永遠の桃花~三生三世~ 第8話 あらすじ/ネタバレ

樂胥娘娘(らくしょにゃんにゃん)が皇子を出産

樂胥娘娘(らくしょにゃんにゃん)が宮殿に戻ると、すぐに懐妊の知らせが入り、間もなく出産を迎えることになりました。7日間の難産を経て、ついに小さな皇子が誕生しました。空には鮮やかな彩雲が輝き、仙鳥が鳴き交わし、まるで神蹟のようでした。大殿では、人々が驚きを隠せません。特に大殿下(だいかでんか)は、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)上神が降臨した時と同じような瑞兆だと興奮気味に語りました。天君(てんくん)は心を揺さぶり、これが天族の新しい希望であることを悟り、夜華(やか)と名付けました。夜空の輝く星のように、天族の未来と希望を託した名前です。

白浅(はくせん)(はくせん)/と折顔(せつがん)の元に少辛(しょうしん)が現れる

一方、桃花が咲き誇る林の中で、折顔(せつがん)と白真(はくしん)が一緒に散策していると、少辛(しょうしん)と名乗る小さな蛇が現れました。彼女は白い磁器の瓶を持ち、司音(しいん)上仙から預かった大切な物だと言い、白真(はくしん)に受け取ってほしいと懇願します。白真(はくしん)はすぐにこれが白浅(はくせん)(はくせん)/の仕業だと気づきますが、仕方なく少辛(しょうしん)を狐の洞窟に連れて帰り、母親の面倒を見るように命じます。

墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)と白浅(はくせん)(はくせん)/の仙体が消失

数日後、穏やかな生活は突然の出来事で打ち破られます。折顔(せつがん)と白真(はくしん)が桃林で釣りをしていると、大師兄が慌てて駆けつけてきて、十七番目の弟子と師匠である墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の仙体が同時に消えたことを告げます。2人は驚きを隠せません。捜索の結果、隠された洞窟の中で、息も絶え絶えの白浅(はくせん)(はくせん)/と墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の仙体を見つけます。白浅(はくせん)(はくせん)/は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の仙体を不滅にするために、自らの心血をほとんど使い果たしており、命の危機に瀕していました。

白浅(はくせん)(はくせん)/を救うために狐(こ)帝が奮闘

折顔(せつがん)の診断によると、白浅(はくせん)(はくせん)/を救うには修為を渡すしかありませんでした。狐(こ)帝は真っ先に修為を渡そうとしますが、母親はそれが引き起こすかもしれない混乱を心配し、自ら手を下すことを決意します。しかし、折顔(せつがん)は上古の神獣が守る神芝草も必要だと忠告します。そこで、狐(こ)帝は神芝草を探す危険な旅に出発し、折顔(せつがん)は白浅(はくせん)(はくせん)/を守るために洞窟に残ります。

離鏡(りけい)の来訪と弟子たちの解散

一方、離鏡(りけい)は玉魂を持って崑崙虚を訪れ、司音(しいん)に過ちを償いたいと願いますが、司音(しいん)が四海を旅立ったことを知り、後悔の念に駆られます。大師兄は弟子たちに師恩を忘れないように、私怨のために大局を乱さないようにと諭し、弟子たちを解散させ、それぞれの種族に戻るように命じます。

白浅(はくせん)(はくせん)/の復活と七万年の時

1ヶ月後、狐(こ)帝は傷だらけで神芝草を手に戻ってきました。折顔(せつがん)の綿密な計画のもと、母親は無事に白浅(はくせん)(はくせん)/に修為を渡し、白浅(はくせん)(はくせん)/は蘇りました。目を覚ました白浅(はくせん)(はくせん)/は、身体は弱っているものの、喜びを隠せません。家族との楽しい会話の中で、温かい雰囲気が漂います。白真(はくしん)は白鳳九(はくほうきゅう)を連れてきて、白浅(はくせん)は可愛くて仕方がありません。

それから7万年が経ち、白浅(はくせん)は青丘を離れることはありませんでした。彼女は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)を守ることを自分の使命と考え、日夜、師匠の帰還を願い、かつての崑崙虚の栄光を取り戻すことを夢見ていました。

七万年後の白浅(はくせん)と夜華(やか)

7万年後のある日、白浅(はくせん)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の側に立ち、3日後に擎蒼(けいそう)の封印が解かれると宣言し、擎蒼(けいそう)を再び封印して四海八荒の安寧を守ることを誓います。その後、白浅(はくせん)は市場を歩き、青丘の民は皆、彼女を姑姑と呼び、平和な様子が伺えます。迷穀(めいこく)に偶然出会い、二殿下である桑籍(そうせき)が狐の洞窟に3ヶ月滞在しており、少辛(しょうしん)に恋心を抱き、白浅(はくせん)との婚約を解消して少辛(しょうしん)を妻に迎えたいと思っていることを知ります。白浅(はくせん)は冷静に受け止め、桃林に避難し、騒ぎが収まるまで待つことにします。

一方、墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)にそっくりな天族の皇太子である夜華(やか)は、二殿下が少辛(しょうしん)を連れて宮殿に入る姿を目撃し、心の中で考えを巡らせます。奏章を閲読している間に、夜華(やか)は三殿下(さんでんか)にこのことを話すと、三殿下(さんでんか)は驚きを隠せず、急いで立ち去ります。愛、権謀、そして犠牲に関する序章が静かに幕を開けます。

第8話の感想

第8話は、感動と興奮に満ちた回でした。樂胥娘娘(らくしょにゃんにゃん)の皇子誕生、白浅(はくせん)と墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の仙体の消失、そして白浅(はくせん)の復活と七万年の時を経ての決意など、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、白浅(はくせん)と墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の師弟愛です。白浅(はくせん)は墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)の仙体を不滅にするために自らの心血をほとんど使い果たしており、命の危機に瀕していました。しかし、狐(こ)帝の奮闘と折顔(せつがん)の助力により、白浅(はくせん)は蘇ることができました。白浅(はくせん)の墨淵(ぼくえん)(ぼくえん)への深い愛情と、師弟の絆の強さに感動しました。

また、七万年後の白浅(はくせん)の決意にも心を打たれました。彼女は擎蒼(けいそう)の封印が解かれることを知り、再び封印して四海八荒の安寧を守ることを誓います。墨淵の不在の中、天族の未来を背負って立つ白浅(はくせん)の姿は、頼もしくもあり、切なくもありました。

つづく