扶揺 (フーヤオ) ~伝説の皇后~ 第43話 あらすじ/ネタバレ

波乱を乗り越え、再会を果たした扶揺(フーヤオ)と長孫無極(ちょうそんむきょく)。しかし、扶揺(フーヤオ)は戦北野(せんほくや)の安否を気にかけており、その行方を尋ねる。長孫無極(ちょうそんむきょく)に導かれ、戦北野(せんほくや)の寝台を訪れると、彼は意識不明で、微かな息しかしていなかった。医聖 宗越(そうえつ)は尽力するが、手立てがなく、戦家の秘宝である摂坤鈴しか彼を目覚めさせることができないと告げる。雅蘭珠(がらんじゅ)は宗越(そうえつ)の無能さを責め立て、宗越(そうえつ)は落胆して去っていく。

夜が更け、宗越(そうえつ)が一人座っていると、長孫無極(ちょうそんむきょく)が現れる。彼は宗越(そうえつ)の様子に異変を感じ、脈を診ると、内力が製御できず、医術が失われる恐れがあると知る。それは非煙(ひえん)が与えた医術の代償であり、太淵の事件が解決した今、非煙(ひえん)はそれを取り戻そうとしていた。長孫無極(ちょうそんむきょく)は、どんな困難があっても宗越(そうえつ)と共に戦い、乗り越えていくことを約束する。

一方、氷雪に覆われた天煞 磐都では、長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)が摂坤鈴を携えて天煞王 戦南城(せんなんじょう)に謁見する。彼はこの宝と引き換えに、上座の座を得ようとしていた。摂坤鈴の帰還は、民衆の間で主を選ぶ力があると噂されており、戦南城(せんなんじょう)はそれを利用して天煞の主としての地位を固め、宝を受け取るための儀式を準備する。さらに、長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)には天権の太子への即位を約束するが、実際には天権の内乱を利用して敵を弱体化させようと考えていた。

寒風の中、扶揺(フーヤオ)に外套を著せる長孫無極(ちょうそんむきょく)は、彼女を守れなかったことを悔やみ、彼女の変わらぬ気性の良さを懐かしむ。二人は深く抱き合い、長孫無極(ちょうそんむきょく)は聚坤鈴を贈る。それは摂坤鈴と並び、天煞双響と呼ばれるもので、扶揺(フーヤオ)の安全を守ることを願っていた。その後、長孫無極(ちょうそんむきょく)は王宮に潜入し、摂坤鈴を奪って戦北野(せんほくや)を救うことを決意する。

宗越(そうえつ)は綿密な計画を立て、扶揺(フーヤオ)と雅蘭珠(がらんじゅ)に警備兵を誘導させ、長孫無極(ちょうそんむきょく)に行動を起こさせる。しかし、計画は予期せぬ事態に見舞われ、雅蘭珠(がらんじゅ)が仕掛けを起動させてしまい、天煞の金兵に追われることになる。激しい戦いの後、二人は辛くも逃げ延びる。一方、長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)は戦南城(せんなんじょう)の助けを借りて摂坤鈴を手に入れるが、それは長孫無極(ちょうそんむきょく)の策略であり、偽物だった。

偽の摂坤鈴を持って帰還した扶揺(フーヤオ)は、戦北野(せんほくや)を救うことができなかった。小七(しょうしち)は真相を見抜く。扶揺は再び天煞に侵入しようとするが、長孫無極(ちょうそんむきょく)は彼女を危険にさらしたくないと強く仮対する。二人は愛を告白し、扶揺は二度と長孫無極(ちょうそんむきょく)を危険にさらさないことを誓う。二人の絆はより一層深まる。

天権王宮では、長孫平戎(ちょうそんへいじゅう)は長孫無極(ちょうそんむきょく)の策略を知り、彼の自惚れさを冷咲する。しかし、実際には罠を仕掛け、3日後に長孫無極を天門墟に誘い込み、彼の心魔を打ち破って天権の皇太子位を奪おうと企んでいた。権力と愛をめぐる戦いが、静かに幕を開ける。

第43話の感想

第43話は、波乱と感動が交錯する展開で、視聴者を釘付けにしました。特に、扶揺と長孫無極の再会と、戦北野(せんほくや)の命を懸けた戦いは、見どころ満載でした。

扶揺と長孫無極の再会は、まさに運命の再会でした。二人は互いに強い絆で結ばれており、その愛は試練を乗り越えてもなお、揺らぐことはありませんでした。戦北野(せんほくや)の命を懸けた戦いは、手に汗握る展開でした。宗越(そうえつ)の献身的な治療と、扶揺と長孫無極の決死の行動が、戦北野(せんほくや)を救う鍵となりました。

つづく