雪中悍刀行~徐鳳年(シュー・フォンニエン)、北椋王への道~ 第18話 あらすじ/ネタバレ

徐鳳年(シュー・フォンニエン)一行は襄樊城に到著した。江南の繁栄は北椋の広大さとは対照的で、一行は複雑な思いに駆られる。姜泥(ジャン・ニー)は楚国の都の栄華と悲劇を思い出し、20万の襄樊の民の犠牲を悼む。徐鳳年(シュー・フォンニエン)は父・徐驍( シュー・シャオ)の重荷と犠牲を理解しつつも、大切な人を守れないなら天下など守れないという信念を貫く。父子の考えは平行線のように交わらない。

呂銭塘(リュウ・センタン)は靖安王を客栈に招くが、拒否される。靖安王は息子の趙珣(チャオ・シュン)が徐鳳年(シュー・フォンニエン)の闇殺に失敗し、韋棟(ウェイ・ドン)の息子に罪を擦り付けたため、韋棟(ウェイ・ドン)一家を滅ぼした。趙珣(チャオ・シュン)は林探花(リン・タンホア)が生きていることを知り、靖安王に詰め寄るが、靖安王はそれを製止し、呂銭塘(リュウ・センタン)の誘いを断る。

一方、趙楷(チャオ・カイ)は王府に潜入し、呂銭塘(リュウ・センタン)が去った後、靖安王を訪ねる。趙楷(チャオ・カイ)は徐鳳年(シュー・フォンニエン)の排除を提案するが、靖安王は趙楷(チャオ・カイ)の背後にいる勢力と野心を察知し、様子見を決め込む。

徐驍( シュー・シャオ)は300の騎兵を率いて離陽城に到著する。かつての小さな柳の木は巨大な木に成長し、時の流れを感じさせる。宰輔・張巨鹿(チョウ・キョロク)は伐採することで徐驍( シュー・シャオ)を挑発するが、徐驍( シュー・シャオ)は動じず、軍を率いて入城する。三品大夫・劉体仁(リュウ・タイジン)は徐驍( シュー・シャオ)を侮辱しようとするが、逆に威圧されて罰を受ける。

張巨鹿(チョウ・キョロク)は徐驍( シュー・シャオ)の力を認め、靖安王と手を組み、青州を使って徐鳳年(シュー・フォンニエン)を排除し、皇帝の信頼を得ようとする。靖安王は納得できないが、現実を受け入れ、王妃・裴南葦(ペイ・ナンウェイ)と共に客栈で徐鳳年と会うことを決意する。

客栈では、寧峨眉(ニン・アーメイ)が青州兵の動きを察知し、徐鳳年に報告する。徐鳳年は王初冬(ワン・チュートン)から靖安王と裴南葦(ペイ・ナンウェイ)の関係を知り、単独で会うことを決意する。姜泥(ジャン・ニー)は仮対するが、密かに後を追う。靖安王は徐鳳年を個室に招き入れ、緊張した空気が流れる。

権力、復讐、策略が交錯する戦いが襄樊城で始まる。徐鳳年は危機を乗り越えられるのか、靖安王はどのような選択をするのか、今後の展開が注目される。

第18話の感想

第18話は、徐鳳年一行の襄樊城到著から、徐驍の離陽城入城まで、物語が大きく展開する重要なエピソードでした。江南の繁栄と北椋の雄大さの対比、姜泥(ジャン・ニー)の楚国への思い、徐鳳年と徐驍の確執など、見どころ満載の内容でした。

特に印象に残ったのは、徐鳳年と靖安王の対峙シーンです。互いに探り合いながら、駆け引きを繰り広げる様子は、緊迫感に満ちていました。また、徐驍の離陽城入城シーンも圧巻でした。300の騎兵を率いて堂々と入城する姿は、まさに北椋王の風格を感じさせました。

つづく