雪中悍刀行~徐鳳年(シュー・フォンニエン)、北椋王への道~ 第24話 あらすじ/ネタバレ
徐鳳年(シュー・フォンニエン)、趙楷(チャオ・カイ)の衝突
徐龍象(シュー・ロンシャン)は趙楷(チャオ・カイ)の悪意を察知するが、恐れずに立ち向かう準備をする。緊張が高まる中、趙希摶(チャオ・シーチュアン)が現れ、衝突を回避する。趙楷(チャオ・カイ)は態度を豹変させ、誤解だと主張し、韓貂寺(ハン・ディアオシ)から授かった三千紅絲を身分証明として提示する。趙希摶(チャオ・シーチュアン)は韓貂寺(ハン・ディアオシ)の面子を立て、趙楷(チャオ・カイ)に謝罪を要求する。趙楷(チャオ・カイ)は躊躇なく跪き、誠意を持って謝罪する。この様子に驚いた趙希摶(チャオ・シーチュアン)は、趙楷(チャオ・カイ)の柔軟な対応を高く評価し、新世代の傑物となることを予感する。
劉 (リュウ)夫人の目覚めと徐鳳年(シュー・フォンニエン)の襲撃
劉 (リュウ)夫人は昏睡から目覚め、門の外に集まった民衆から事件の顛末を知る。一方、徐鳳年(シュー・フォンニエン)は劉黎廷(リュウ・リーティン)の遺体を馬に引きずり、城門をくぐる。彼は闇闇に潜む呵呵姑娘に気づかず、不意を突かれて襲撃される。
徐脂虎(シュー・ジーフー)との再会と劉黎廷(リュウ・リーティン)の死
盧府門前で待ち焦がれていた徐脂虎(シュー・ジーフー)は、徐鳳年(シュー・フォンニエン)らが馬に乗って到著するのを目撃する。しかし、劉黎廷(リュウ・リーティン)は既に息絶えていた。姉弟の再会は複雑な感情に包まれる。徐鳳年(シュー・フォンニエン)は姉を抱きしめ、北椋へ連れ戻すことを誓う。しかし、その直後に負傷の重さに耐え切れず倒れてしまう。徐脂虎(シュー・ジーフー)は弟の背中に触れると、恐ろしいほどの血痕を発見し、愕然とする。幸いなことに、徐鳳年(シュー・フォンニエン)の傷は見た目ほど深刻ではなく、手当てをすれば命に別状はない。しかし、劉黎廷(リュウ・リーティン)の妻は納得せず、離陽城府衙で訴えを起こす。
盧(ルー)家の思惑と徐鳳年(シュー・フォンニエン)の療養
江南の名門である盧(ルー)家は、北椋の徐家と門閥が同等であるにもかかわらず、徐驍( シュー・シャオ)の威名を恐れて徐脂虎(シュー・ジーフー)に無礼な態度を取ることはない。しかし、彼らは徐鳳年(シュー・フォンニエン)の行動が江南で不必要なトラブルを引き起こすことを懸念している。特に、闇殺事件が発生したことで、刺客を雇ったと疑われ、徐驍( シュー・シャオ)の報復を恐れている。そのため、盧(ルー)家は徐鳳年(シュー・フォンニエン)を一時的に匿い、療養させることを余儀なくされる。徐鳳年(シュー・フォンニエン)にとっては、災い転じて福となす結果となった。
韓貂寺(ハン・ディアオシ)の策略と江南文人の仮発
韓貂寺(ハン・ディアオシ)は徐驍( シュー・シャオ)を訪ね、徐家と盧(ルー)家を離間させることで、自分の目的を達成しようとする。しかし、徐驍( シュー・シャオ)は韓貂寺(ハン・ディアオシ)の策略に惑わされず、挑発を無視する。江南の文人たちは徐鳳年(シュー・フォンニエン)への不満を弾劾奏章にまとめ、京城に送る。皇帝はこれを歓迎し、北椋の勢力を弱体化させる機会と捉えている。徐鳳年は、世襲を維持するためには北椋が孤立無援の状態を保つ必要があることを理解しており、苦悩する。
徐脂虎(シュー・ジーフー)の行動と徐鳳年の決意
徐鳳年の迷いを察した徐脂虎(シュー・ジーフー)は、劉黎廷(リュウ・リーティン)の屋敷に一人でお参りに行き、事態を動かそうとする。一方、姜泥(ジャン・ニー)と魚幼薇(ユー・ヨウウェイ)は徐鳳年を訪ねるが、彼は部屋にいない。実は、徐鳳年は徐脂虎(シュー・ジーフー)の計画を察知し、寧峨眉(ニン・アーメイ)に密かに護衛させていた。彼は姉を呼び止め、家に帰るように説得し、双方にとって最善の解決策を見つけると約束する。
趙楷(チャオ・カイ)の夢と徐驍( シュー・シャオ)の対峙
伝国玉璽を探す趙楷(チャオ・カイ)は、無底潭のほとりに隠遁する趙黄巣(チャオ・ホアンチャオ)という老人に出会う。趙黄巣(チャオ・ホアンチャオ)は夢を使って趙楷(チャオ・カイ)を試す。趙楷(チャオ・カイ)は夢の中で皇帝に即位する虚栄を味わうが、老人の導きで目覚め、趙黄巣(チャオ・ホアンチャオ)の正体と修行方法を知る。一方、徐驍( シュー・シャオ)と楊太歳(ヨウ・タイサイ)の対立は激化の一途を辿る。徐驍( シュー・シャオ)は楊太歳(ヨウ・タイサイ)に、呉素(ウー・スー)の死の真相をなぜ数年も解明できなかったのかと問いただす。楊太歳(ヨウ・タイサイ)は、事件に関与した人物が京城に潜伏していることを明かす。一連の事件は、北椋の未来に不確実性と変数を投げかける。
第24話の感想
第24話は、緊張感とドラマチックな展開が満載のエピソードでした。特に、徐鳳年と趙楷(チャオ・カイ)の衝突、徐脂虎(シュー・ジーフー)と徐鳳年の再会、趙楷(チャオ・カイ)の夢体験、徐驍( シュー・シャオ)と楊太歳(ヨウ・タイサイ)の対峙など、見どころ満載でした。
徐鳳年と趙楷(チャオ・カイ)の衝突は、両者の力量差が明らかになる一方で、趙楷(チャオ・カイ)の意外な柔軟性も垣間見えました。徐脂虎(シュー・ジーフー)と徐鳳年の再会は、姉弟の絆の深さを改めて感じさせる感動的なシーンでした。趙楷(チャオ・カイ)の夢体験は、彼の野心と欲望を浮き彫りにする象徴的な場面でした。徐驍( シュー・シャオ)と楊太歳(ヨウ・タイサイ)の対峙は、北椋の未来を左右する重要な局面であることを示唆しています。
つづく