扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第21話 あらすじ/ネタバレ

長孫無極(ちょうそんむきょく)と扶揺(フーヤオ)の急展開

第21話では、長孫無極(ちょうそんむきょく)と扶揺(フーヤオ)の関係に大きな進展がありました。無極は扶揺(フーヤオ)に更衣をさせ、唐芷蓉(とうしよう)を巧みに追い出して2人きりに。浴室で、無極はバラの花を使って扶揺(フーヤオ)の正体を暴きます。無極のからかいに、扶揺(フーヤオ)は武力で玄霊真葉を奪おうとしますが、無極の方が一枚上手。2人は水中で激しい戦いを繰り広げ、扶揺(フーヤオ)の衣服は破れ、肩が露わになります。無極は扶揺(フーヤオ)を強く抱きしめ、その瞬間、扶揺(フーヤオ)は機転を利かせて玄霊真葉を奪い取ります。しかし、2人はそのまま水中に沈み、無極は思わず扶揺(フーヤオ)にキスをしてしまいます。このキスは、運命のいたずらに対する無極の妥協であり、扶揺(フーヤオ)への想いを解放するものでした。

刺客の襲撃と絆の深まり

キスの後、濡れたままの2人は微妙な雰囲気に包まれます。その時、蒙面した刺客が現れ、唐芷蓉(とうしよう)を人質にして無極を襲撃します。扶揺(フーヤオ)は逃げることもできましたが、無極と共に戦うことを選びます。刺客たちは隙を見て撤退し、負傷した無極と決意に満ちた扶揺(フーヤオ)が残されます。扶揺は無極の傷を包帯で結び、生死を共にしたことで2人の絆はさらに深まります。無極は扶揺の勇気と非凡さを称賛しますが、賭けに負けたことを理由に玄霊真葉を取り戻します。しかし、無極の目は扶揺と一生を共にしたいという決意を物語っていました。

陰謀渦巻く宮廷

翌日、無極は刺客に襲われたことを理由に出朝しませんでした。実は、宮廷の護衛を交代させるために策略を練っていたのです。斉震(せいしん)はこれに気づき、無極が自分の監視の目を外そうとしていることを察知します。斉震(せいしん)は新たな刺客を無極の側に送り込むことを決意します。

一方、後宮では扶揺が、高普若(こうふじゃく)が寒衣節の大典で水霊鏡を使用する計画を知り、警戒心を強めます。雅蘭珠(がらんじゅ)の忠告を受け、扶揺は水霊鏡を破壊するために萃梁殿に忍び込むことを決意します。彼女は宦官に扮して潜入しますが、謎の白い狐に襲われ、噛まれた後に荒れ果てた大殿に逃げ込みます。そこで水霊鏡を発見しますが、前朝の皇女・軒轅曉(けんえんきょう)に阻まれてしまいます。軒轅曉(けんえんきょう)は精神錯乱を起こしており、扶揺を鉄の檻に閉じ込め、摂坤鈴を奪い取ります。

唐芷蓉(とうしよう)は斉震(せいしん)に近づき、六宮の主になるために協力を求めますが、斉震(せいしん)は相手にしません。

斉韵(せいいん)は雲痕(うんこん)(うんこん)と共に外出しますが、逃げ出そうとした際に宗越(そうえつ)と遭遇します。宗越(そうえつ)は斉韵(せいいん)を薬で眠らせ、駆けつけた雲痕(うんこん)(うんこん)と兄弟の再会を果たします。宗越(そうえつ)は雲痕(うんこん)(うんこん)に斉震(せいしん)の真の姿と、文懿世子(ぶんいせいし)との因縁を明かし、雲痕(うんこん)(うんこん)は苦悩と葛藤に陥ります。

第21話では、無極と扶揺の複雑な関係、斉震(せいしん)と雲痕(うんこん)(うんこん)、宗越(そうえつ)の権力闘争が描かれ、太淵国に前例のない嵐が近づいていることが示唆されました。嵐の中心人物である扶揺の行動が、今後の展開を大きく左右することでしょう。

第21話の感想

第21話は、長孫無極(ちょうそんむきょく)と扶揺の関係に大きな進展があった回でした。無極は扶揺の正体を暴きながらも、彼女の強さと勇気を認めています。2人の間に芽生えた感情は、運命のいたずらでありながらも、今後大きな力となるでしょう。

また、斉震(せいしん)と雲痕(うんこん)(うんこん)、宗越(そうえつ)の権力闘争も激化の一途を辿っています。斉震(せいしん)の策略に翻弄される雲痕(うんこん)(うんこん)の姿は、見ていて胸が痛みます。宗越(そうえつ)の真意はまだ明らかになっていませんが、彼もまた大きな野心を持っていることは間違いありません。

つづく