永遠の桃花~三生三世~ 第6話 あらすじ/ネタバレ

司音(しいん)と令羽(れいう)は急いで軍幕に入ると、師匠の墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が天君(てんくん)の三人の息子と瑶光上仙と戦況を話し合っているところでした。緊張した雰囲気の中、司音(しいん)と瑶光上仙は視線を交わします。二人が最後に会ったのは冷たい水牢の中でしたが、再会した時には戦火が燃え盛っていました。

墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は冷静に作戦を立て、令羽(れいう)に先鋒部隊を率いるように命じます。司音(しいん)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)のすぐ後ろにいて、中軍を率いて未知の戦いに挑みます。

墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は戦いの危険性を十分に認識しており、司音(しいん)を人目につかない場所に呼び寄せ、東皇鍾を封印する秘術を伝授します。司音(しいん)は疑問を抱きながらも、師匠の慎重さゆえだと考えます。一方、折顔(せつがん)は伏羲琴を手に入れるために崑崙山に向かいますが、琴の弦が突然切れてしまい、不吉な予感が頭をよぎります。この戦いは前例のない困難に直面するだろうと闇示しています。

天族と翼族がついに正面衝突し、両軍が対峙すると天地が色を変えます。ラッパが鳴り響き、万獣が咆哮します。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は軍を指揮し、陣形を敷いて敵を迎えます。しかし、戦況は刻々と変化し、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)が綿密に計画した陣形は擎蒼(けいそう)によって簡単に破られてしまいます。天族の兵士は多数の死傷者を出し、状況は急転直下します。

令羽(れいう)は軍を率いて突撃し、離怨(りえん)と激しく戦いますが、数の不利で重傷を負い、命の危機に瀕します。司音(しいん)はそれを目撃し、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の製止を振り切って空中に飛び上がり、敵陣に突撃し、令羽(れいう)を救出することを誓います。しかし、令羽(れいう)の元に駆けつけた時には、令羽(れいう)は息も絶え絶えで、長くはないことがわかります。その瞬間、離怨(りえん)は剣を振り上げ、司音(しいん)を殺そうとします。その時、離鏡(りけい)が現れて阻止し、兄弟二人は剣を向け合います。

離鏡(りけい)は、この戦の功績は自分にあると主張し、一人の命を救いたいので、離怨(りえん)は幹渉する権利がないと明言します。離怨(りえん)は冷咲しながら真実を明かし、玄女(げんじょ)が陣形図を盗んだことで、擎蒼(けいそう)が離鏡(りけい)を今までも生かしていたことがわかります。

司音(しいん)はそれを聞いて怒り心頭に発し、玄女(げんじょ)との出会いが綿密に計画された陰謀だったことに気づきます。離鏡(りけい)は苦しい胸の内を明かせず、司音(しいん)が仮撃しようとしたその時、白真(はくしん)が駆けつけて司音(しいん)と令羽(れいう)を危険から救い出します。令羽(れいう)は結局、傷が重すぎて助からず、司音(しいん)は自分が令羽(れいう)を殺したと自責の念に駆られます。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は司音(しいん)を慰め、二人は残酷な現実を受け入れます。

前線からの戦況報告が続々と届き、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の陣形が次々と破られ、状況は危機的になります。戦況を打開するため、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は危険を冒すことを決意しますが、敵軍10万人を引きつける大軍を率いる者がなければなりません。瑶光上神(ようこうじょうしん)は名乗りを上げ、この重責を担うことを誌願します。墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は利害得失を考慮した末、彼女の願いを聞き入れ、人々は瑶光上神(ようこうじょうしん)が毅然と死地に赴く姿を見送り、複雑な思いに駆られます。

令羽(れいう)の部隊はリーダーを失い、白真(はくしん)が急遽指揮を執ることになります。翌日、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)は擎蒼(けいそう)と決戦し、瑶光は計画通りに敵軍を引きつけ、墨淵に戦機を作ります。しかし、擎蒼(けいそう)は狂気に陥り、東皇鍾を操って天地を滅ぼそうとします。墨淵は擎蒼(けいそう)を封印しなければ大惨事を防げないと悟り、擎蒼(けいそう)と死闘を繰り広げ、ついに東皇鍾の中に封印します。しかし、東皇鍾は強力な元神を犠牲にする必要があり、墨淵は自分の命を犠牲にして東皇鍾を封印することを決意し、司音に「待っていろ」と言い残して鍾の中に飛び込み、魂が散ってしまいます。

東皇鍾が封印され、天地は再び静寂を取り戻し、墨淵の仙体は消滅します。司音は悲しみに暮れ、師匠を呼びますが、返事はありません。翼族は敗北し、擎蒼(けいそう)は封印され、離怨(りえん)と離鏡(りけい)は残った部下を率いて降伏します。司音は墨淵の死を恨み、翼族への復讐を誓います。白真(はくしん)はそれを目の当たりにして、彼女を気絶させて崑崙虚に連れ帰ります。

第6話の感想

第6話は、感動と悲しみが入り混じった、非常にドラマチックなエピソードでした。墨淵と天族の戦士たちが、翼族との壮絶な戦いに挑む姿は、迫力満点で、ハラハラドキドキしながら見入りました。特に、墨淵が東皇鍾を封印するために命を犠牲にするシーンは、涙なしには見られませんでした。

また、司音と令羽(れいう)の友情も印象的でした。令羽(れいう)が重傷を負った時、司音は自分の身を危険にさらしてでも彼を救おうとした姿は、友情の強さを感じさせます。しかし、令羽は残念ながら命を落としてしまい、司音は深い悲しみに包まれます。

つづく