雪中悍刀行~徐鳳年(シュー・フォンニエン)、北椋王への道~ 第26話 あらすじ/ネタバレ

北椋王府門前

魚幼薇(ユー・ヨウウェイ)と青鳥(アオトリ)は、世子徐鳳年(シュー・フォンニエン)の心意について静かに語り合う。魚幼薇(ユー・ヨウウェイ)は、青鳥(アオトリ)が世子に想いを寄せていることに気づくが、青鳥(アオトリ)は自分が死士から侍女になった身分であることを自覚しており、その想いは胸に秘めたまま終わる運命にあることを悟っていた。

徐鳳年(シュー・フォンニエン)と姜泥(ジャン・ニー)

突然、徐鳳年(シュー・フォンニエン)は曹長卿(ソウ・チョウケイ)のことを口にする。曹長卿(ソウ・チョウケイ)は、かつて西楚の武学と碁芸に秀でた人物だったが、国が滅びたことで名前を変え、重臣の闇殺を企て、3度も皇宮に侵入した。その胆識と実力は畏敬の念を抱かせるほどだった。徐鳳年(シュー・フォンニエン)は、曹長卿(ソウ・チョウケイ)だけが姜泥(ジャン・ニー)を北椋の争いから守り、安全を確保できると信じていた。しかし、姜泥(ジャン・ニー)は頑固に拒否し、徐鳳年(シュー・フォンニエン)との因縁を自分の手で解決したいと主張する。内心では、徐鳳年(シュー・フォンニエン)への深い愛情を捨てきれないでいた。

旅立ちの日

出発の日、魏叔陽(ウェイ・シューヤン)は馬車を用意し、寧峨眉(ニン・アーメイ)に道中気をつけるように、特に女刺客に注意するようにと忠告する。徐鳳年(シュー・フォンニエン)は出発前に盧白頡(ルー・バイジエ)に会い、姉の仇を討ち、主を欺いた奴僕を家から追い出す。一行が出発しようとしたその時、盧白頡(ルー・バイジエ)は剣術の稽古をしたいと李淳罡を引き留め、密かに計画を立て、自身は報国寺へと急ぐ。

報国寺への道中

徐鳳年(シュー・フォンニエン)一行は2台の馬車に分乗し、寧峨眉(ニン・アーメイ)は鳳字営を率いて護衛する。道中、二喬(リ・チャオ)は馬車の中にいる小さな怪物を怖がり、舒羞と同じ馬車に乗ることにする。報国寺に到著すると、文壇の盛会はまだ始まっていなかった。人々は寺の中で休息を取る。徐脂虎(シュー・ジーフー)は、一人ぼっちの少女に出会う。財布は空っぽだったが、姜泥(ジャン・ニー)が助けてくれた。少女は、涼しくてスイカでおもてなししてくれる後庭の池へと案内する。

池のほとりで

池のほとりで、徐鳳年(シュー・フォンニエン)は書生の陳錫亮(チェン・シーリャン)に出会う。彼は型破りで、見識が深い人物だった。少女が名家の娘にいじめられていると、陳錫亮(チェン・シーリャン)は立ち上がり、徐鳳年(シュー・フォンニエン)も傍観できず、刀で矢を断ち切って、週囲の人々を驚かせた。その後、陳錫亮(チェン・シーリャン)は清談会で活躍し、非難を浴びるが、徐鳳年(シュー・フォンニエン)は行動で彼を支持し、人材を重んじる姿勢を示した。

盧白頡(ルー・バイジエ)の企み

盧白頡(ルー・バイジエ)は2階から姜泥(ジャン・ニー)の真の姿を見て、彼女が楚の王女であることを知る。彼は劉 (リュウ)夫人を利用して徐鳳年を陥れようと企む。しかし、計画は失敗し、逆に利用されてしまう。盧白頡(ルー・バイジエ)は怒り、徐鳳年に姜泥(ジャン・ニー)を渡すように要求する。その頃、少女は寺の門前で陳錫亮(チェン・シーリャン)を待ち続けていたが、盧府の家丁に追い払われ、危機に陥る。

曹長卿(ソウ・チョウケイ)の登場

危機的状況の中、盧白頡(ルー・バイジエ)が少女を奪おうとする。徐鳳年は抵抗するが、盧白頡(ルー・バイジエ)の武芸には敵わなかった。まさに生死の瀬戸際、儒聖・曹長卿(ソウ・チョウケイ)が駆けつけ、超凡な実力で盧白頡(ルー・バイジエ)をあっさりと製圧する。曹長卿(ソウ・チョウケイ)は姜泥(ジャン・ニー)に気づき、激昂する。徐鳳年が王女を侍女に落としたことに怒り、徐鳳年を殺そうとするが、青鳥(アオトリ)が命を賭して守る。敗北したものの、青鳥(アオトリ)の忠義は称賛される。

第26話感想

第26話は、徐鳳年と姜泥(ジャン・ニー)の複雑な関係、そして徐鳳年と盧白頡(ルー・バイジエ)の対立が描かれた回でした。

徐鳳年は、姜泥(ジャン・ニー)を北椋の争いから守るために曹長卿(ソウ・チョウケイ)に託そうとしますが、姜泥(ジャン・ニー)は頑固に拒否します。これは、姜泥(ジャン・ニー)が徐鳳年への愛情と、自分の運命への葛藤を抱えていることを示しています。

一方、盧白頡(ルー・バイジエ)は徐鳳年を陥れようと企みますが、逆に利用されてしまいます。これは、盧白頡(ルー・バイジエ)の傲慢さと、徐鳳年の成長を示しています。

また、この回では、陳錫亮(チェン・シーリャン)という新しいキャラクターが登場します。陳錫亮(チェン・シーリャン)は、型破りな人物ですが、実力と見識を兼ね備えています。徐鳳年が彼を支持する姿は、徐鳳年の懐の深さを示しています。

つづく