扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第40話 あらすじ/ネタバレ

葛雅砂漠の激闘

扶揺(フーヤオ)は、紀羽(キウ)を救うため、葛雅砂漠の部族同士の争いに巻き込まれます。智略と勇気を駆使して、紀羽(キウ)を救出するだけでなく、後に黒風騎となる氷原部族の精鋭を味方につけます。この経験から、戦北野(せんほくや)は、長孫無極(ちょうそんむきょく)も葛雅砂漠にいる限り、脱出する方法があると確信します。扶揺(フーヤオ)は、その言葉を聞いて、少し安心します。

医聖・非煙(ひえん)の登場

軍営では、緊張と重苦しい雰囲気が漂います。宗越(そうえつ)が言及した扶揺(フーヤオ)を救うことができる人物は、長年隠遁していた医聖・非煙(ひえん)です。彼女は卓越した医術を持つ一方で、気難しい性格で、簡単には手を出しません。しかし、扶揺(フーヤオ)と戦北野(せんほくや)の命を救うため、小七(しょうしち)と雅蘭珠(がらんじゅ)は、どんなことがあっても試してみることを決意します。彼らは夜通し旅をし、困難を乗り越えて、ついに非煙(ひえん)の住処を見つけます。懇願と交渉の末、非煙(ひえん)は彼らの誠意に打たれ、手を差し伸べることを承諾します。

非煙(ひえん)の治療

非煙(ひえん)は、独自の医術と神秘的な薬草を組み合わせ、扶揺(フーヤオ)と戦北野(せんほくや)を治療します。治療の過程で、非煙は扶揺(フーヤオ)の体内の毒素が複雑で、戦北野(せんほくや)の気力が大きく損なわれていることを発見します。しかし、彼女は高度な医術を駆使して、巧みに二人の生命エネルギーのバランスを取り、最終的に二人を死の危機から救い出します。

扶揺と戦北野(せんほくや)の覚醒

扶揺と戦北野(せんほくや)が目覚めたのは、数日後のことでした。彼らは、自分が救われた経緯を知り、感謝の気持ちでいっぱいになります。扶揺は、真っ先に長孫無極(ちょうそんむきょく)の消息を尋ねます。戦北野(せんほくや)は、確かな情報はまだないものの、長孫無極(ちょうそんむきょく)はきっと凶事から逃れることができると答えます。同時に、戦北野(せんほくや)は扶揺への愛情を表明しますが、扶揺の心には長孫無極(ちょうそんむきょく)しかおらず、戦北野(せんほくや)の気持ちを断ります。

長孫無極(ちょうそんむきょく)の脱出

一方、葛雅砂漠では、長孫無極(ちょうそんむきょく)が元宝(げんぽう)の助けを借りて、徐々に意識を取り戻します。彼は、未知の力が充満した謎の場所に閉じ込められていることに気づきます。長孫無極(ちょうそんむきょく)は、粘り強い努力の末、石化症を克服する方法を見つけ出し、脱出に成功します。彼は扶揺を気にかけており、すぐに彼女を探しに行くことを決意します。

姚城の復興と扶揺の決意

一方、姚城の住民は、大惨事の後、徐々に以前の静けさを取り戻します。扶揺は戦北野(せんほくや)に別れを告げ、長孫無極(ちょうそんむきょく)を探す旅に出ます。彼女は、前途は未定であることを知っていますが、愛があれば、恐れることはありません。戦北野(せんほくや)は、扶揺が幸せになれることを願い、心の中で、どんなことがあっても、永遠に扶揺のそばにいると誓います。

第40話の感想

第40話は、扶揺と戦北野(せんほくや)の絆が深まり、長孫無極(ちょうそんむきょく)の脱出が描かれた重要なエピソードでした。

扶揺は、葛雅砂漠の部族同士の争いに巻き込まれながらも、智勇双全で紀羽(キウ)を救出します。この経験から、戦北野は長孫無極(ちょうそんむきょく)も葛雅砂漠にいる限り、脱出する方法があると確信します。

つづく