天地を問う~Under the Microscope~ 第10話 あらすじ/ネタバレ
夜が訪れ、疲れ切った豊宝玉(フォン・バオユー)が家に帰ると、姉の豊碧玉(フォン・ビーユー)が愛情を込めて作った料理が食卓に並んでいた。宝玉は空腹を満たしながら、碧玉に人丁丝絹の件にはもう関わらないと約束する。碧玉は安心し、宝玉が好きなことを追求して幸せになってほしいと願う。
一方、範(ファン)郷紳の屋敷では、範(ファン)郷紳と馬文才(マー・ウェンツァイ)が祝杯を挙げている。程仁清(チョン・レンチン)は隅の席で一人酒を飲み、寂しそうな様子だ。馬文才(マー・ウェンツァイ)は程仁清(チョン・レンチン)に近づき、その母を祭るために来たと偽りながら、馬父の不正をほのめかす。程仁清(チョン・レンチン)は怒りながらも、今は我慢するしかない。
翌日、黄凝道(ホアン・ニンダオ)は人丁丝絹の審理を再開する。帥家黙(シュアイ・ジアモー)は真相を明らかにしようと奮闘するが、程仁清(チョン・レンチン)が妨害しようとする。黄凝道(ホアン・ニンダオ)は程仁清(チョン・レンチン)を製止し、家默は仁華県の税金が4年間で3530两も不正に徴収されていたことを暴露する。方(ファン)知県は驚き、事態は深刻さを増していく。
黄凝道(ホアン・ニンダオ)は土地の再測量を決意するが、程仁清(チョン・レンチン)が再び妨害しようとする。しかし、黄凝道(ホアン・ニンダオ)は程仁清(チョン・レンチン)を排除し、馬文才(マー・ウェンツァイ)が代わりに測量を助けることを申し出る。黄凝道(ホアン・ニンダオ)は3日後に金安八県で全面的な測量を行うことを決定し、人丁丝絹の解決に向けた道を切り開く。
会議後、馬文才(マー・ウェンツァイ)は程仁清(チョン・レンチン)に杖打ち10回の刑罰と訟師資格の剝奪を命じる。程仁清(チョン・レンチン)は範(ファン)郷紳と馬文才(マー・ウェンツァイ)に利用されていたことに気付き、絶望に陥る。
杖打ちを受けた程仁清(チョン・レンチン)は、範(ファン)郷紳たちに機密を漏らしたことを責められる。程仁清(チョン・レンチン)は最初は否定するが、証拠を突きつけられて言葉を失う。
一方、豊宝玉(フォン・バオユー)は任(レン)主簿に会い、絲絹全書について尋ねる。金安での騒乱の情報も入手し、告示が出されると民衆は動揺し、不安が広がる。
帥家黙(シュアイ・ジアモー)は程仁清(チョン・レンチン)の身に起こったことを知り、見舞いに行く。彼は程仁清の傷の手当てをするだけでなく、理想に燃えていた自分が現実の壁にぶつかった経験を語る。二人は互いに共感し、友情が芽生える。
豊宝玉(フォン・バオユー)の行動は、絲絹全書の秘密と金安八県の複雑な状況に焦点を当てた次の展開を闇示している。正義と真実を巡る戦いが静かに幕を開ける。
天地を問う~Under the Microscope~ 第10話 感想
第10話は、人丁丝絹の真相が明らかになり、物語が大きく動き出した回でした。帥家黙(シュアイ・ジアモー)の活躍、程仁清の苦悩、そして範(ファン)郷紳と馬文才(マー・ウェンツァイ)の陰謀が交錯し、緊張感あふれる展開となりました。
特に印象的だったのは、帥家黙(シュアイ・ジアモー)と程仁清のシーンです。最初は対立していた二人が、お互いの過去を語り合い、共感し合う姿は感動的でした。また、程仁清が範(ファン)郷紳と馬文才(マー・ウェンツァイ)に利用されていたことに気づき、絶望に陥るシーンは、彼の複雑な心情が伝わってきました。
一方、範(ファン)郷紳と馬文才(マー・ウェンツァイ)の悪辣な策略も明らかになりました。彼らは権力と富のために、人々の生活を顧みず、陰謀を巡らせています。彼らの行動は許されるべきではありませんが、その狡猾さと冷酷さは、物語をよりスリリングなものにしています。
つづく