笑門来福~イケメン同居人は私のフィアンセ!?~ 第18話 あらすじ/ネタバレ
常楽(じょうらく)城は相変わらず賑わっており、李府ではそれぞれが目標に向かって日々を過ごしている。しかし、彼らの心にはいつも劉浪(リウ・ラン)の姿が浮かんでいる。夢と希望に満ちたこの街では、小さな雀ですら空高く舞い上がる夢を抱いているようだ。そんな中、劉浪(リウ・ラン)だけが質素な生活を送り、「早起き、鍛錬、食事、掃除、笛吹き、睡眠」というルーティンを毎日繰り返している。彼の心にも何か夢が秘められているのだろうか。
理想について聞かれた劉浪(リウ・ラン)は、恩返しのためだけに生きていると答える。その答えに週囲の人々は感動しつつも焦りを感じ、自分らしく生きるべきだと説得する。上官古川(シャングワン・グーチュワン)は特に、劉浪(リウ・ラン)には大侠になる素質があると信じ、自ら行動で示すことで彼を奮い立たせ、青春を無駄にしないよう促す。
範仲挙(ファン・ジョンジュー)は書道を、任舒(レン・シュー)は西域(さいいき)語を教え、それぞれが技術を伝授するだけでなく、山河経や西域(さいいき)文化も巧みに織り交ぜていく。郭東籬(グオ・ドンリー)は商売を名目に、劉浪(リウ・ラン)を万裏楼の看板にしようと企む。これらの計画に劉浪(リウ・ラン)はプレッシャーを感じ、一人屋根裏部屋に上がり、葉っぱで作った笛を吹いて憂さを晴らす。
謝全佳(シエ・チュエンジア)と古川(グーチュワン)は劉浪(リウ・ラン)の悩みを察し、大侠として江湖を駆け巡り、唐門(とうもん)の達人として、そして未来の掌門人として名声を確立するべきだと説く。ちょうど驿站が人手を募集していることを知り、劉浪(リウ・ラン)の軽功の腕前に著目した謝全佳(シエ・チュエンジア)は、彼を面接に連れて行く。
面接では劉浪(リウ・ラン)の答えはぎこちないながらも誠実さとユーモアに溢れており、欠点はないと豪語し、さらに新しい驿夫を呼び込むことができると約束する。その言葉に驿夫長は苦咲いを浮かべ、彼の知能を疑うほどだった。しかし、劉浪(リウ・ラン)の軽功の技を目の当たりにした驿夫長は、一瞬にして温かい胡餅を取り戻す姿に驚き、彼を採用する。
入職した劉浪(リウ・ラン)は、わずか一日で一ヶ月分の仕事をこなし、早く休暇を取る権利を得る。その後、卓越した働きが認められ、嶺南から龍眼を取り寄せる任務を任される。しかし、帰路でかつての唐門(とうもん)外門弟子たちと出会い、慈悲心から龍眼を分け与えたことで、思いがけない感謝を受ける。
しかし、運命のいたずらはまだ終わらない。納期に間に合わなかった劉浪(リウ・ラン)は、斬首されそうになるが、聖人の愛犬が現れたことで形勢が逆転する。劉浪は罪を免れるだけでなく、金色の牌匾を授かり、一躍有名人となる。範仲挙(ファン・ジョンジュー)は機に乗じて、彼の物語を「劉浪と犬」として脚色し、常楽(じょうらく)城に広める。
突如訪れた名声に劉浪はかつてないプレッシャーを感じる。彼は華やかな演説を拒否し、自分らしくありのままを語る。彼はただの唐門(とうもん)弟子であり、
第18話 感想
第18話は、劉浪の成長と葛藤が描かれた印象的な回でした。彼の純粋さや優しさ、そして大侠としての可能性が垣間見えた一方で、名声に伴うプレッシャーや葛藤も浮き彫りになりました。
特に印象に残ったのは、劉浪が軽功の腕前を披露するシーンです。彼の軽やかな動きとスピードは圧巻で、見ていて爽快な気持ちになりました。また、聖人の愛犬との出会いは、劉浪の慈悲心と運の強さを象徴するような出来事でした。
一方で、劉浪が名声に戸惑い、自分らしく生きることの難しさに悩む姿も共感できました。これは、現代社会を生きる私たちにも通じるテーマであり、改めて自分自身を見つめ直すきっかけとなるような回でした。
つづく