扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第41話 あらすじ/ネタバレ
戦北野(せんほくや)の陣営
戦北野(せんほくや)の陣営で、雅蘭珠(がらんじゅ)は昏睡状態の戦北野(せんほくや)のそばで、戦北野(せんほくや)と扶揺(フーヤオ)の安否を心配していた。一方、扶揺(フーヤオ)の夢は不思議な力に導かれ、非煙(ひえん)の声が聞こえてきた。非煙(ひえん)は、扶揺(フーヤオ)の命を救う代わりに、扶揺(フーヤオ)に一生忠誠を誓うことを要求した。この突然の取引に、扶揺(フーヤオ)の心は激しく揺れ動いた。彼女は忠誠の重みを知っており、自分の信念と心に背きたくなかった。たとえ前途多難であっても、彼女は自分の心に従い、屈することなく、死ぬことを選んだ。
天権王国
天権王国では、長孫無極(ちょうそんむきょく)が葛雅砂漠で遭難し、遺体が発見され、石化病にかかっているという驚愕の知らせが朝廷を震撼させた。長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)の急奏に、長孫迥(ちょうそんけい)は悲しみに暮れたが、冷静に事態に対処し、感染拡大を防ぐ必要性を認識した。彼は長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)に現地での埋葬を命じたが、心の中ではこれが誤解であってほしいと祈っていた。
扶揺(フーヤオ)と戦北野(せんほくや)
非煙(ひえん)が去ると、扶揺(フーヤオ)と戦北野(せんほくや)は夢から覚めた。戦北野(せんほくや)は黒風騎を率いて天煞に戻る予定だったが、一人ぼっちになった扶揺(フーヤオ)に姚城への帰還を強く勧めた。姚城はかつて扶揺(フーヤオ)に深い傷を与えた場所だったが、戦北野(せんほくや)の誠意ある説得により、扶揺(フーヤオ)は互いにチャンスを与え、姚城に戻ることを決意した。姚城の人々の悔恨と鉄成(てっせい)の忠誠に心を打たれた扶揺(フーヤオ)だったが、最終的には姚城を鉄成(てっせい)に託し、長孫無極(ちょうそんむきょく)を探す旅に出た。
天権王宮
天権王宮では、長孫無極(ちょうそんむきょく)の「死」により、皇太子選びが急務となった。長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)の請願書は、兄への敬意と権力への渇望の両方を表明しており、長孫迥(ちょうそんけい)はその微妙なニュアンスを察知し、長孫迦(ちょうそんか)と長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)を互いに牽製させ、様子を見ることにした。同時に、彼は長林を南戎に派遣し、長孫無極(ちょうそんむきょく)の遺体が本物かどうかを確認させた。
葛雅砂漠
一方、葛雅砂漠では、扶揺(フーヤオ)と戦北野(せんほくや)は葬送の行列に紛れ込み、長孫無極(ちょうそんむきょく)の「葬儀」を目撃した。石像がゆっくりと姿を現すと、扶揺の悲しみと怒りは爆発し、彼女はほとんど製御不能になった。戦北野(せんほくや)は、今の扶揺には冷静さが必要だと知り、やむを得ず彼女を気絶させて連れ去った。目を覚ました扶揺の心には、長孫無極(ちょうそんむきょく)の仇を討つことしか残っていなかった。戦北野(せんほくや)は、彼女と肩を並べて戦うことを固く決意した。
長孫迦(ちょうそんか)の決意
一方、長孫迦(ちょうそんか)は秘密の情報筋から、皇后が長期間慢性毒を服用していることを知り、激怒した。彼は長孫迥(ちょうそんけい)の陰謀を暴き、皇太后を守ることを誓った。彼は皇后に、3日以内にすべての手配を整え、彼女をこの陰謀だらけの宮廷から連れ出し、自由と安寧を取り戻すと約束した。
第41話の感想
第41話は、衝撃的な展開と感動的なシーンが満載でした。特に、扶揺と戦北野(せんほくや)の絆の深まり、長孫無極(ちょうそんむきょく)の「死」の真相、長孫迦(ちょうそんか)の決意などが見どころでした。
扶揺は、非煙(ひえん)の取引を拒否し、自分の信念を貫く姿に感動しました。また、戦北野(せんほくや)が扶揺を支え、共に戦うことを決意したシーンは、二人の絆の深さを改めて感じさせました。
長孫無極(ちょうそんむきょく)の「死」の真相は、衝撃的でした。石像の姿を見た時の扶揺の悲しみと怒りは、見ていて胸が痛くなりました。しかし、戦北野(せんほくや)が扶揺を気絶させて連れ去ったシーンは、戦北野(せんほくや)の優しさを感じました。
長孫迦(ちょうそんか)の決意も印象的でした。皇后を救うために、長孫迥(ちょうそんけい)の陰謀を暴こうとする姿は、勇敢で頼もしいと感じました。
つづく