永遠の桃花~三生三世~ 第4話 あらすじ/ネタバレ

昆仑虚の静寂の中で

司音(しいん)は離鏡(りけい)の熱い想いに戸惑いを隠せない。種族と責任の壁が立ちはだかる中、彼女はただ黙って避けるしかできない。しかし、大師兄の介入により、複雑な感情はさらに激しく揺れ動く。大師兄は離鏡(りけい)に剣を向け、離鏡(りけい)は旧情を思い返し、抵抗しない。その瞬間、九師兄と司音(しいん)は離鏡(りけい)をかばい、彼の逃亡を促す。司音(しいん)は離鏡(りけい)に早く去るよう懇願するが、彼は必ず戻ってくると約束する。大師兄は子闌(しらん)に離鏡(りけい)を追わせると、彼が封印された洞窟に迷い込んだことを知る。その洞窟には邪悪な気が漂い、背筋が凍る思いだ。

一方、司音(しいん)は玄女(げんじょ)と共に昆仑虚の景色を散策する

玄女(げんじょ)は好奇心旺盛に大師兄と離鏡(りけい)の衝突について尋ねるが、司音(しいん)は心乱れて多くを語ろうとしない。玄女(げんじょ)は翼君擎蒼(けいそう)の仮逆心を口にするが、司音(しいん)は師匠がいる限り翼族は恐れるに足らないと自信満々に答える。二人が話していると、火麒麟(かきりん)が慌てて駆けつけ、離鏡(りけい)が洞窟で火鳳凰(かほうおう)に襲われ、危機的状況にあると告げる。

知らせを聞いた司音(しいん)はすぐに洞窟へ向かい、玉清昆侖扇の力で火鳳凰(かほうおう)を製圧する

霊宝天尊(れいほうてんそん)は封印の異変を感知して姿を現す。実はこの火鳳凰(かほうおう)は天尊が封印したもので、昆仑虚の仙気で邪気を浄化しようとしていたのだ。天尊は司音(しいん)と離鏡(りけい)の介入に謝罪し、破雲扇を贈る。司音(しいん)は感謝の気持ちと共に、扇を大切に使うことを約束する。

その後、司音(しいん)は負傷した離鏡(りけい)を昆仑山の麓の別の洞窟に運び、手厚く看病する

離鏡(りけい)は司音(しいん)を守れず、逆に彼女を危険に晒してしまったことを悔やむ。司音(しいん)は離鏡(りけい)を慰め、昆仑虚を自由に往来できる符を授ける。同時に、自分の女であることを秘密にするよう釘を刺す。

同じ頃、玄女(げんじょ)の母が昆仑虚に現れ、玄女(げんじょ)を無理やり連れ戻して黒熊精(こくゆうせい)と結婚させようとする

玄女(げんじょ)は大師兄に助けを求めるが、大師兄は説得を試みるも玄女(げんじょ)の母を翻意させることはできない。その時、司音と子闌(しらん)が現れ、大師兄を西海二皇子の身分であると偽り、玄女(げんじょ)の母を一時的に説得し、玄女(げんじょ)を数日滞在させることに成功する。しかし、この行動は大師兄の不快感を買い、玄女(げんじょ)に対して特別な感情はないと明言し、玄女(げんじょ)の心に落胆と不満を生じさせる。

療養中の離鏡(りけい)は司音への想いを募らせ、符に情詩を書き、火麒麟(かきりん)に託して司音に渡す

司音は情詩を読んで恥ずかしさを感じながらも、心の動揺を隠せない。火麒麟(かきりん)が離鏡(りけい)の自殺願望を告げると、司音は心配のあまり洞窟へと急ぐ。実は離鏡(りけい)は司音の気持ちを試すために死んだふりをしていたのだ。司音の「あなたが目覚めたら、私は承諾します」という言葉に離鏡(りけい)は大喜びし、二人はついに心を通わせ、愛を確かめ合う。

翌日、司音は早課を行うが、心は依然として東皇鍾のことでいっぱいだ

彼女は師匠が修行から戻ったら相談しようと決意する。早課を終えた司音は山を下りて離鏡(りけい)に会いに行こうとするが、玄女(げんじょ)に止められる。玄女(げんじょ)は司音の最近の行動が怪しいことに気づき、問い詰められた司音は仕方なく離鏡(りけい)の隠れ家を明かす。玄女(げんじょ)は興味津々で、司音に一緒に連れて行ってくれるよう頼む。司音は断りきれず、承諾する。

洞窟の中で、玄女(げんじょ)は離鏡(りけい)と対面し、心の中で思いを巡らす

司音と離鏡(りけい)の愛は、数々の困難を乗り越えてさらに強固なものとなる。しかし、未来は長く、彼らが数々の障害を乗り越えて共に歩むことができるかどうかは、まだ分からない。

第4話の感想

第4話は、司音と離鏡(りけい)の複雑な関係がさらに深まる回でした。離鏡(りけい)の熱い想いに戸惑う司音、そしてそれを複雑な気持ちで見守る玄女(げんじょ)。それぞれが自分の想いを抱えながら、物語は進んでいきます。

特に印象的だったのは、離鏡(りけい)が火鳳凰(かほうおう)に襲われたシーンです。司音は玉清昆侖扇の力で火鳳凰(かほうおう)を製圧し、離鏡(りけい)を救います。このシーンは、司音の強さと優しさを同時に表現しており、とても感動的でした。

また、離鏡が死んだふりをしたシーンも、二人の関係を象徴するようなシーンでした。司音の「あなたが目覚めたら、私は承諾します」という言葉は、離鏡への愛情をストレートに表現しており、見ていてキュンキュンしました。

しかし、二人の恋路は決して平坦ではありません。玄女(げんじょ)の存在や、種族の違いなど、様々な障害が立ちはだかっています。果たして、二人はこれらの障害を乗り越えて、幸せになることができるのでしょうか?今後の展開が楽しみです。

つづく