扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~ 第9話 あらすじ/ネタバレ

別れと決意

長孫無極(ちょうそんむきょく)と扶揺(フーヤオ)は、幽深な森の中で別れを告げた。扶揺(フーヤオ)は、小七(しょうしち)と共に繁華な昆京へと旅立つ決意を固めていた。長孫無極(ちょうそんむきょく)は、扶揺(フーヤオ)の決意を尊重しつつも、前途多難であることを忠告する。扶揺(フーヤオ)は、後悔はないと微咲み、長孫無極(ちょうそんむきょく)を見送った。

玄元山への誓い

扶揺(フーヤオ)と小七(しょうしち)は、玄元山で故・週おじさんに別れを告げ、彼の遺誌を継いで生きていくことを誓った。そして、希望に満ちた気持ちで昆京へと向かった。

闇躍する天煞国

一方、玄元山では、斉震(せいしん)が天煞王・戦南城(せんなんじょう)からの手紙を受け取った。手紙には、長瀚山の土地と引き換えに、摂坤鈴を手に入れる取引が記されていた。斉震(せいしん)は、戦南城(せんなんじょう)の強引さを知りながらも、御水術を手に入れるために取引に応じる。天煞国は、烈王・戦北野(せんほくや)に摂坤鈴を昆京へと運ばせた。

昆京への旅路

斉震(せいしん)は、昆京に戻る前に長孫無極(ちょうそんむきょく)の行方を追っていた。その頃、宗越(そうえつ)の薬草が裴瑗(はいえん)の奴婢によって破壊される事件が発生する。斉震(せいしん)は、宗越(そうえつ)を庇い、彼の医術を高く評価した。斉震(せいしん)は、宗越(そうえつ)に昆京の太医局を任せることを提案し、宗越(そうえつ)は3つの条件を提示した後、快諾した。

竹林の幻惑

扶揺(フーヤオ)と小七(しょうしち)は、昆京への旅路で竹林の迷霧に遭遇し、扶揺(フーヤオ)は幻境に陥ってしまう。幻境の中では、週おじさん、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)、長孫無極(ちょうそんむきょく)の姿が重なり、謎の女の声が彼女を奴隷になるよう誘惑する。扶揺(フーヤオ)が苦しんでいると、天煞の烈王・戦北野(せんほくや)が現れ、彼女を救い出した。戦北野(せんほくや)は、幻境を破ったものの、摂坤鈴が紛失していることに気付き、扶揺(フーヤオ)を疑う。二人は、一触即発の状態となる。

燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)と裴瑗(はいえん)

一方、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)は、燕烈(えんれつ)の命を受けて裴瑗(はいえん)を見舞う。裴瑗(はいえん)は、真心を見せるために面紗を取ろうとするが、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)はそれを優しく止める。婚談について尋ねると、裴瑗(はいえん)は期待に満ちているが、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)は心ここにあらずの様子だった。燕烈(えんれつ)は、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)に裴瑗(はいえん)の家族を利用し、必要であれば彼女を捨てるよう忠告する。その言葉を偶然聞いてしまった裴瑗(はいえん)は、驚きと怒りを覚える。

摂坤鈴の行方

竹林では、戦北野(せんほくや)が摂坤鈴と小七(しょうしち)の行方を必死に探していた。そして、小七(しょうしち)が摂坤鈴で遊んでいるところを発見する。誤解が解けた後、戦北野(せんほくや)は、扶揺(フーヤオ)と小七(しょうしち)を連れて旅を続ける。戦北野(せんほくや)は、扶揺(フーヤオ)に対して警戒心を抱きながらも、彼女の強さに心を動かされる。昆京では、暴雨が激化し、人々は苦しんでいた。長孫無極(ちょうそんむきょく)は、昆京の窮状を知り、人々を救うために帰還を決意する。

昆京の危機

昆京では、軒辕韧(けんえんじん)の病状が悪化し、章鶴年(しょうかくねん)は医者を捜し回るが、見つからない。全城が恐慌状態に陥る。斉震(せいしん)は、御水術への渇望と長孫無極(ちょうそんむきょく)への警戒心を抱きながら、昆京へと急いだ。権力、欲望、救済をめぐる大芝居が、昆京の暴雨の中で静かに幕を開ける。そして、扶揺と長孫無極(ちょうそんむきょく)の運命は、この動乱の時代に再び交錯することになる。

第9話の感想

第9話は、別れと出会い、陰謀と希望が交錯する、ドラマチックな展開でした。扶揺と長孫無極(ちょうそんむきょく)の別れは、切なくも力強く、二人の強い意誌を感じさせました。一方、天煞国の闇躍や昆京の危機など、物語はさらに複雑さを増し、今後の展開が気になります。

特に印象に残ったのは、扶揺が竹林で幻惑に陥るシーンです。謎の女声の誘惑に苦しむ扶揺の姿は、彼女が抱える葛藤や心の強さを表現しており、見応えがありました。また、戦北野(せんほくや)の登場は意外性があり、今後の物語にどのような影響を与えるのか楽しみです。

キャラクターの成長も描かれていました。扶揺は、週おじさんの死を乗り越え、新たな一歩を踏み出しました。宗越(そうえつ)は、斉震(せいしん)に認められ、太医局を任されることになりました。そして、燕驚塵(えんきょうじん)(えんきょうじん)は、裴瑗(はいえん)への複雑な思いに苦悩していました。

つづく