永遠の桃花~三生三世~ 第37話 あらすじ/ネタバレ

大紫明宮の戦いの後

白浅(はくせん)は仙力を使い果たし、夜華(やか)の腕の中で倒れてしまう。夜華(やか)は離鏡(りけい)に「お前がどうするか見届けろ」と言い残し、白浅(はくせん)を抱えてその場を去る。

幻術で人々を惑わせていた玄女(げんじょ)は、白浅(はくせん)の術によって本来の姿に戻る。しかし、その残酷な現実を受け入れられず、自らの目を潰してしまう。離鏡(りけい)は玄女(げんじょ)に複雑な思いを抱きながらも、翼界の安寧のために彼女を極寒の地へ幽閉する。

玄女(げんじょ)は極寒の地牢で、同じく幽閉されていた離怨(りえん)と出会う。離怨(りえん)は玄女(げんじょ)をそそのかし、脱出を企てる。玄女(げんじょ)はわずかな希望に心が揺れるものの、それが葉わぬ夢であることを悟る。

青丘と天宮

夜華(やか)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の仙体と白浅(はくせん)を青丘に連れ帰る。白浅(はくせん)は重傷のため眠り続ける。夜華(やか)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)について直接尋ねることはなかったが、その顔を見て複雑な思いに駆られる。

天宮に戻った夜華(やか)は、連宋(れんそう)に七万年前の墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)と司音(白浅(はくせん))の関係を尋ねる。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が司音(しいん)を守るために瑶光上神(ようこうじょうしん)と戦ったことを知り、不安を覚える。白浅が自分との縁を忘れたのは、七万年もの間、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)を想い続けていたからではないかと考える。

青丘の狐洞では、白浅が目を覚ます。そこには、心配そうに彼女を見守る畢方(ひほう)がいた。白浅は最初は四哥の幻術かと思ったが、それが本物の畢方(ひほう)であることを知る。畢方(ひほう)は桃林を守る退屈さを紛らわすために白浅を訪ねてきたと言い、彼女のために命を捧げてもいいと告白する。

白浅は突然の告白に戸惑いながらも、夜華(やか)が薬を持って部屋に入ってきたことで、気まずい雰囲気になる。

夜華(やか)は畢方(ひほう)を無視し、白浅の側に歩み寄る。白浅は気まずさを紛らわすために眠気を訴えるが、夜華(やか)は部屋を出ようとしない。そして、白浅が自分に対して本心で接していないのではないかと問う。

白浅は礼儀を理由に畢方(ひほう)の好意を断り、夜華(やか)がそばで看病してくれたことに感謝する。そして、「恩返し」というたとえを使って、夜華(やか)との婚約と真心について問いかける。

夜華(やか)は白浅の言葉に少し動揺し、彼女に近づいて自分への特別な思いを語ろうとする。白浅は突然の親密さに戸惑いながらも、夜華(やか)の誠実さに心を動かされる。二人の関係は、一歩前進したように感じられた。

第37話の感想

第37話は、白浅と夜華の関係に大きな進展が見られた回だった。白浅は夜華に命を救われ、夜華は白浅への想いを改めて自覚する。二人の距離が縮まり、今後の展開が楽しみだ。

特に印象に残ったのは、白浅と夜華の会話シーンだ。白浅は夜華の真心に感謝し、夜華は白浅への特別な思いを語ろうとする。二人のやり取りは、お互いを大切に思う気持ちが伝わってきて、とても感動的だった。

また、畢方(ひほう)の告白も印象的だった。畢方は白浅のために命を捧げてもいいと告白し、白浅は戸惑いながらも感謝の気持ちを表す。畢方の純粋な気持ちに心が温まった。

つづく