永遠の桃花~三生三世~ 第17話 あらすじ/ネタバレ
夜が更けていく中、東華帝君(とうかていくん)は酔っ払った白鳳九(はくほうきゅう)を抱きかかえ、太晨宮へとゆっくりと歩いていきます。連宋(れんそう)に出くわすと、彼は夜華(やか)にいたずらっぽく、「青丘の婿になるのは大変そうだなぁ」と咲います。東華は軽く鼻を鳴らし、何も言わずに白鳳九(はくほうきゅう)を仙娥の部屋に寝かせます。彼女は眠りの中でも「東華」と呼び続け、東華の心は波立っていきます。
朝が明け、白鳳九(はくほうきゅう)は二日酔いから目覚めます。昨日の自分の失態を思い出し、頬を赤らめ、東華の前に出て謝罪します。東華はわざとらしく知らないふりをして、白鳳九(はくほうきゅう)の言葉から、白浅(はくせん)がかつての司音(しいん)上仙であり、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)上神の仙体が青丘の狐の洞窟で休養していることを巧みに聞き出します。彼はその事実を胸に秘めます。
時は流れ、1年9ヶ月が経ちました。夜華(やか)は茅葺屋根の家に帰ります。素素(そそ)は涙を流し、彼が長く帰ってこないこと、自分が年老いていくことを心配します。夜華(やか)は優しく彼女を抱きしめ、2人が永遠に一緒にいられる方法を探していること、もう少し時間がかかると約束します。夕食時、素素(そそ)の期待に答えられず、夜華(やか)はこれから旅に出ることを口にすることができませんでしたが、素素(そそ)の強い希望を受け、彼女を一人にすることができず、一緒に連れて行くことを決意します。
翌日、素素(そそ)は男装をし、夜華(やか)から贈られた玉清昆仑扇を手にします。その法器の力については知りませんが、とても大切に思っています。2人は苦労の末、長海に到著します。途中で鲛人族に出くわし、夜華(やか)は素素(そそ)を木の後ろに隠し、一人で戦います。その時、西海二皇子の疊風(ちょうほう)が部下を連れて通りかかり、玉清昆仑扇を持つ素素(そそ)と墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)に価た夜華(やか)を見て、驚きと疑いを抱きます。しかし、夜華(やか)が天族の太子であることが明らかになり、誤解は解け、長海仙境へと案内されます。
夜華(やか)と疊風(ちょうほう)が重要な話し合いをしている間、素素(そそ)はぶらぶらと歩き回っているうちに、長海の二皇女が鲛人族の首領との結婚を拒否しているという話を耳にします。しかし、公主に見つかってしまい、幸いにも夜華(やか)が駆けつけて助けてくれます。素素(そそ)は長海の景色に感嘆しますが、桃の香りを懐かしみます。夜華(やか)は思い付き、法力を使って素素(そそ)を折顔(せつがん)の十裏桃林に瞬間移動させます。満開の桃の花に素素(そそ)は大喜びし、2人はこっそりと折顔(せつがん)の桃花醉を盗みます。素素(そそ)は酒を飲みながら、昔の夢を思い出しているかのようです。
天宮では、東華と連宋(れんそう)が将碁を指しながら、夜華(やか)と白浅(はくせん)が月初三に結婚式を挙げることについて話しています。連宋(れんそう)は、白浅(はくせん)がまた婚約破棄されるのではないかとからかいますが、東華は少し疑わしそうな表情を浮かべます。そのとき、ちょうど白鳳九(はくほうきゅう)がお茶を持ってきます。連宋(れんそう)の言葉を聞いた彼女は、怒って叔母を擁護し、連宋(れんそう)と口論になります。東華は静かに様子を見守りながら、白鳳九(はくほうきゅう)の率直さに少し感心します。
青丘では、婚約の知らせを受けた狐(こ)帝と狐后(ここう)は、白浅(はくせん)の姿が見つからないことを心配し、婚約破棄も考えます。折顔(せつがん)と白真(はくしん)は、白浅(はくせん)が東皇鍾を封印した際に負った怪我で万年休養が必要であることを理由に、一時的に婚約を延期し、白浅(はくせん)の行方を探すことを提案します。
一方、長海の二皇女・緑袖(りょくしゅう)は夜華(やか)に一目惚れし、鲛人族の力を利用して夜華(やか)を仙人にすることで、素素(そそ)の地位を奪おうと企みます。それを聞いた素素は、夜華(やか)が本当に仙人になりたいのか、自分が彼の仙道を追求する際の邪魔にならないかと、複雑な気持ちになります。
それと同時に、離怨(りえん)が翼界から脱走します。母が長海の鲛人族と関係があるため、長海に逃れ、鲛人族の力を借りて離鏡(りけい)に対抗しようとします。新たな波乱が静かに近づいてきています。
第17話の感想
第17話は、さまざまな出来事が起こり、今後の展開が気になる回でした。特に印象に残ったのは、以下の3点です。
- 白鳳九(はくほうきゅう)の酔っ払い姿と東華の仮応: 白鳳九(はくほうきゅう)が酔っ払って東華に甘えるシーンは、とても可愛らしく、見ていてほっこりしました。また、普段はクールな東華が、白鳳九(はくほうきゅう)の酔っ払った姿に戸惑いながらも、優しく対応している様子が印象的でした。
- 夜華(やか)と素素の再会: 夜華(やか)が茅葺屋根の家に戻り、素素と再会するシーンは、とても感動的でした。素素は夜華(やか)を心配し、夜華(やか)は素素を愛おしそうに抱きしめる姿が、見ていて心が温まりました。
- 長海での出会い: 夜華(やか)と素素が長海でさまざまな人と出会い、新たな展開を迎えるシーンは、とてもワクワクしました。特に、鲛人族の二皇女・緑袖(りょくしゅう)が夜華(やか)に一目惚れするシーンは、今後の三角関係の行方が気になりました。