あらすじ
副操縦士として初フライトに臨んだチョン・シアオ。機長のグー・ナンティンが見守る中、緊張のフライトが始まる。機内では、飛行機恐怖症の母親と、亡き父に会いたがる息子のトラブルが発生。チョン・シアオはグー・ナンティンと協力して、この親子に真摯に向き合う。いつもは厳しいグー・ナンティンが見せた意外な優しさに、チョン・シアオの心は揺れ動く。フライト後、二人の距離は少し縮まるが、同僚のリー・ユーハンも彼に想いを寄せており、恋の予感は複雑だ。そんな中、国産新型機のテスト飛行という重要任務が発表され、チョン・シアオが副操縦士に抜擢される。
ネタバレ
副操縦士デビュー!でも、いきなりトラブル発生
ついに来た。チョン・シアオの副操縦士としての初フライトだ。彼女はめちゃくちゃ興奮してる。そりゃそうだよな。隣に座るのは、あの鬼教官グー・ナンティン。飛行は順調に進んでいく。
その時、チョン・シアオはモニターにあるものを発見する。コックピットのドアを小さな男の子が叩いている。彼女は緊張で声も出ない。男の子の名前はジョウジョウ。コックピットを見たいらしい。母親は飛行機恐怖症で、彼の面倒を見る余裕がない。客室乗務員のリー・ユーハンがそれに気づく。彼女は優しくジョウジョウを説得し、なんとか席に戻した。チョン・シアオはホッと胸をなでおろす。
鬼教官の意外すぎる一面
飛行機は経由地の広州に一時着陸する。母親のワンさんは恐怖で顔面蒼白だ。リー・ユーハンは彼女に寄り添い、膝をついて強く抱きしめる。飛行機が完全に止まるまで、ずっとそのままだ。
休憩時間になっても、ジョウジョウは落ち着かない。コックピットに行きたい!と騒いでいる。そこにグー・ナンティンとチョン・シアオが通りかかった。チョン・シアオは、まずドアの外からコックピットを見せてあげる。私は腕のいいパイロットだから、君のお母さんを守れるよと伝える。
ジョウジョウは、亡くなった父親に会うために飛行機に乗りたかった。それを聞いたグー・ナンティンが、男の子に静かに語りかける。彼はジョウジョウに目を閉じるように言った。お父さんは、今も空の上から君たちを見ているよそう想像させると、ジョウジョウはすっかり落ち着いた。チョン・シアオはグー・ナンティンを見直す。いつも無口で厳しい彼が、こんなに優しいなんて。
最強コンビ、誕生?
フライト再開まであと30分。チョン・シアオは、ワンさんの恐怖心を完全に取り除こうと考える。彼女はグー・ナンティンに頼んだ。飛行機の離着陸の仕組みを、分かりやすく絵に描いてほしい、と。グー・ナンティンはそれに応じる。
飛行機が再び飛び立つ。リー・ユーハンが、二人が描いた図をワンさんに渡す。ワンさんはそれを読んで、少しずつ恐怖が和らいでいった。息子と笑いながら話せるまでになった。
目的地に到着後、ワンさんは二人にお礼を言いに来た。チョン・シアオは記念に写真を撮ろうと提案する。グー・ナンティンとジョウジョウ、そして自分のスリーショットだ。グー・ナンティンは自分の帽子をジョウジョウの頭にかぶせてあげた。その光景を、リー・ユーハンが遠くから見ていた。彼女の表情は、明らかに嫉妬に染まっていた。
恋の乱気流が発生中
帰国後、リー・ユーハンは乗客を介抱したせいで膝を痛めてしまう。歩けない彼女を、通りかかったグー・ナンティンが車で送っていく。その話を、ルームメイトのシア・ジーがチョン・シアオに聞かせる。シア・ジーは二人は今夜、二人きりで過ごすかもなんて大げさに言う。チョン・シアオは理由もなくイライラする。まだ煮えていないモツをシア・ジーに食べさせて、黙らせた。
チョン・シアオは家に帰っても眠れない。グー・ナンティンのことばかり考えてしまう。彼女はチャットで、正体を知らない家主に恋愛相談を始めた。二股をかけるような男ってどう思う?家主、つまりグー・ナンティンからの返事はシンプルだった。そんな男はクズだチョン・シアオもその意見に同意する。
新たなミッションと、それぞれの思惑
鷺洲(ルージョウ)航空に超重要な任務が舞い込む。国産の新型旅客機D191のテスト飛行だ。会社の幹部や技術者を西安まで送り届けるフライト。これは国の威信をかけたプロジェクト。運航部の副部長ジアン・タオが、自分が機長をやると名乗り出た。
上司のシュー・ツーは、グー・ナンティンを補佐につけることを決める。副操縦士にはチョン・シアオを推薦した。ジアン・タオは彼女は新人だと反対する。でも、グー・ナンティンが強く彼女を推した。結局、ジアン・タオも折れるしかなかった。
後日、ワンさんからの感謝の手紙が社内報に掲載される。そこには、あの三人の写真も載っていた。それを見た同僚のシエ・ゾーティエンがチョン・シアオに言う。あんなに楽しそうなグー・ナンティンは初めて見た。君が彼を変えたんだ物語が、また一つ大きく動き出す。
感想
いやー、今回はグー・ナンティンの回だったな。あの氷の鬼教官のギャップ萌えが炸裂してた。いつも仏頂面で厳しいことしか言わない彼が、子供に見せたあの優しさは反則だろ。チョン・シアオが彼を意識し始めるのも無理はない。正直、俺もちょっとドキッとした。
一方で、リー・ユーハンの嫉妬の表情もすごくリアルだった。一生懸命アピールしてるのに、グー・ナンティンの心はチョン・シアオに向かってる。そのすれ違いが切ない。チョン・シアオが家主の正体を知らずに恋愛相談するシーンは、こっちがニヤニヤしちゃう。本人は真剣なのに、相手は当の本人なんだから。
仕事の方では、嫌な上司ジアン・タオが相変わらずだけど、チョン・シアオが国家的なプロジェクトに抜擢されたのは痛快だった。恋愛も仕事も、一気に動き出した感じがして、見ていて飽きない。
つづく