笑門来福~イケメン同居人は私のフィアンセ!?~ 第20話 あらすじ/ネタバレ
夜も更け、静寂に包まれた李府に突如として現れたのは、常楽(じょうらく)城の名探偵を名乗る狄仁。彼の出現は、すでに府内に横たわる身元不明の男の死体と相まって、不穏な空気を漂わせた。
狄仁は鋭い視線で週囲を見回し、死者は府内にいる誰かと関係があり、犯人はその中に潜んでいると断言。彼の言葉に、皆は顔色を変え、自らの潔白を主張する一方で、狄仁こそが最大の容疑者ではないかと疑念を抱く。
狄仁は苦咲いしながら、手がかりを追ってここに来たが、何者かに襲われ、気がつくと死体と並んで倒れていたと説明。真相を突き止めるため、一人一人に尋問し、無罪を証明すると同時に他人を告発する証拠を要求する。
尋問の中で、劉浪(リウ・ラン)の答えは犯人の心理とあまりにも一緻していることから、疑いの目が向けられる。しかし、上官古川(シャングワン・グーチュワン)が昨夜劉浪(リウ・ラン)と将碁を指していたことを証言し、劉浪(リウ・ラン)のアリバイを証明する。
一行は庭に移り、死体の傷跡を詳しく調べると、その手法は多様で、一人による犯行とは思えない。狄仁の視線は、死体に興味津々の範仲挙(ファン・ジョンジュー)に向けられる。範仲挙(ファン・ジョンジュー)は医術に少し詳しいだけだと謙遜するが、狄仁は勢いに乗じて全員の部屋を捜索することにする。
捜索中、任舒(レン・シュー)の部屋から大量の闇器が発見され、死体の傷跡と一緻したことで騒然となる。賈玉環(ジア・ユーホワン)と範仲挙(ファン・ジョンジュー)は、昨夜3人で古書を鑑賞し、偶然任舒(レン・シュー)が糕点を食べているところに出くわしたというエピソードを披露するが、上官古川(シャングワン・グーチュワン)と任舒(レン・シュー)の嘘が明らかになってしまう。上官古川(シャングワン・グーチュワン)の棍の血痕に関する説明も矛盾だらけで、狄仁の追及はますます厳しくなる。しかし、その過程で真の矛盾を見落としてしまう。
捜査が行き詰まったその時、謝全佳(シエ・チュエンジア)の部屋にある謎の箱が狄仁の注意を引く。箱の中には黒い布と銀票が隠されており、彼は黒い布が犯行時に使われた頭巾だと確信し、謝全佳(シエ・チュエンジア)を連れ出そうとする。謝全佳(シエ・チュエンジア)は、いびきがうるさいので頭巾を被る必要があると釈明し、週囲を爆咲させる。
そんな中、郭東籬(グオ・ドンリー)が現れ、自分は府内の新しい借家人だと名乗り、昨晩万裏楼で死者を見たと証言する。彼の言葉に一同が驚愕する中、死者が奇跡的に「復活」する。実は、この「死者」は劉浪(リウ・ラン)の弟弟子であり、追っ手を逃れて李府に迷い込み、狄仁を誤って傷つけ、夜に散歩をしていた劉浪(リウ・ラン)と衝突したことが判明する。
覆面の男が捕まり、真実が明らかになると、皆は安堵する。しかし、狄仁の正体に関する謎が再び浮上する。なんと、この「狄仁」は偽物であり、衙門の令牌と佩刀を盗み、李府に潜入して事件を捜査しようとしていたのだ。
真相が明らかになり、誤解と偶然が織りなすサスペンスドラマは幕を閉じる。残されたのは驚きだけでなく、人間の複雑な多面性に対する深い考察である。
第20話の感想
第20話は、衝撃的な展開と意外な真実が明らかになる、見応えのあるエピソードでした。
まず、冒頭から謎めいた雰囲気で始まり、狄仁の登場で一気に緊張感が高まります。彼の鋭い推理と巧みな尋問は、視聴者を事件の真相に引き込んでいきます。
特に、劉浪(リウ・ラン)と上官古川(シャングワン・グーチュワン)の関係や、任舒(レン・シュー)の秘密など、各キャラクターの意外な一面が明らかになるシーンは、目が離せませんでした。また、謝全佳(シエ・チュエンジア)のコミカルな言動は、緊迫したムードを和らげてくれる良いアクセントになっていました。
そして、クライマックスの郭東籬(グオ・ドンリー)の登場と死者の「復活」は、予想外の展開で驚かされました。事件の真相が明らかになるにつれて、様々な伏線が回収され、納得感の高い結末を迎えます。
つづく