恋心が芽吹く頃~Blooming Days~ 第24話 あらすじ/ネタバレ

府中再び波乱

最近、府中では再び波乱が起きています。嵐児(らんじ)の態度が急変し、駱青蓮(らくせいれん)に積極的に歩み寄り、過去の恨み辛みを忘れると誓ったことで、姉妹は和解し、再び仲良くなることが期待されています。この突然の変わり身に、府中上下は驚きを隠せませんでしたが、内心では安堵していました。

一方、賀連信(がれんしん)は駱青蓮(らくせいれん)が再び懐妊したことを知り、彼女が隠していたことを少し不満に思いながらも、新しい命の誕生が無限の希望と期待をもたらすことを喜びます。

しかし、府中の平穏は長くは続きませんでした。普段は寡黙な下人である李塘(りとう)は、愛犬の死をきっかけに心を乱し、掃除中に嵐児(らんじ)の足に埃を落としてしまい、嵐児(らんじ)から叱責されてしまいます。しかし、李塘(りとう)は珍しく仮抗し、その様子を駱青蓮(らくせいれん)が目撃してしまいます。彼女は珍しく激怒し、李塘(りとう)に長跪不起の罰を与えます。

雨の夜、李塘(りとう)の姿はひときわ孤独に見えます。東籬(とうり)と織月(しょくげつ)は心配し、織月(しょくげつ)は密かに食べ物を差し入れますが、李塘(りとう)は自分の忠誠心が姉妹の情よりも軽いのではないかと誤解し、心が苦しみます。

南如珍(なんじょちん)の策謀

その頃、宋大斉(そうたいせい)は李塘(りとう)の罰を南如珍(なんじょちん)に伝え、南如珍(なんじょちん)はこれを好機と捉え、李塘(りとう)を味方に引き入れ、駱青蓮(らくせいれん)を倒すことを企みます。南如珍(なんじょちん)は李塘(りとう)に酒を飲ませ、駱青蓮(らくせいれん)と南如珍(なんじょちん)への不満を吐露させ、李塘(りとう)を自分の駒として利用しようとします。

南如珍(なんじょちん)は李塘(りとう)の才能と野心を利用し、もし自分に協力すれば奴隷から解放し、官僚に登用することを約束します。李塘(りとう)は誘惑に負け、駱青蓮(らくせいれん)がいない隙に、元雪(げんせつ)から駱青蓮(らくせいれん)に贈られた謎の箱を盗み出します。箱の中には酒壺が入っているだけでしたが、南如珍(なんじょちん)にとっては計画の一環として十分でした。

李塘(りとう)は罪悪感に苛まれながら漣微居に戻り、駱青蓮(らくせいれん)の問い詰めと失望に言葉が出ません。そして、南如珍(なんじょちん)の強い要求を受け入れ、忠誠を誓った場所を去ります。

駱青蓮(らくせいれん)の苦難

駱青蓮(らくせいれん)の出産が近づくと、府中上下は緊張に包まれます。王爺も公子邸に臨席し、その重要性を示します。そして、駱青蓮(らくせいれん)は無事に男児を出産します。王爺は喜び、賀南昭(がなんしょう)と名付け、3歳になったら王府に迎え入れ、自ら教育することを約束します。この前例のない栄誉に、他の夫人は複雑な思いを抱きます。王爺は賀連信(がれんしん)に、駱青蓮(らくせいれん)の地位を上げ、名分を正す時が来たことを改めて伝えます。

一方、南如珍(なんじょちん)は偶然にも箱の秘密を発見します。それは皮製の地図で、詳細は不明ですが、駱青蓮(らくせいれん)の弱みであることは明らかです。南如珍(なんじょちん)は巧妙に策略を巡らし、まだ手に入れていないと週囲に伝えながら、密かに計画を進めます。

やがて、南如珍(なんじょちん)も出産を迎えます。危機的な状況の中、駱青蓮(らくせいれん)は恨みを捨てて南如珍(なんじょちん)を助け、出産を成功させますが、自身は力尽きて倒れてしまいます。賀連信(がれんしん)は駱青蓮(らくせいれん)の世話に専念し、南如珍と子供をほとんど無視します。この様子に、容夫人(ようふじん)と柔夫人(じゅうふじん)は駱青蓮(らくせいれん)の度量と知恵を痛感し、府中の波乱はまだまだ収束しないことを予感します。

第24話の感想

第24話は、府中の緊張が高まり、新たな展開を迎える重要なエピソードでした。嵐児(らんじ)の態度変化、李塘の離仮、南如珍の策謀、そして駱青蓮(らくせいれん)の苦難と喜びが複雑に絡み合い、視聴者をハラハラドキドキさせました。

特に印象的なのは、李塘の心の葛藤です。彼は忠誠心と野心の板挟みになり、苦悩する姿が描かれています。また、南如珍の冷酷さと狡猾さ、そして駱青蓮(らくせいれん)の懐の深さと強さが際立っていました。

出産シーンは、緊張感と感動が入り混じった見応えのあるシーンでした。駱青蓮(らくせいれん)の母としての強さ、賀連信(がれんしん)の愛情、そして容夫人(ようふじん)と柔夫人(じゅうふじん)の複雑な思いが伝わってきました。

つづく