フライト・トゥ・ユー~君との距離〈マイル〉 第34話 あらすじ/ネタバレ
離陸式典
夏至(シア・ジー)はカメラを手に、離陸式典の厳かな様子を記録する。謝澤天(シエ・ゾーティエン)は壇上で、17 年前に江韜(ジアン・タオ)と共に損傷した飛行機を田んぼに安全著陸させた壮挙を振り返る。それは無数の命を救っただけでなく、乗務員の不朽の伝説となった。しかし、謝澤天(シエ・ゾーティエン)は話題を転換し、飛行の安全を強調する。彼は程瑋のような英雄が不注意で命を落とすことがないように、安全を最優先にすべきだと訴える。
その後、謝澤天(シエ・ゾーティエン)は林一成(リン・イーチョン)、宋宋(ソン・ソン)、程霄(チョン・シアオ)を壇上に呼び、それぞれの飛行前の心境を語ってもらう。程霄(チョン・シアオ)は、乗客の安全を常に最優先に考えていることを語り、彼女の責任感と使命感は感動的だ。この信念を称え、謝澤天(シエ・ゾーティエン)は 17 年前の飛行機の機体の一部で作られたネームタグを 3 人に贈呈し、程霄(チョン・シアオ)には特に大きな期待を寄せる。彼女の目はより一層強い輝きを放っていた。
カミルの証言
一方、顧南亭(グー・ナンティン)はカミルの重要な証言を得るためにパナマシティへと向かう。しかし、会社の圧力に屈したカミルは沈黙を選び、顧南亭(グー・ナンティン)の懇願も彼女の決意を変えることはできなかった。彼は落胆する。劉弁護士からの報告を受けた顧南亭(グー・ナンティン)は、さらに失望を深める。
程霄(チョン・シアオ)の決意
程霄(チョン・シアオ)は、自分自身のためだけでなく、老郭(ラオ・グオ)の名誉のために戦うことを決意する。林一成(リン・イーチョン)の逃避は彼女の信念を揺るがすことはなく、彼女は毅然として証言台に立つことを決意し、劉弁護士に連絡した後、外界との連絡を絶つ。夏至(シア・ジー)と宋宋(ソン・ソン)は心配するが、程霄(チョン・シアオ)に連絡を取ることはできず、程 (チェン)父の不安は頂点に達する。しかし、程霄(チョン・シアオ)はもはや何も恐れることなく、すべてに立ち向かう決意を固めていた。
顧南亭(グー・ナンティン)は急いで駆けつけ、程霄(チョン・シアオ)を説得しようとするが、彼女の固い決意は崩れない。倪湛(ニー・ジャン)の登場で、この会話はさらに複雑になる。彼は程霄(チョン・シアオ)に慎重になるよう忠告するが、彼女の選択を理解している。顧南亭(グー・ナンティン)はついに自分の気持ちを告白し、程霄(チョン・シアオ)への想いが芽生えていることを認める。羅憶(ルオ・イー)の死後、閉ざされていた彼の心が程霄(チョン・シアオ)によって静かに開かれたのだ。
法廷での戦い
開廷日、程霄(チョン・シアオ)は夏至(シア・ジー)、宋宋(ソン・ソン)、李語珩(リー・ユーハン)と共に法廷に到著する。江韜(ジアン・タオ)と程 (チェン)母の姿は、空気をさらに微妙なものにする。母娘の無言の視線には、千言万語が込められている。法廷で程霄(チョン・シアオ)は、録音データが改ざんされた真実を勇敢に証言するが、私怨のために程 (チェン)母から証言の有効性を疑われ、退廷を余儀なくされる。
窮地に陥ったその時、顧南亭(グー・ナンティン)が立ち上がり、ミカエルの証言を代弁する。しかし、さらに大きな抵抗に遭う。まさに絶体絶命と思われたその時、ミカエルからの電話が差し込む一筋の光となる。彼は証言台に立つことを承諾し、状況は一変する。その後、林一成(リン・イーチョン)の証言によって江韜(ジアン・タオ)の録音データの虚偽性が証明され、法廷は騒然となる。真実が徐々に明らかになっていく。
第34話 感想
第34話は、緊張感と感動が交錯する素晴らしいエピソードでした。離陸式典のシーンは、航空業界の厳粛さとパイロットの責任を改めて感じさせられました。謝澤天(シエ・ゾーティエン)の演説は、安全を最優先にすべきというメッセージを力強く伝え、程霄(チョン・シアオ)たちの決意をさらに固めました。
カミルの証言をめぐる展開はハラハラドキドキしました。顧南亭(グー・ナンティン)の必死の説得も虚しく、カミルの沈黙は大きな壁となりました。しかし、程霄(チョン・シアオ)の揺るぎない決意と顧南亭(グー・ナンティン)の変わらぬサポートによって、事態は好転していきます。
法廷のシーンは、緊迫感に満ちていました。程霄(チョン・シアオ)の勇敢な証言、顧南亭(グー・ナンティン)のミカエルの証言の代弁、そして林一成(リン・イーチョン)の証言によって、真実が明らかになっていく過程は圧巻でした。江韜(ジアン・タオ)の悪事が暴かれ、程霄(チョン・シアオ)と老郭(ラオ・グオ)の名誉が回復されて本当に良かったです。
また、顧南亭(グー・ナンティン)と程霄(チョン・シアオ)の関係にも大きな進展がありました。顧南亭(グー・ナンティン)が程霄(チョン・シアオ)への想いを告白したシーンは、とても感動的でした。羅憶(ルオ・イー)の死後、閉ざされていた彼の心が程霄(チョン・シアオ)によって開かれた瞬間は、二人の絆の深さを物語っていました。
つづく