扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第52話 あらすじ/ネタバレ

戦南城(せんなんじょう)との決著

寒殿に幽閉された戦南城(せんなんじょう)は、戦北野(せんほくや)に命乞いをする。しかし、戦北野(せんほくや)は戦で犠牲になった兵士たちや苦しむ民衆のことを考え、心を痛めていた。彼は蒼龍在野の剣を手に取り、戦南城(せんなんじょう)を処刑しようとする。戦南城(せんなんじょう)は抵抗するが、花公公が駆けつけて戦北野(せんほくや)を庇い、悲劇は回避される。

新王即位と改革

戦北野(せんほくや)は約束通り寒殿を出て、雅蘭珠(がらんじゅ)と再会する。彼は天煞双響の力を使い、封印された隠軍を解放し、故郷への帰還を助ける。その後、戦北野(せんほくや)は王位に就き、新王朝を樹立する。彼は旧製度を改革し、功績に応じて褒賞を与え、吟霜闕を解散するなど、明君としての力量と決意を示す。

扶揺(フーヤオ)への封賞

大殿では、長孫無極(ちょうそんむきょく)が扶揺(フーヤオ)の功績を称え、藩王への封賞を推薦する。長孫無極(ちょうそんむきょく)は五洲太子の身分を保証し、戦北野(せんほくや)は長瀚山を扶揺(フーヤオ)に与える。扶揺(フーヤオ)は瀚王となり、二人の友情はさらに深まる。

雅蘭珠(がらんじゅ)の苦悩

しかし、新王朝の樹立には仮対の声も上がる。戦北野(せんほくや)と長孫無極(ちょうそんむきょく)は、長瀚山と穹蒼の関係、五洲の均衡を維持することについて話し合う。その頃、宮廷に不審者が侵入したとの知らせが入り、戦北野(せんほくや)は警戒を強め、自ら対応することを決意する。

一方、雅蘭珠(がらんじゅ)は天煞王宮を一人で歩いていると、戦北野(せんほくや)と静太妃(せいたいひ)の会話を耳にする。静太妃(せいたいひ)は、戦北野(せんほくや)が後宮を安定させるために皇后を立てるべきだと提案し、扶揺(フーヤオ)を推薦する。戦北野(せんほくや)は扶揺(フーヤオ)への想いを認めつつも、扶揺(フーヤオ)以外の人を娶らないという誓いを立てていると話す。それを聞いた雅蘭珠(がらんじゅ)は心を痛め、涙を流しながらその場を去る。

雅蘭珠(がらんじゅ)の誘拐と戦北野(せんほくや)の決意

絶望に暮れる雅蘭珠(がらんじゅ)の前に、謎の人物が現れ、彼女を誘拐する。一方、雅蘭珠(がらんじゅ)の失踪を知った戦北野(せんほくや)は、扶揺(フーヤオ)を皇后に立てることを拒否し、雅蘭珠(がらんじゅ)を皇后に迎えると決意する。静太妃(せいたいひ)は戦北野(せんほくや)の決意を支持し、雅蘭珠(がらんじゅ)の真心は大切にすべきだと考える。

雅蘭珠(がらんじゅ)の救出と雷動(らいどう)の試練

長孫無極(ちょうそんむきょく)と扶揺(フーヤオ)は雅蘭珠(がらんじゅ)の失踪を知り、戦北野(せんほくや)と一緒に捜索を開始する。彼らは、戦北野(せんほくや)が五洲十聖の一人である雷動(らいどう)に会いに行ったのではないかと推測する。長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺(フーヤオ)に五洲聖者の順位を紹介し、雷動(らいどう)が雅蘭珠(がらんじゅ)を誘拐した理由を分析する。それは、戦北野(せんほくや)と雅蘭珠(がらんじゅ)の絆を深めるための試練かもしれないと考える。

戦北野(せんほくや)は雷動(らいどう)がいる場所へと急ぎ、雅蘭珠(がらんじゅ)は雷動(らいどう)の「拷問」を受けながらも、機転を利かせて切り抜けていく。雷動(らいどう)は厳格に見えるが、実際には自分の方法で雅蘭珠(がらんじゅ)を試しており、戦北野(せんほくや)の未来の伴侶としてふさわしいかどうかを見極めている。

第52話の感想

第52話は、戦北野(せんほくや)と戦南城(せんなんじょう)の兄弟対決、新王朝樹立、そして雅蘭珠(がらんじゅ)の誘拐と戦北野(せんほくや)の決意など、盛りだくさんの内容でした。特に印象に残ったのは、戦北野(せんほくや)と戦南城(せんなんじょう)の最後のシーンです。戦南城(せんなんじょう)は命乞いをするものの、戦北野(せんほくや)は犠牲になった兵士や苦しむ民衆のことを考え、心を痛めていました。そして、蒼龍在野の剣を手に取り、戦南城(せんなんじょう)を処刑しようとする。戦南城(せんなんじょう)は抵抗するが、花公公が駆けつけて戦北野(せんほくや)を庇い、悲劇は回避される。このシーンは、戦北野の苦悩と決意が伝わってくるものでした。

また、雅蘭珠(がらんじゅ)の誘拐事件も衝撃的でした。雅蘭珠(がらんじゅ)は戦北野と静太妃(せいたいひ)の会話を聞いてしまい、戦北野が扶揺(フーヤオ)以外の人を娶らないという誓いを立てていることを知ります。それを聞いた雅蘭珠(がらんじゅ)は心を痛め、涙を流しながらその場を去ります。そして、謎の人物に誘拐されてしまいます。戦北野は雅蘭珠(がらんじゅ)の失踪を知ると、扶揺を皇后に立てることを拒否し、雅蘭珠(がらんじゅ)を皇后に迎えると決意します。このシーンは、戦北野と雅蘭珠(がらんじゅ)の強い絆を感じさせるものでした。

つづく