扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第23話 あらすじ/ネタバレ
簡雪(かんせつ)の言葉で、扶揺(フーヤオ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)への想いに気づきます。その瞬間、長孫無極(ちょうそんむきょく)が2人の会話を聞いてしまいます。気まずい雰囲気の中、扶揺(フーヤオ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)に自分の気持ちを確かめようとしますが、長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺(フーヤオ)への興味は一時的なものに過ぎず、今は穏やかな伴侶を望んでいると告げます。傷ついた扶揺(フーヤオ)は、長孫無極(ちょうそんむきょく)に二度と会わないと約束し、彼の前から姿を消すことを決意します。
寒衣節の日、宮殿は賑やかな雰囲気に包まれ、簡雪(かんせつ)は扶揺(フーヤオ)に衣装と令牌を渡し、宮殿からの脱出を助けます。一方、長孫無極(ちょうそんむきょく)は祖先への祭礼中、扶揺(フーヤオ)との思い出が頭をよぎります。平民の服装に著替た扶揺は宮殿を出ようとしますが、江楓(こうふう)に止められます。江楓(こうふう)は、長孫無極(ちょうそんむきょく)が重傷を負っていることを明かし、長孫無極(ちょうそんむきょく)が扶揺を遠ざけたのは彼女を守るためだったと告げます。真実を知った扶揺は、宮殿を出ることを諦めて寒衣節の宴に向かいます。
宴では、裴瑗(はいえん)と燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)の夫婦仲が険悪になっていることが伺えます。長孫無極(ちょうそんむきょく)は3人の妃を伴って登場し、唐芷蓉(とうしよう)は扶揺の欠席を指摘します。侍女時嵐(じらん)は扶揺の体調不良を理由に誤魔化します。宴が進む中、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)は変装した扶揺と出会い、彼女に待つように頼みますが、扶揺は自分の愛の信念を貫き、目の前の人を大切にするよう促します。
宴では、ある臣下が剣舞を披露することを提案し、高普若(こうふじゃく)が水霊鏡を使って剣技を披露します。唐芷蓉(とうしよう)は嫉妬心から、高普若(こうふじゃく)の酒に毒を盛るように命じます。扶揺は偶然その場面を目撃し、唐芷蓉(とうしよう)の企みに気づきます。
高普若(こうふじゃく)の剣舞が最高潮に達した時、彼は突然暴走し、長孫無極(ちょうそんむきょく)に剣を向けます。長孫無極(ちょうそんむきょく)は巧みに危機を回避しますが、宴は混乱に陥ります。高嵩(こうそう)は娘の潔白を証明するため、酒に毒が盛られていることを指摘します。調査の結果、唐芷蓉(とうしよう)の陰謀が明らかになり、彼女は言い逃れができなくなります。
長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺の突然の出現に驚き、彼女の寛容さに群臣もざわつきます。2人は宴で直接和解しませんが、長孫無極の気遣いに扶揺は心を温めます。高普若(こうふじゃく)は治療のために連れ去られ、宴の騒動は一時的に収まりますが、扶揺と長孫無極の複雑な関係はこの夜を境に大きく変化していくことになります。
第23話の感想
第23話は、扶揺と長孫無極の関係に大きな変化が訪れた重要な回でした。簡雪(かんせつ)の言葉で自分の気持ちに気づいた扶揺は、長孫無極に想いを伝えようとしますが、彼の冷たい言葉に傷つきます。しかし、江楓(こうふう)から長孫無極が重傷を負っていることを知り、彼を遠ざけたのは彼女を守るためだったと知ると、宮殿を出ることを諦めて宴に向かいます。
宴では、唐芷蓉(とうしよう)の陰謀によって高普若(こうふじゃく)が暴走し、長孫無極が危機に陥ります。扶揺の機転で危機は回避されますが、唐芷蓉(とうしよう)の悪事が暴かれ、彼女は窮地に立たされます。
この回では、扶揺と長孫無極の複雑な関係が描かれています。扶揺は長孫無極への想いを自覚しますが、彼の心はすでに離れてしまっています。しかし、長孫無極は扶揺を遠ざけたのは彼女を守るためであり、彼女への想いは完全に消えていないことが伺えます。
また、唐芷蓉の悪事が暴かれ、彼女の立場が危うくなる様子も描かれています。彼女は嫉妬心から高普若(こうふじゃく)に毒を盛ろうとしますが、その企みは失敗し、窮地に立たされます。
つづく