フライト・トゥ・ユー~君との距離〈マイル〉 第2話 あらすじ/ネタバレ

鷺洲(ルージョウ)航空では、新入社員の配属をめぐって波紋が広がっていた。貨物部門の責任者・江韜(ジアン・タオ)は、旅客部門に配属される予定の若いパイロットたちを不安視し、特に未婚未育の程霄(チョン・シアオ)を他社に推薦しようとする。しかし、旅客部門の副部長で、飛行安全に厳しい基準を設けている顧南亭(グー・ナンティン)は、性別はパイロットの能力を判断する基準にはならないと主張。程霄(チョン・シアオ)を含む新入社員を新路線に配置することを強く推奨し、飛行事業における公平性を追求する姿勢を貫く。

一方、青い空への情熱を燃やす程霄(チョン・シアオ)は、愛機であるボーイング737「小七」が他の部門に移管されることを知り、寂しさを感じていた。彼女は機体に自分の名前とハートマークを刻み、共に過ごした日々を思い返す。その後、旅客部門への面接に向かう途中、程霄(チョン・シアオ)は顧南亭(グー・ナンティン)と遭遇。過去の横風著陸での意見の相違について率直に話し合う。程霄(チョン・シアオ)の主張と自信に感銘を受けた顧南亭(グー・ナンティン)だったが、面接では厳しい質問を投げかけ、彼女の専門性を試す。

面接では、7年間の無事故飛行記録、航空英語5級の資格、そして飛行への純粋な情熱が認められ、安全監察部の責任者・謝澤天(シエ・ゾーティエン)から高い評価を得る。しかし、顧南亭(グー・ナンティン)は横風著陸の件を忘れられず、2人は対立する。最終的に謝澤天(シエ・ゾーティエン)の仲介により、顧南亭(グー・ナンティン)は程霄(チョン・シアオ)にオブザーバーとして試験飛行に参加する機会を与えることに決める。

試験飛行当日、程霄(チョン・シアオ)と搭档の宋宋(ソン・ソン)は、突然の鳥との衝突や双発エンジンの故障など、緊急事態に直面する。しかし、彼らは優れた対応能力とチームワークを発揮し、危機を乗り越える。顧南亭(グー・ナンティン)は講評で程霄(チョン・シアオ)のミスを厳しく指摘するが、程霄(チョン・シアオ)は安全飛行規則に基づいて仮論し、2人は激しく議論を交わす。互いに火花を散らしながらも、飛行への情熱と執念を共有する姿が垣間見える。

江韜(ジアン・タオ)は程霄(チョン・シアオ)の旅客部門への正式配属を阻止しようと提案するが、顧南亭(グー・ナンティン)は程霄(チョン・シアオ)の能力と姿勢を認めた上で、自ら彼女の訓練指導を行うことを決意する。この決定に驚きながらも、程霄(チョン・シアオ)は挑戦を受け入れる。エレベーターの中で、程霄(チョン・シアオ)は顧南亭(グー・ナンティン)に複雑な視線を向け、2人の関係は微妙な変化を見せ始める。

一方、程霄(チョン・シアオ)の友人・夏至(シア・ジー)は失業を機に彼女を頼り、客室乗務員に興味を持つようになる。程霄(チョン・シアオ)の付き添いのもと、夏至(シア・ジー)は鷺洲(ルージョウ)航空の面接会場へ足を踏み入れる。多くのライバル、特に容姿端麗な李語珩(リー・ユーハン)を前に、夏至(シア・ジー)は前例のないプレッシャーと挑戦を感じる。この面接は、夏至(シア・ジー)の人生に新たな転機をもたらすことになる。

物語が進むにつれて、鷺洲(ルージョウ)航空の各メンバーはそれぞれの立場で成長と変化を経験する。程霄(チョン・シアオ)と顧南亭(グー・ナンティン)は、衝突と協調を繰り返しながら、互いを理解し尊重し合い、青い空に伝説を刻んでいく。

第2話の感想

第2話は、鷺洲(ルージョウ)航空の内部で繰り広げられる様々な人間模様が描かれており、見応えのある内容だった。特に印象に残ったのは、新入社員の配属をめぐる江韜(ジアン・タオ)と顧南亭(グー・ナンティン)の対立である。江韜(ジアン・タオ)は経験不足を理由に程霄(チョン・シアオ)を他社に推薦しようとするが、顧南亭(グー・ナンティン)は性別を理由に差別すべきではないと主張する。この対立は、航空業界におけるジェンダー問題を浮き彫りにしている。

また、程霄(チョン・シアオ)と顧南亭(グー・ナンティン)の衝突も興味深い。程霄(チョン・シアオ)は経験豊富なベテランパイロットであり、高い技術を持っている。しかし、顧南亭(ナンティン)は安全を最優先に考えるため、程霄(チョン・シアオ)のミスを厳しく指摘する。この衝突は、安全と効率のバランスをどう取るべきかという問題を提起している。

つづく