)との和親と、中原の疫病を治す貴重な薬の提供を申し出るのだ。皇帝は表面上は穏やかに対応するが、心の中ではすべてを見透かしている。この機会を利用して、甄嬛(しんけい)の仮応を探り、果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)との曖昧な関係を暴こうとする。

この知らせに、果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)允禮(いんれい)は心を痛める。彼は甄嬛(しんけい)を救うため、必死に奔走するが、その行動は皇帝の罠にはまってしまう。皇帝は、允禮(いんれい)と甄嬛(しんけい)の間に私情があると断定し、怒りを募らせる。甄嬛(しんけい)は嫌疑を晴らし、大局を守るため、準噶爾への和親を承諾する。その決断は、週囲の人々を深く感動させる。

皇帝は、甄嬛(しんけい)が遠嫁すると発表するが、実際には彼女を密かに幽閉し、消息を封鎖する。送親の日、允禮(いんれい)は甄嬛(しんけい)が和親の道に入ったと勘違いし、衝動的に兵を率いて関門を突破、甄嬛(しんけい)を救出しようとする。しかし、この行動は、皇帝の疑念を確信させる結果となる。

自分の過ちに気づいた允禮(いんれい)は、擅自領兵の罪を甘んじて受け入れ、辺境への戍守を願い出る。風雪に耐えながら、3年の歳月が流れる。皇帝は允禮(いんれい)への監視を緩めず、夏刈(かきゅう)は允禮(いんれい)と玉隠(実は甄嬛(しんけい)の妹、浣碧(かんぺき))の往復書簡を密かに収集する。手紙の末尾には、甄嬛への深い想いが綴られており、皇帝は允禮の心を完全に理解する。そして、果郡王(かぐんおう)・允禮(いんれい)を排除する決意を固めるのだった。

第73話の感想

第73話は、宮廷の権力争いと複雑な人間関係が絡み合った、衝撃的な展開が続く回でした。皇帝の怒り、甄嬛の決断、允禮の苦悩、それぞれのキャラクターの心情が繊細に描かれており、視聴者を釘付けにするストーリーとなっています。

特に印象的なのは、甄嬛の決断です。彼女は自分の命を守るため、そして大局を守るため、準噶爾への和親を承諾します。この決断は、彼女にとって大きな犠牲であり、その覚悟の強さに胸を打たれます。

また、允禮の衝動的な行動も注目すべき点です。彼は甄嬛を救うため、兵を率いて関門を突破しようとします。しかし、この行動は皇帝の疑念を確信させる結果となり、彼の運命を大きく左右することになります。

つづく