永遠の桃花~三生三世~ 第44話 あらすじ/ネタバレ
白浅(はくせん)は夜華(やか)との水宮での会話を思い出し、複雑な気持ちで居室に戻ると、兄である白真(はくしん)が訪ねてきます。白真(はくしん)は白浅(はくせん)の表情から何かあったと察し、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の帰還が原因かと尋ねます。白浅(はくせん)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の帰還も夜華(やか)とのちょっとした言い争いも原因だと苦咲します。
白真(はくしん)は白浅(はくせん)と夜華(やか)の仲をからかい、特に阿離(あり)の酔っ払いぶりを面白おかしく話します。夜華(やか)もきっと動揺しているだろうと咲います。
話題を変えた白真(はくしん)は、白浅(はくせん)が夜華(やか)に本当に心を動かされているのか、嫉妬を感じているのかと尋ねます。白浅(はくせん)は14万年も生きてきたのに、簡単に心を動かされるはずがない、ましてや相手は9万歳も年下だと驚きます。しかし、よく考えてみると、素錦(そきん)側妃への嫌悪感、夜華(やか)の評価に対する敏感さ、そして夜華(やか)に強引にキスされて狼狽した様子など、自分がすでに恋に落ちていることを自覚します。白真(はくしん)は年齢は問題ではなく、心が通じ合っていることが重要だと励まし、自分の気持ちを素直に受け入れるように勧めます。
白真(はくしん)は、夜華(やか)が青丘で過ごした4ヶ月間について尋ね、もし彼が去ったら後悔するかと問います。白浅(はくせん)は夜華(やか)との思い出が蘇り、彼の存在に慣れてしまったこと、平凡だけど温かい日々が懐かしくなっていることに気づきます。白真(はくしん)は白浅(はくせん)が夜華(やか)に深く心を寄せていると確信し、父に話して二人の結婚を早めようと決意します。
夜が訪れ、白浅(はくせん)は夜華(やか)の寝殿を訪れて結魄灯を取りに行きます。そこで夜華(やか)が一人で酒を飲んでいるところに出くわします。夜華(やか)は白浅(はくせん)に結魄灯の使い方を教え、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の世話をしてくれたことに感謝します。白浅(はくせん)は灯から凡人の気配を感じ、素素(そそ)だった頃の記憶が蘇り、心がざわつきます。夜華(やか)の助けに感謝し、お礼に何かできないかと尋ねます。夜華(やか)は自分の願いは白浅(はくせん)ただ一人だと告白します。
突然の告白に白浅は戸惑いますが、夜華(やか)に抱き上げられ、ベッドへと運ばれます。二人は情熱に身を任せ、互いの世界に浸ります。夜中に目を覚ました夜華(やか)は、複雑な気持ちで白浅を見つめ、これが最後になるかもしれないと思ってしまいます。白浅は今まで感じたことのない幸福を感じ、夜華(やか)の胸の傷跡を撫でながら、その原因を尋ねます。夜華(やか)は鲛人族との戦いは天君(てんくん)を欺くための策略だったと明かし、自由な生活への憧れを吐露します。そして、束縛から逃れて真の愛を追求した二叔の桑籍(そうせき)を羨ましがります。
この一夜は、白浅と夜華(やか)の愛を深めると同時に、お互いへの理解と信頼を深めることになりました。未来は不確実ですが、二つの心はしっかりと結びつき、これから訪れる嵐に共に立ち向かうことを決意します。
第44話の感想
第44話は、白浅と夜華(やか)の心の変化が描かれた回でした。白浅は夜華(やか)との関係に戸惑いながらも、徐々に彼に惹かれていく様子が丁寧に描かれていました。夜華(やか)もまた、白浅への想いを自覚し、彼女への愛情をストレートに表現していました。
特に印象的だったのは、白浅が夜華(やか)の寝殿を訪れたシーンです。結魄灯を取りに行った白浅は、夜華が一人で酒を飲んでいるところに出くわします。そこで夜華は、白浅への想いを告白し、二人は情熱的な一夜を過ごします。このシーンは、白浅と夜華の愛の深さを表現するだけでなく、二人の関係が大きく前進するターニングポイントとなりました。
また、白真(はくしん)と白浅の会話も興味深かったです。白真(はくしん)は、白浅が夜華に嫉妬していることを指摘し、自分の気持ちを素直に受け入れるように勧めます。白浅は白真(はくしん)の言葉に背中を押され、夜華への想いを自覚するようになります。
つづく