永遠の桃花~三生三世~ 第41話 あらすじ/ネタバレ
折顔(せつがん)上神は昆仑虚での調査を終え、疑惑が確信に変わると、急いで西海へと向かいました。畢方(ひほう)鳥を呼び寄せ、何か重要な事のため、2人は急いで西へ飛び立ちました。
一方、白浅(はくせん)上神は心配で眠れず、ようやく眠りについたと思ったら、奈奈(だいだい)の慌てた声で起こされました。原來、阿離(あり)は昨日、果実酒を飲んでしまい、奈奈(だいだい)は白浅(はくせん)の指示に従って彼を連れ戻しましたが、阿離(あり)は眠ったまま、顔色が赤くなる一方です。奈奈(だいだい)は心配でたまりません。白浅(はくせん)は阿離(あり)を診察し、酒に弱い体質で、翌朝まで起きないだろうと判断し、奈奈(だいだい)を安心させて休ませ、阿離(あり)の看病を続けました。
翌朝、阿離(あり)はまだ眠っていましたが、熱は下がり、顔色も正常に戻りました。奈奈(だいだい)は少し安心しました。その時、霊宝天尊(れいほうてんそん)から温泉療養の招きがあり、白浅(はくせん)は奈奈(だいだい)に阿離(あり)の看病を続けさせ、天泉へと向かいました。
しかし、白浅(はくせん)が去って間もなく、素錦(そきん)が一攬芳華にやってきました。彼女は白浅(はくせん)を恐れていますが、側妃の地位を確実なものにするため、様子を見に来たのです。奈奈(だいだい)は素錦(そきん)を激しく憎んでおり、素素(そそ)が彼女に陥れられたことを思い出し、強く拒否しました。素錦(そきん)は中に入ることができず、さらに嫉妬心を募らせ、夜華(やか)が白浅(はくせん)のためにしたことすべてに不満を漏らします。
白浅(はくせん)は道中で2人の小仙娥(しょうせんが)に出会いました。2人は素錦(そきん)の宮殿に仕えており、白浅(はくせん)は年老いていて夜華(やか)の妻にふさわしくないなどと噂していました。白浅(はくせん)は怒りませんでしたが、このような噂を嫌って、2人を天宮から追い出しました。気分を害した白浅(はくせん)は、一攬芳華に戻って、温泉に浸かりながら読む本を探そうとしました。
夜華(やか)が一攬芳華に戻ると、阿離(あり)はまだ眠っており、心配して薬王のもとへ連れて行こうとします。門口で戻ってきた白浅(はくせん)と出会い、2人は阿離(あり)のことで言い争いになりました。夜華(やか)は白浅が阿離(あり)の酔いに無頓著だったことを責め、白浅は夜華(やか)が甘やかしすぎると仮論し、阿離(あり)の生母のことまで口に出してしまいます。2人は不機嫌になり、別れました。
奈奈(だいだい)は阿離(あり)がいなくなったことに気づき、素錦(そきん)に連れ去られたと思い込んで探し回ります。白浅から真相を聞かされて、夜華(やか)が阿離(あり)を薬王のもとへ連れて行ったことを知って安心しました。白浅は奈奈(だいだい)の話から、素錦(そきん)と阿離の生母との間に複雑な関係があることを察しますが、天君(てんくん)の命令で深く追求することはしませんでした。
薬王は診察後、夜華(やか)に阿離は酔っているだけで、醒酒湯を飲めば夕方前には目覚めると告げました。夜華(やか)はようやく安心し、駆けつけた連宋(れんそう)も阿離が無事で安堵しました。しかし、夜華(やか)の顔にはまだ心配の色が隠せず、何か心事があるようでした。
一方、天宮では天君(てんくん)が司命(しめい)と帝君の劫難について話し合っていました。人間界で帝君が闇殺されそうになっていることを知り、皆は運命だと咲います。天地の主である帝君は、この劫難を乗り越えてくれるだろうと。天宮ではそれぞれが思いを秘め、阿離の酔いが原因で起こった騒動は静かに収束していきましたが、それぞれの心に異なる波紋を残しました。
第41話 感想
第41話は、阿離の酔いが原因で起こる騒動を中心に、様々なキャラクターの心情が描かれた回でした。
白浅と夜華(やか)の夫婦関係は、阿離の教育方針の違いや阿離の生母の問題など、様々な問題を抱えていることが明らかになりました。素錦(そきん)の登場は、白浅と夜華(やか)の間にさらに溝を作り、今後の展開が気になります。
つづく