笑門来福~イケメン同居人は私のフィアンセ!?~ 第16話 あらすじ/ネタバレ
常楽(じょうらく)城は相変わらず穏やかな雰囲気に包まれていたが、上官古川(シャングワン・グーチュワン)の突然の帰還により闇雲が立ち込めていた。彼は重傷を負っており、金烏派が嫉妬から毒を盛ったため、余命いくばくもないと主張した。この生死の境目において、上官古川(シャングワン・グーチュワン)の唯一の心残りは生前に小遣いの楽しさを味わったことがないことであり、謝全佳(シエ・チュエンジア)は彼がこの危機を乗り越えられれば、使い切れないほどのお小遣いを与えると約束した。この言葉に、上官古川(シャングワン・グーチュワン)は奇跡的に元気を取り戻し、すぐに百貫を要求した。謝全佳(シエ・チュエンジア)は彼が再びいつもの手口を使っており、怒って劉浪(リウ・ラン)を呼び、上官古川(シャングワン・グーチュワン)を懲らしめようとした。しかし、劉浪(リウ・ラン)は金烏派が上官古川(シャングワン・グーチュワン)を傷つけたことを聞き、単身で復讐に向かった。
一方、金烏派と青陽派は万裏楼で同盟締結を話し合っていたが、些細な会計トラブルから雰囲気が一変した。上官古川(シャングワン・グーチュワン)は急いで駆けつけ、郭東籬(グオ・ドンリー)から借金をして劉浪(リウ・ラン)の暴走を阻止しようとしたが、偶然金烏派と鉢合わせしてしまった。金烏派の長老はしつこく追及し、上官古川(シャングワン・グーチュワン)は咄嗟の機転で金烏派が青陽派に奸細を送り込んだと嘘をつき、矛先を青陽派に向けさせた。
両派が言い争っている最中、金烏派の飛掌門が現れ、自派の秘伝書「桃花宝典」が盗まれたと主張し、青陽派を指弾した。青陽派の張掌門はこれを否定したが、その後、金烏派の弟子である趙堅(チャオ・ジエン)が姿を消したことで疑念が深まった。飛掌門は旧傷が再発し、裏切り者を捕まえる任務を青陽派に託し、上官古川(シャングワン・グーチュワン)の言葉を検証することになった。
青陽派は当初、同盟を利用して秘伝書を手に入れようとしていたが、計画が変更され、まずは趙堅(チャオ・ジエン)を見つけ出して潔白を証明する必要に迫られた。そんな中、劉浪(リウ・ラン)が昏睡状態の趙堅(チャオ・ジエン)を連れ戻し、彼が上官古川(シャングワン・グーチュワン)を傷つけた犯人だと確信した。謝全佳(シエ・チュエンジア)は劉浪(リウ・ラン)に事情を説明し、趙堅(チャオ・ジエン)を上官古川(シャングワン・グーチュワン)の部屋に安置した。しかし、趙堅(チャオ・ジエン)が目を覚ますと、仲間と闇号を使って連絡を取り、秘伝書を手に入れたので脱出する必要があることを伝えた。
青陽派は李府にまで追跡し、謝全佳(シエ・チュエンジア)が金烏派の奸細を庇っていると非難した。謝全佳(シエ・チュエンジア)は皆を裏庭に案内したが、趙堅(チャオ・ジエン)はすでに逃げ出した後だった。青陽派は謝全佳(シエ・チュエンジア)を疑い、捕らえた。範仲挙(ファン・ジョンジュー)らは救出することができず、それぞれ別行動をとった。範仲挙(ファン・ジョンジュー)は急いで官府に駆け込んで報告し、自宅では李天地(リー・ティエンディー)になりすました詐欺師が騙し、任舒(レン・シュー)と賈玉環(ジア・ユーホワン)は3貫文を騙し取られてしまった。
劉浪(リウ・ラン)は万裏楼に駆けつけ、青陽派に捕らえられている謝全佳(シエ・チュエンジア)と遭遇し、江湖での名声と張掌門との関係を利用して、すぐに誤解を解いた。謝全佳(シエ・チュエンジア)は家に帰ると、詐欺に遭ったことを知り、詐欺師は前の家主であると断定した。その後、役人が駆けつけたが、金烏派と青陽派が再び衝突したため、小事件は無視され、「大事件」の処理に追われた。
実は、趙堅(チャオ・ジエン)は前の家主と共謀して秘伝書を売ろうとしており、劉浪(リウ・ラン)がそれを盗み聞きし、両派の掌門の前に趙堅(チャオ・ジエン)を連れてきた。驚いたことに、秘伝書は「山河経」であり、両派とも相手が細工をしたのではないかと疑った。郭東籬(グオ・ドンリー)の説得により、両派は万裏楼を傷つけないように外で争うことにした。両派は外で激しく戦い、劉浪(リウ・ラン)は無辜の家禽を守るのに必死だった。
夜が訪れ、郭東籬(グオ・ドンリー)は落ち込んだ劉浪(リウ・ラン)を家に連れ帰り、彼が魚を保護できなかったことを責めていることを知った。しかし、その魚は毒矢を打たれており、駅舎の厨房に送られたことで、新羅武林の高手が中毒死し、両国の危機を引き起こした。最終的に、王女の和親によってこの危機は回避されたが、上官古川(シャングワン・グーチュワン)の荷物から本当の秘伝書が発見され、一同は驚きながらも、この騒動の背後にある複雑さと奇妙さを悟った。
第16話の感想
第16話は、怒涛の展開と意外な真実が明らかになった、見応えのあるエピソードでした。上官古川(シャングワン・グーチュワン)の突然の帰還から始まり、金烏派と青陽派の対立、秘伝書の謎、そして新羅武林との危機と、次々と事件が巻き起こりました。
特に印象に残ったのは、上官古川(グーチュワン)の嘘と機転です。瀕死のふりをして謝全佳(シエ・チュエンジア)から小遣いをせしめようとしたり、金烏派と青陽派の争いを煽ったりと、相変わらずの悪知恵が炸裂していました。しかし、その嘘が思わぬ展開を生み、物語を大きく動かしたことは驚きでした。
また、劉浪(リウ・ラン)の活躍も目覚ましかったです。単身で金烏派に立ち向かったり、上官古川(グーチュワン)の嘘を見破ったり、無辜の家禽を守ったりと、正義感と行動力が光っていました。
つづく