恋心が芽吹く頃~Blooming Days~ 第22話 あらすじ/ネタバレ

夜の王府

王府は灯火で明るく照らされているが、微妙な緊張感が漂っている。駱青蓮(らくせいれん)は体調が悪いと嘘をついて、賀連信(がれんしん)の寝所に来るのを断った。しかし、賀連信(がれんしん)は疑いを持って訪ねてきて、駱青蓮(らくせいれん)は慌てて寝床に横たわる。しかし、賀連信(がれんしん)は布団から布切れがはみ出ているのを見て、駱青蓮(らくせいれん)が自分のために服を縫っていると思い込んでしまう。

王爷の夢

その頃、王爷は夢の中で麒麟が雲に乗って飛んでいるのを見る。目が覚めた後、すぐに司卜官に夢を解いてもらうと、子孫繁栄、王位継承の兆しだと聞き、大喜びする。しかし、王府の公子たちの中で、もうすぐ子供が生まれる人はいないかと聞くと、誰も答えない。そこで、王爷は各邸に人を派遣して調査を命じる。

東篱(とう り)の進言

東篱(とう り)は急いで駱青蓮(らくせいれん)に知らせ、この機会に妊娠を公表して地位を固めるべきだと進言する。しかし、駱青蓮(らくせいれん)は王府のルールを熟知しており、「貪る」ことは禁物だと考え、静観することを決意する。

南如珍(なんじょちん)の妊娠

一方、南如珍(なんじょちん)は吐き気を装い、週囲の注目を集める。太医の診察の結果、妊娠2ヶ月であることが判明する。この突然の知らせに、王爷は大喜びし、賀連信(がれんしん)も驚きを隠せない。しかし、父上の喜びを前に、賀連信(がれんしん)は疑問を飲み込む。

夫人の疑惑

王府の夫人は、南如珍(なんじょちん)の妊娠について噂を立てる。嫡夫人(ちゃくふじん)は彤冊を確認し、駱青蓮(らくせいれん)、容夫人(ようふじん)、柔夫人(じゅうふじん)と一緒に、南如珍(なんじょちん)の寝所記録と太医の診断が一緻していることを確認する。しかし、柔夫人(じゅうふじん)は彤冊の微妙な点に気づき、後の伏線となる。

元雪(げんせつ)の悲劇

王爷は元雪(げんせつ)の縁談を決めるが、元雪(げんせつ)は呂北逸(りょほくいつ)に心惹かれていた。出嫁前夜、元雪(げんせつ)は呂北逸(りょほくいつ)と密会する。二人は離れ離れになることを悲しむが、お互いの気持ちは変わらない。そこに修公子(しゅうこうし)が現れ、呂北逸(りょほくいつ)の誤解を解くために毒薬を元雪(げんせつ)に渡し、元雪(げんせつ)が持っている謎の箱を取り戻そうとする。元雪(げんせつ)は絶望と苦しみの中で毒薬を飲み、花嫁行列の中で昏倒してしまう。

呂北逸(りょほくいつ)の怒り

呂北逸(りょほくいつ)は駆けつけ、悲劇の幕を開ける。元雪(げんせつ)は緊急に王府に運ばれ、生死の境をさまよう。真相を知った王爷は激怒し、元雪(げんせつ)の行為が自分の面子を潰したとして、面会を拒否する。敬夫人は王府の門前で跪き、娘に最後の一目だけでも会わせてほしいと懇願する。于总管も説得するが、王爷の心は動かない。賀連信(がれんしん)は元雪(げんせつ)のために情状酌量を求めるが、父親から厳しく叱責され、父親を呼ぶ権利さえ剝奪されてしまう。

王府の混乱

この夜、王府内外は混乱に陥る。愛憎と誤解から生まれた悲劇が、すべての人々の運命を変えていく。

第22話の感想

第22話は、王府に大きな波紋を投げかけるエピソードでした。駱青蓮(らくせいれん)と賀連信(がれんしん)の秘密、南如珍(なんじょちん)の妊娠、元雪(げんせつ)の悲劇など、さまざまな事件が同時進行で展開し、視聴者を飽きさせません。

特に印象に残ったのは、元雪(げんせつ)の悲劇です。彼女は修公子(しゅうこうし)の策略によって毒を盛られ、生死の境をさまようことになります。彼女の無実を信じる呂北逸(りょほくいつ)の怒りや、娘を救いたいと願う敬夫人の悲しみなど、登場人物たちの感情が複雑に絡み合い、視聴者の心を揺さぶります。

つづく