恋心が芽吹く頃~Blooming Days~ 第1話 あらすじ

祁和元年、皇朝が変わり幼い皇帝が即位した。朝廷では闇躍が横行し、丞相は必死に支えるも、情勢は不安定だ。大将軍の賀雲朔(がうんさく)は功績により安(あん)王に封じられ、辺境の曲涼(きょくりょう)へと赴任した。そこは荒れ果てた地だったが、30年の歳月をかけて賀雲朔(がうんさく)は武力で乱を鎮め、教育で民を教化し、曲涼(きょくりょう)を楽土へと変貌させた。

そんな中、老王爷の側室選びが行われることになった。本来は宮廷のよくある出来事だが、今回は皇帝の意向により、側室は老王爷の後妻となることが決まった。馮家は普通の家庭だが、娘の駱青蓮(らくせいれん)が運命を変えることを願っている。しかし青蓮は自由を望んでおり、権力者の玩弄物になることを拒否する。婚約破棄は失敗し、青蓮は家族に連れ戻され、屈辱と無力感に苛まれる。

側室選びの日、安(あん)王府では側室の慕海瑶(ぼかいよう)が権力を握っていた。彼女は冷酷で、使用人に少しの不満でも容赦なく罰を与える。慕海瑶(ぼかいよう)は侍女の如画(じょが)に美女を探させるが、なかなか気に入る人が見つからない。一方、宮廷の争いに巻き込まれたくない駱青蓮(らくせいれん)は、わざと醜く装って選考を避けようとする。しかし、先王妃の侍女である錦芳嬷嬷(きんほう まま)に見破られてしまう。錦芳は先王妃に深い愛情を抱いており、青蓮が先王妃に価ていることから、同情して助けることにする。

一方、賀雲朔(がうんさく)の息子である賀連信(がれんしん)と賀連修(がれんしゅう)は、それぞれ思惑を抱いていた。賀連信(がれんしん)は世俗を離れ、自由気ままに生きることを望んでいる。一方、賀連修(がれんしゅう)は野心家で、正妻の阮之湄(げんしび)と一緒に式典を見に来たが、慕海瑶(ぼかいよう)から冷たくあしらわれる。

駱青蓮(らくせいれん)は恋人である呂北逸(りょほくいつ)と「偽の胎記」作戦を計画し、選考を免れようとするが、慕海瑶(ぼかいよう)に見破られてしまう。慕海瑶(ぼかいよう)は目的を達成するため、馮家を陥れ、清廉な役人の駱容(らく よう)を冤罪に陥れ、馮家の安全を脅迫して青蓮を屈服させる。青蓮は家族と愛の間で苦悩するが、最終的に家族のために呂北逸(りょほくいつ)との婚約を破棄し、安(あん)王府の門をくぐる。

王府に入ると、駱青蓮(らくせいれん)は複雑な生活と慕海瑶(ぼかいよう)の執拗な嫌がらせに直面する。しかし、錦芳嬷嬷(きんほう まま)の出現は彼女に希望をもたらす。錦芳は青蓮と先王妃の類価点だけでなく、彼女の心の強さと優しさを感じ取り、彼女を助けることを決意する。一見すると飄々としている賀連信(がれんしん)だが、実は鋭い洞察力を持っている。彼は青蓮の特別さに目をつけ、彼女を利用して王府や朝廷を揺さぶり、権力への道を切り開こうとする。

この第1話では、自由を望む駱青蓮(らくせいれん)が王府の権力闘争に巻き込まれていく様子が描かれている。彼女の運命は、これらの高貴な人物とどのように交錯していくのだろうか?彼女は策略と陰謀に満ちた環境の中で、自分の初心と愛を守るためにどうするのか?すべてはこれから始まる…

第1話の感想

第1話は、主人公の駱青蓮(らくせいれん)が自由を奪われ、権力闘争に巻き込まれていく様子が描かれており、緊迫感と切なさが漂う展開でした。駱青蓮(らくせいれん)の強い意誌と優しさ、そして彼女を取り巻く複雑な人間模様が興味深く、今後の展開が気になります。

特に印象に残ったのは、駱青蓮(らくせいれん)が家族のために婚約を破棄するシーンです。愛する人と離れ離れになる苦しみと、家族への責任感の間で葛藤する青蓮の姿は、胸を打つものでした。また、先王妃の侍女である錦芳嬷嬷(きんほう まま)の登場も印象的でした。青蓮を助けるために立ち上がる錦芳嬷嬷(きんほう まま)の姿は、希望を感じさせます。

つづく