扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第65話 あらすじ/ネタバレ

扶揺(フーヤオ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)と共に穹蒼師尊(きゅうそうしそん)の試練に立ち向かうことを切望していたが、長孫無極(ちょうそんむきょく)は危険を承知の上で扶揺(フーヤオ)を危険にさらすことを拒否した。彼は五洲の安寧と扶揺(フーヤオ)の安全を両立させる方法を見つけ出すと約束し、扶揺(フーヤオ)はそれを信じるしかなかった。しかし、事態の深刻さを理解した扶揺(フーヤオ)は、万が一の事態に備えて、長孫無極(ちょうそんむきょく)に自らの手で自分を断ち切って五洲を救うよう懇願した。長孫無極(ちょうそんむきょく)はただ扶揺(フーヤオ)を強く抱きしめ、殿内で吉報を待つように告げ、長庚星が昇ったら戻ると約束した。

一方、非煙(ひえん)は長青殿に現れ、天機(テンキ)と穹蒼四長老に扶揺(フーヤオ)が穹蒼にいることを率直に明かした。長老たちは幻生殿と帝非天(ていひてん)との過去の確執を思い出し、幻生殿とその子孫に警戒心を抱いていた。非煙(ひえん)は幻生殿が五洲大戦に貢献したことを理由に誤解を解こうとし、自分が先祖の過ちを償うために扶揺(フーヤオ)を探していることを明かした。さらに、長孫無極(ちょうそんむきょく)の扶揺(フーヤオ)に対する深い愛情をほのめかし、天機(テンキ)と長老たちを驚かせた。天機(テンキ)は人心を安定させるために、長孫無極(ちょうそんむきょく)を処罰したことを明かし、彼が迷いから覚めて扶揺(フーヤオ)を正道に導くことを期待した。非煙(ひえん)は表面上は満足していたが、実際には長青殿を利用して長孫無極(ちょうそんむきょく)を排除し、自分一人で扶揺(フーヤオ)と対峙しようとしていた。

非煙(ひえん)は幻生殿に戻り、愛弟子である太妍(たいけん)に本心を明かした。長青殿の目的とは異なり、自分は扶揺を生かしておきたいが、長青殿は彼女を殺したいと思っていると告げた。太妍(たいけん)はそれを聞いて複雑な気持ちになり、長孫無極(ちょうそんむきょく)への想いを断ち切れなくなった。非煙(ひえん)はそれに気づき、感情に流されるなと冷たく忠告した。

長孫無極(ちょうそんむきょく)は扶揺を救うために、危険な穹蒼九幽幻境に挑戦した。この幻境は非常に危険で、これまで誰も生還したことがなかった。長孫無極(ちょうそんむきょく)は強い意誌で一人乗り込んだが、無念山の頂上で閉じ込められ、手足を鎖で縛られ、極寒の地で苦しんだ。天機(テンキ)は現場に現れ、大局を考え、扶揺を諦めるように説得しようとした。しかし、長孫無極(ちょうそんむきょく)は揺るぎなく扶揺を守り抜き、扶揺との時間を過ごすために自分の力を犠牲にすることを決意した。天機(テンキ)は怒り狂い、長孫無極(ちょうそんむきょく)に極刑を課した。長孫無極(ちょうそんむきょく)は痛みで苦しんでいたが、それでも扶揺のことを考えていた。

翌日、長庚星が約束通り昇ったが、長孫無極(ちょうそんむきょく)はまだ戻ってこなかった。扶揺は心配になり、元宝(げんぽう)に長孫無極(ちょうそんむきょく)を探してもらうよう頼んだ。元宝(げんぽう)は扶揺を無念山まで案内した。途中、扶揺は戦北野(せんほくや)、雅蘭珠(がらんじゅ)、宗越(そうえつ)、小七(しょうしち)たちに遭遇した。彼らは長孫無極(ちょうそんむきょく)と扶揺の窮地を知り、一緒に無念山に向かうことを決意した。多くの危険が待ち受けているにもかかわらず、扶揺は申し訳ない気持ちだったが、仲間たちは揺るぎなく彼女と共に戦うことを決意した。

無念山の頂上では、長孫無極(ちょうそんむきょく)は天機(テンキ)によって弑魂釘で拘束され、命の危機に瀕していた。太妍(たいけん)は助けようと必死だったが、天機(テンキ)の仕掛けた禁製を解くことはできなかった。長孫無極(ちょうそんむきょく)は太妍(たいけん)に心を開き、扶揺への深い愛情とすべてを犠牲にする覚悟を語った。太妍(たいけん)は心が痛んだが、長孫無極(ちょうそんむきょく)の決意を理解した。その頃、扶揺一行は山頂付近まで来ていた。長孫無極(ちょうそんむきょく)が閉じ込められていることを知り、危険を承知で救出することに決めた。しかし、天機(テンキ)と四長老はすでに天羅地網を張り巡らし、扶揺が自分たちの手に落ちるのを待っていた。生死をかけた愛と犠牲の戦いが、無念山の頂上で繰り広げられようとしていた。

扶揺~伝説の皇后~ 第65話感想記事

第65話は、愛と犠牲、そして決意が交錯する、感動と興奮に満ちたエピソードでした。

長孫無極(ちょうそんむきょく)の揺るぎない扶揺への愛と、彼女を守るために命を投げ出す覚悟には心を打たれました。一方、扶揺もまた、長孫無極(ちょうそんむきょく)の決意を理解し、共に戦うことを決意した姿が印象的でした。

また、非煙(ひえん)の複雑な心情も描かれていました。長青殿の目的と自分の想いの狭間で揺れ動く姿は、人間味を感じさせてくれました。

そして、クライマックスの無念山での戦いでは、手に汗握る展開が続きました。扶揺と仲間たちが、天機(テンキ)と四長老に立ち向かう姿は、勇気と希望を与えてくれました。

つづく