永遠の桃花~三生三世~ 第3話 あらすじ/ネタバレ

時は流れ、楽しい日々を過ごした離鏡(りけい)は、寝宮で多くの美人と戯れていました。一方、酔いから覚めた司音(しいん)は、よろよろと離鏡(りけい)のもとへ向かいます。司音(しいん)の問いに、離鏡(りけい)は彼女が10日間眠っていたことを告げます。驚愕した司音(しいん)は、九師兄令羽(れいう)の安否を気にかけて離鏡(りけい)に尋ねます。離鏡(りけい)は令羽(れいう)の頑固さと絶望を語り、手首を切り湖に飛び込んだり、絶食して抵抗したことを明かし、司音(しいん)の心を痛めます。

さらに司音(しいん)を絶望させたのは、擎蒼(けいそう)が四海八荒に親族儀式の喜帖を送りつけたことです。大典の前に九師兄に会うことは不可能でした。絶望のあまり、司音(しいん)は離鏡(りけい)に手紙を届けてくれるように頼みますが、突然の大皇子の訪問によってその願いは中断されてしまいます。離鏡(りけい)は機敏に司音(しいん)を自分の下に隠し、歓を楽しんでいるふりをして大皇子の質問を巧みにかわします。事後、離鏡(りけい)は司音(しいん)の男装を見抜き、司音(しいん)は仕方なく真実を打ち明けます。

離鏡(りけい)は初三に司音(しいん)を大紫明宮から逃がすことを約束します。司音(しいん)は彼の動機を理解できず、離鏡(りけい)は二人は違う種族だが、友情が芽生え、司音(しいん)を親友だと思っていると打ち明けます。司音は感動し、どんな未来であろうとも、離鏡(りけい)を友として大切にすることを約束します。離鏡(りけい)は妹の臙脂(えんじ)のことを気にかけて、司音に臙脂(えんじ)を一緒に連れて行ってくれないかと尋ねます。司音は難しさを感じながらも、彼の苦悩を理解します。

司音の女性であることを知った離鏡(りけい)は心を乱し、蓮池のほとりで酒を飲んで憂さを晴らします。小妖が近づいても、彼の心には司音の姿しかなく、袖を払って立ち去ります。帰る途中、臙脂(えんじ)と出会い、二人は司音のことについて話し、無力感を感じます。臙脂(えんじ)は翼族と天族の恋がうまくいかないことを知っており、名残惜しさはあっても現実を受け入れるしかありません。

夜が更けると、酔っ払った離鏡(りけい)は司音の部屋に乱入し、彼女への想いを打ち明けます。驚いた司音は離鏡(りけい)を押し退け、彼を寝かせた後、複雑な気持ちになります。翌日、離鏡(りけい)は昨夜のことを曖昧に覚えており、気まずそうに逃げ出します。

東華帝君(とうかていくん)は擎蒼(けいそう)が喜帖を配っていることを知り、戦いが始まるのではないかと心配し、星宿を大紫明宮に派遣して詳細を調べさせ、特に擎蒼(けいそう)の息子の様子を気にかけています。崑崙虚では、司音と令羽(れいう)の窮状を知った弟子たちが激昂し、救出に向かおうとします。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は及時に閉関から戻り、彼らの衝動的な行動を製止し、自らが翼族に向かうことを決意し、二師兄に崑崙虚の守りを任せます。

蓮池のほとりで心配そうにしている司音のもとに臙脂(えんじ)が訪れ、何か言いかけますが、司音も女性であることに気づきます。その時、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が現れ、司音は喜びます。師匠と弟子は令羽(れいう)を救出することを決意します。離鏡(りけい)はそれを密かに見守っていました。

救出作戦は手に汗握るものでした。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)と擎蒼(けいそう)は激闘を繰り広げ、離鏡(りけい)の助けもあって3人はなんとか逃げ出すことに成功します。しかし、離鏡(りけい)は父を裏切ったことで擎蒼(けいそう)に捕らわれてしまいます。大皇子はひそかに喜び、状況はますます複雑になっていきます。

司音は天劫に直面し、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は彼女を空山に連れて行き、術を使って彼女を守り、一人で天雷の刑を受けます。司音は師匠が苦しむ姿を見て心を痛めます。天劫を乗り越えた司音は上仙に昇進しますが、体力の限界に達して気を失ってしまいます。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は傷を押し隠して司音・ 崑崙虚に連れ帰り、丁寧に看病します。

司音は目を覚ますとすぐに師匠を探しますが、大師兄は彼女に精進して修行するように諭し、二度と師匠に苦労をかけないようにと説きます。司音はうなずき、心の中でさらに努力して修行し、師匠の期待に応えようと決意します。

第3話の感想

第3話は、司音と離鏡(りけい)の関係が大きく進展する回でした。酔いから覚めた司音は、九師兄令羽(れいう)の安否を気にかけて離鏡(りけい)に尋ねます。しかし、令羽(れいう)は絶望のあまり手首を切り湖に飛び込んだり、絶食して抵抗したことを知り、司音は絶望します。さらに、擎蒼(けいそう)が四海八荒に親族儀式の喜帖を送りつけたことで、司音は令羽(れいう)に会うことは不可能になってしまいました。

つづく