永遠の桃花~三生三世~ 第49話 あらすじ/ネタバレ

白浅(はくせん)は天宮から青丘に戻り、夜華(やか)との結婚を心待ちにしていました。彼女はすぐに二哥の白奕(はくえき)と四哥の白真(はくしん)を見つけ、夜華(やか)との早婚を望む気持ちを率直に打ち明けます。白奕(はくえき)は、結婚は狐(こ)帝と天君(てんくん)が決めたことだと知っていますが、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が白浅(はくせん)の心の中で揺るぎない存在であることを心配していました。白浅(はくせん)は、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は自分にとって師であり父であり、恩義は深いものの、男女の情においては夜華(やか)しかいないことを明らかにします。白真(はくしん)と白奕(はくえき)は納得し、白浅(はくせん)の決断を支持します。

白浅(はくせん)は、九重天に天妃として君臨しながら、青丘の女帝の職を兼任することはできないと考え、姪の白鳳九(はくほうきゅう)に帝位を譲ることにしました。彼女は成玉(せいぎょく)に内密に、白鳳九(はくほうきゅう)を天宮に呼び寄せます。白鳳九(はくほうきゅう)は、東華帝君(とうかていくん)との関係があるのではないかと疑います。白浅(はくせん)は多くを語らず、白鳳九(はくほうきゅう)に何かあれば四哥に助けを求めるように告げ、急いで天宮に戻って阿離(あり)と夕食を共にし、慈母の心を示します。白真(はくしん)でさえ、彼女は継母としてよくやっていると言います。

白真(はくしん)は喜びを胸に、桃林へ行き、折顔(せつがん)に2つの良い知らせを伝えます。白鳳九(はくほうきゅう)が女帝に就任したこと、そして白浅(はくせん)と夜華(やか)の婚期が近いことです。しかし、折顔(せつがん)は心配を隠せません。彼は、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が白浅(はくせん)を愛していることを知っていましたが、縁あって言葉にすることができませんでした。折顔(せつがん)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)を残念に思いながらも、どうすることもできません。

白浅(はくせん)は洗梧宮に戻りましたが、夜華(やか)の姿はなく、伽昀(かうん)だけが待っていました。伽昀(かうん)は夜華(やか)の命に従い、白浅(はくせん)を蓮池に案内します。石の欄幹に触れると、白浅(はくせん)は幻影のようなものが見えます。それは、白い布で目を覆った女性がよろめきながら歩いている姿で、彼女は見覚えがあるような気がしました。蓮池に著くと、霧の中、夜華(やか)は多くの神々を連れて石の台の上に立ち、白浅(はくせん)に正式に天妃としての地位を告げます。これにより、白浅の心は晴れ渡ります。

夜華(やか)は、四神獣の災いにより、すぐに劫難を経験することになると白浅に告げます。白浅は不満に思いますが、受け入れるしかありません。彼女は、劫難を避けるために婚期を10月に延期することを提案し、夜華(やか)が人間界で長い人生を送ることで何かが起こるのではないかと心配します。夜華(やか)は、この世の命簿は空白であり、すべては縁次第だと咲います。白浅は、たとえ夜華(やか)が前世の記憶を忘れても、他の女性に近づいてはいけないと厳重に警告します。彼女は、自分の目には砂粒一つも許せないと。夜華(やか)は白浅の頬を撫で、もし本当に他の女性が現れたら、彼女を青丘に連れ戻して一緒に過ごしたいと冗談を言います。2人は、夜華(やか)が劫難から戻ってきたら、一緒に青丘に行こうと約束します。

一方、白真(はくしん)は白鳳九(はくほうきゅう)にせがまれ、仕方なく彼女を連れて天宮に忍び込み、成玉(せいぎょく)に会わせます。白奕(はくえき)に気づかれないように、白真(はくしん)は折顔(せつがん)に西海に同行して畳庸(じょうよう)を見舞うように誘います。疊風(ちょうほう)は、畳庸(じょうよう)の容態が良くなったと告げ、折顔(せつがん)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の元神が戻ってくるのではないかと推測します。案の定、追魂術で墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の元神が畳庸(じょうよう)の体から離れたことがわかります。昆侖墟の鍾が大きく鳴り響き、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)がもうすぐ目覚めることを告げます。帝君もそれを察知します。

夜華(やか)が人間界に降りた後、白浅は青丘に戻ります。ちょうどその時、昆侖墟の鍾の音が聞こえてきて、彼女は驚愕します。白真(はくしん)と折顔(せつがん)は西海から戻ってきて、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が蘇ったという知らせをもたらします。白浅は激動して言葉が出ず、「師父は目覚めたのですか?本当に目覚めたのですか?」と何度も確認します。折顔(せつがん)は、これは夜華(やか)が修為を犠牲にしたことへの報酬だとため息をつきます。

一行は炎華洞に向かいます。白浅は司音(しいん)の姿に戻ろうとしますが、折顔(せつがん)に止められます。彼は、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は白浅が女性であることを見抜いていたが、それを明かさなかったことを明かします。白浅は洞窟に入り、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が氷の寝台に座っているのを見ます。彼の容姿は変わっておらず、7万年の時が経ったようには見えません。彼女は涙を流しながら墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)に抱きつき、「師父」と呼びます。彼女の気持ちは複雑で、言葉では言い表せません。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は優しく微咲んで彼女を呼び寄せ、今の姿も良いと言います。折顔(せつがん)と白真(はくしん)も後から入ってきて、墨淵がついに目覚めたことを喜び、4人は炎華洞の中で暖かい時間を過ごします。

第49話の感想:愛と犠牲

第49話は、感動と驚きが詰まった、心に残るエピソードでした。白浅と夜華(やか)の結婚が近づき、2人の幸せを祝福すると同時に、墨淵の蘇りという大きな展開に驚かされました。

白浅の夜華(やか)への一途な想いは、見ていて心が温まりました。彼女は、自分の幸せのために、青丘の女帝の座を白鳳九(はくほうきゅう)に譲るという決断をします。これは、彼女が夜華(やか)との未来を最優先に考えていることを示しています。

一方、夜華(やか)は白浅を守るために、四神獣の劫難に立ち向かうことを決意します。彼は、自分の命を犠牲にしても、白浅を守りたいという強い意誌を持っています。

墨淵の蘇りは、白浅と夜華(やか)にとって大きな喜びをもたらしました。しかし、墨淵が白浅への想いを胸に秘めていたという事実を知り、複雑な気持ちになりました。

つづく