扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

密室で週おじさんから破九霄の秘密を明かされる扶揺(フーヤオ)。それは玄元派の創始者が残された秘伝の武功であり、その力で武林を製覇したという。しかし、時とともに秘伝は失われ、破九霄も姿を消していた。

そのとき、密室に異変を感じた玄元派の弟子たちが迫る。扶揺(フーヤオ)は週おじさんを連れて逃げようとするが、週おじさんは扶揺(フーヤオ)を逃がすために一人で石門を支えようとする。石門が閉まりそうになった瞬間、週おじさんは自分の身を盾にして扶揺(フーヤオ)を逃がし、自身は石門の下敷きになってしまう。

息を引き取る直前、週おじさんは扶揺(フーヤオ)に衝撃の事実を告げる。扶揺(フーヤオ)は五重の封印をされており、破九霄の修炼によってその封印が解かれ始めたことを。それは扶揺(フーヤオ)の並外れた未来を闇示していた。

週おじさんの死を悲しむ扶揺(フーヤオ)は、自分のせいで死なせてしまったことに大きな罪悪感を抱く。週おじさんは五色の石を扶揺(フーヤオ)に返し、封印を解くための霊地を五洲各国に探すように指示する。週おじさんは普段厳格だったが、心の中では扶揺(フーヤオ)を誇りに思っていた。週おじさんの安らかな死を見届けると、扶揺(フーヤオ)は悔恨の念に駆られるが、そこに玄元派の弟子たちが追いつく。

一方、太淵国では政局が大きく動く。御史の章鶴年(しょうかくねん)が御鱗台の穹頂に亀裂が入ったことを報告し、昆京の危機を訴える。病床にある軒辕韧(けんえんじん)は、これは天罰だと嘆く。斉震(せいしん)はこれを聞き、雲痕(うんこん)(うんこん)の帰京を拒否し、幻生殿の非煙(ひえん)殿主の指示を待って太淵を掌握しようと企む。宗越(そうえつ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)に、太淵を平定するという重責を忘れないように忠告し、自身は軒轅家の血を引いていること、そして背負っている血海の仇恨を明かす。

密道から戻った燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)は落ち著かない様子を見せる。燕烈(えんれつ)は、扶揺(フーヤオ)が持つ破九霄を逆転の切り札として利用しようと企み、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)に裂魂散を使って扶揺を操るように指示する。しかし、裴瑗(はいえん)が先に扶揺を崖っぷちまで連れ去り、小七(しょうしち)の命を盾に脅迫する。扶揺は小七(しょうしち)を守るため、崖から飛び降りるが、裴瑗(はいえん)は容赦なく小七(しょうしち)も突き落とす。その時、長孫無極(ちょうそんむきょく)が現れ、扶揺と小七(しょうしち)を救出する。

一方、雲痕(うんこん)(うんこん)は非煙(ひえん)殿主が幻生殿にいる手がかりを発見し、斉震(せいしん)は大喜びで御水之術を手に入れるための香案を設ける。非煙(ひえん)殿主は、王室の寿命と引き換えに永遠の若さを手に入れる方法を斉震(せいしん)に要求し、血祭のやり方を教える。斉震(せいしん)は野望を達成するため、喜んで受け入れる。

扶揺が崖から落ちたという知らせが玄元派に届き、燕烈(えんれつ)は激怒して捜索を命じ、裴瑗(はいえん)には二度と扶揺に手を出さないように警告する。扶揺と小七(しょうしち)は長孫無極(ちょうそんむきょく)に助けられ、宗越(そうえつ)のもとで療養することになる。宗越(そうえつ)は長孫無極(ちょうそんむきょく)が何度も扶揺を助ける理由を理解できないが、それでも扶揺の治療に全力を尽くす。扶揺は長孫無極(ちょうそんむきょく)の行動に疑問を抱き、その真意がわからない。

斉震(せいしん)は、天煞の至宝である摂坤鈴を使って、非煙(ひえん)殿主から授かった血祭の術を実行しようと企む。彼は雲痕(うんこん)(うんこん)に密書を天煞に届けさせ、南城の力を借りて簒奪の野望を達成しようとする。権力と復讐を巡る嵐が、太淵国の上空に静かに近づいていた。

第7話の感想

第7話は、衝撃的な展開と重要な情報が明かされ、今後のストーリーを大きく左右する重要な回となりました。

週おじさんの死は、扶揺にとって大きな衝撃であり、大きな喪失感を与えました。しかし、週おじさんの言葉は扶揺の背中を押し、新たな旅立ちへの決意を固めることになりました。

一方、太淵国では権力闘争が激化しています。斉震(せいしん)は野望のために手段を選ばず、非煙(ひえん)殿主と手を組み、太淵を混乱に陥れようと企んでいます。長孫無極(ちょうそんむきょく)は太淵の危機を救うことができるのか、今後の展開が気になります。

また、裴瑗(はいえん)の冷酷な一面が明らかになり、扶揺との対立はさらに深まりました。今後、扶揺と裴瑗(はいえん)がどのように関わっていくのか、注目です。

つづく