永遠の桃花~三生三世~ 第14話 あらすじ/ネタバレ

離鏡(りけい)の金碧輝かしい寝宮で、彼は一人で酒池肉林に浸っていました。美女に囲まれていましたが、7万年もの歳月が経っても、司音(しいん)の影には誰も追いつくことができませんでした。彼はこれらの女性を見つめるたびに、彼女たちの姿に司音(しいん)の面影を見つけようとしましたが、結局は無駄な努力でした。

ある日、臙脂(えんじ)が訪ねてきました。彼女は愁いを浮かべて、離鏡(りけい)に離怨(りえん)の行方はわからなかったと嘘をつき、意味深な玉清昆侖扇を渡しました。扇子を見た瞬間、離鏡(りけい)の心には希望の火が灯りました。彼は臙脂(えんじ)を強く握りしめ、司音(しいん)の消息を尋ねました。臙脂(えんじ)は、扇子は東荒俊疾山で一人の女性が拾ったと告げました。離鏡(りけい)はそれを聞いて、司音(しいん)と兄たちが一緒に俊疾山に行ったという記憶が蘇り、司音(しいん)はそこにいるかもしれないと考えました。

離鏡(りけい)は急いで宮殿を出て、途中、婢女に激しく怒鳴っている玄女(げんじょ)と出会いました。玄女(げんじょ)の深い愛情と恨みにもかかわらず、離鏡(りけい)は心を動かされることなく、そのまま立ち去り、玄女(げんじょ)は7万年変わらぬ冷たさに一人取り残されました。

俊疾山に到著した離鏡(りけい)は、司音(しいん)の手がかりを求めて狂ったように探し回りましたが、何も見つかりませんでした。そして最後に、玉清昆侖扇を手に、静かな竹林の前に立ちました。夜華(やか)の仙障によって茅葺き屋根の家は巧妙に隠されており、夜華(やか)が離鏡(りけい)の到著を感知するまでは姿を現しませんでした。離鏡(りけい)は夜華(やか)に初めて会ったとき、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)上神が転生したのかと勘違いしましたが、夜華(やか)が天族の太子であると名乗ってから、自分の考え違いに気づきました。夜華(やか)は離鏡(りけい)から扇子を受け取り、司音(しいん)と墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は世を隠したと告げました。離鏡(りけい)は疑念を抱きながらも、現実を受け入れざるを得ず、落胆して立ち去りました。

一方、素素(そそ)は質素な茅屋の中で、米が尽きかけていることを心配していました。彼女はうっかり米を焦がしてしまい、さらに憂鬱な気分になりました。夜華(やか)が戻ってきて、優しく素素(そそ)を慰め、傷が癒えたら外で食料を探してくると約束しました。夜が訪れ、夜華(やか)は眠っている素素(そそ)をそっと抱き上げてベッドに寝かせました。素素(そそ)は目を覚ますと、その光景に驚きと恥ずかしさを覚えました。夜華(やか)は彼女の夜遊症を理由に気まずさを解消し、二人は温かく穏やかな時間を過ごしました。

一方、白鳳九(はくほうきゅう)は太晨宮で桃の花の間を忙しく動き回り、伝説の帝君に会えることを願っていました。司命(しめい)星君は、桃花をきっかけに白鳳九(はくほうきゅう)を帝君の前に連れて行くことを提案しました。しかし、連宋(れんそう)、司命(しめい)、成玉(せいぎょく)の協力をもってしても、帝君に少しも注意を引くことができず、彼は淡々と立ち去り、4人を面面相觑のまま残しました。

素素(そそ)と夜華(やか)は、お互いへの想いを深めていきました。家の中の食料が尽きかけていることに直面した素素(そそ)は、夜華(やか)に去るように勇気を出して言いました。しかし、夜華(やか)は恩返しを理由に、身をもって尽くすことを約束しました。素素(そそ)は意外に感じながらも、喜んで受け入れ、この縁を証明する簡単な儀式をしてほしいと願いました。夜華(やか)は素素(そそ)を山に連れて行って買い物をすることに決め、彼女に忘れられない結婚式をプレゼントしました。

茅屋の中では、赤い紗が舞い上がり、素素(そそ)は嫁入り衣装に身を包み、満面の咲みを浮かべていました。彼女は不安な気持ちを抱きながらも、夜華(やか)を信頼していました。二人は天に向かって誓いを立て、夫婦となり、生生世世一緒にいることを誓いました。素素(そそ)は愛憎分明で、もし夜華(やか)が自分を裏切ったら、二度と振り返らないと宣言しました。夜華(やか)は冗談で素素(そそ)の真面目さを解きほぐし、二人は見つめ合って咲い、平凡でありながらも真実の夫婦になりました。

第14話の感想

第14話は、離鏡(りけい)と司音(しいん)の再会を期待させる展開が続きました。離鏡(りけい)は玉清昆侖扇を手がかりに司音(しいん)を探し出し、俊疾山までやってきました。しかし、夜華(やか)の仙障によって司音(しいん)の姿を見ることはできませんでした。

一方、素素(そそ)と夜華(やか)は夫婦として生活を始めていました。素素は夜華(やか)の優しさに心を打たれ、夜華(やか)も素素の純粋さに惹かれていきました。二人は質素な暮らしながらも、幸せな時間を過ごしていました。

白鳳九(はくほうきゅう)は太晨宮で帝君に会うために奮闘していましたが、帝君は白鳳九(はくほうきゅう)に全く興味を示しませんでした。白鳳九(はくほうきゅう)の切ない想いは、見ていて切なくなりました。

つづく