天地に問う~Under the Microscope~ 第2話 あらすじ/ネタバレ

夜も更け、帥家黙(シュアイ・ジアモー)の夢は再び幼い頃の記憶の断片に侵されます。数字と真実に関する記憶が、霧の中の灯火のようにちらついています。突然目覚めた彼は、もう抑えきれない衝動に駆られ、急いでベッドから降りると、門の外からは豊碧玉(フォン・ビーユー)の鮮やかな売り声が聞こえてきます。静かな夜との対比が鮮やかです。

門の外では、豊宝玉(フォン・バオユー)が姉のところに駆け寄り、興奮気味に沈城の商品のことを話します。彼は胸を張り、姉の心配を軽くしようとします。豊碧玉(フォン・ビーユー)は弟の成長を嬉しく思いながらも、一人で省城に行くように告げます。しかし、帥家黙(シュアイ・ジアモー)を家に残すことに不安を感じた豊宝玉(フォン・バオユー)は、姉の後をついて必死に懇願します。3人が家に入ると、帥家黙(シュアイ・ジアモー)の姿は消えていました。

原來、帥家黙(シュアイ・ジアモー)は金安府知事衙門に直行していました。仁華県の税金台帳の誤りを正すため、官に即刻訂正を求めるためです。しかし、知事は無関心で、金安府に訴えるようにとだけ言います。焦燥に駆られる帥家黙(シュアイ・ジアモー)でしたが、県令の方樊珍(ファン・ファンチェン)と宋(ソン)通判(ソン・レン)(ソン・レン)通判は、黄凝道(ホアン・ニンダオ)知事の到著を盛大に迎えていました。帥家黙(シュアイ・ジアモー)は割り込もうとしますが、明日来るようにと冷たくあしらわれ、平民であることを理由に介入を禁じられます。

一方、黄凝道(ホアン・ニンダオ)はすでに弄堂に到著していました。方樊珍(ファン・ファンチェン)と宋(ソン)通判(ソン・レン)は慌てて挨拶しますが、轎の中には誰もいません。黄凝道(ホアン・ニンダオ)は先に進んでいたのです。弄堂で、黄凝道(ホアン・ニンダオ)は部下の媚びへつらいを露骨に嫌い、特に遅刻した県令たちへの不満を募らせます。彼らは自分に下馬威をくらわせようとしていると考えるのです。

屋敷に戻ると、方樊珍(ファン・ファンチェン)は黄凝道(ホアン・ニンダオ)の振る舞いに不満をあらわにします。さらに、税金問題で帥家黙(シュアイ・ジアモー)が騒ぎを起こしたと聞くと、激怒して杖で懲らしめるよう命じます。

幸いなことに、帥家黙(シュアイ・ジアモー)は街で宋(ソン)通判(ソン・レン)と偶然出会い、宋(ソン)通判(ソン・レン)は同情して残りの罰を免じてくれました。夜が訪れ、傷だらけの帥家黙(シュアイ・ジアモー)が家に帰ると、豐家姉弟の心配と気遣いが待っていました。豊碧玉(フォン・ビーユー)は事情を知ると、税金は公正であるべきだと主張し、帥家黙(シュアイ・ジアモー)を支持することを決意します。彼女はまた、帥家黙(シュアイ・ジアモー)が壁に刻んだ数字が絹の枚数と驚異的に一緻していることに気づき、彼が表面的な愚かさではなく、独自の信念と目的を持っていることに気づきます。

翌朝、帥家黙(シュアイ・ジアモー)と豊宝玉(フォン・バオユー)は仁華県衙門を訪れます。豊宝玉(フォン・バオユー)はわざと帥家黙(シュアイ・ジアモー)に殴られたと主張し、方樊珍(ファン・ファンチェン)の注意を引きます。民衆の注目と議論の中で、方樊珍(ファン・ファンチェン)は仕方なく帥家黙(シュアイ・ジアモー)に税金問題を説明させます。帥家黙(シュアイ・ジアモー)は帳簿の誤りを論理的に指摘し、民衆の共感を呼び、徹底的な調査を求める声が上がります。方樊珍(ファン・ファンチェン)は形勢不利と見て、慌てて退廷を宣言し、責任逃れを図ります。

しかし、帥家黙(シュアイ・ジアモー)は諦めません。仁華県民を代表して正式に提告します。彼はただの平民ですが、その勇気と決意は在場のすべての人々の心を動かします。豊宝玉(フォン・バオユー)も彼に寄り添い、断固として支持します。この事件は仁華県に瞬く間に広がり、街の話題となります。黄凝道(ホアン・ニンダオ)はそれを聞いて面白がり、方樊珍(ファン・ファンチェン)に帥家黙(シュアイ・ジアモー)に税金問題の調査を命じます。真実と正義を巡る戦いが静かに幕を開けます。

第2話感想

第2話は、真実と正義を求める帥家黙(シュアイ・ジアモー)の熱い思いが伝わってくる、見応えのある内容でした。特に、彼が税金の不正を指摘し、民衆の支持を得るシーンは圧巻でした。また、豊碧玉(フォン・ビーユー)の毅然とした態度や、宋(ソン)通判(ソン・レン)の優しさなど、登場人物それぞれの魅力が描かれていて、物語に深みを与えていました。

また、黄凝道(ホアン・ニンダオ)の狡猾さや、方樊珍(ファン・ファンチェン)の卑劣さなど、悪役たちの描き方も見事でした。彼らの存在が、帥家黙(シュアイ・ジアモー)の正義感をより際立たせていました。

つづく