天地を問う~顕微鏡の下で~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

深夜、倉庫で火事が発生し、辺りを真っ赤に染め上げた。下人たちが慌てて水を運んで消火する中、無実の書生である豊宝玉(フォン・バオユー)と帥家黙(シュアイ・ジアモー)は、火事の縁で意識を失い、生死の境をさまよっていた。悪辣な鹿飛龍(ルー・フェイロン)は、火事に乗じて二人を始末しようとするが、程仁清(チョン・レンチン)が間一髪で阻止する。程仁清(チョン・レンチン)は、ここで二人が亡くなれば、火災の真相について様々な憶測を呼ぶこと、特に劉景(リウ・ジン)大人の疑念を招くことを懸念していた。

鹿飛龍(ルー・フェイロン)は、納得できないながらも、その場で二人を殺害する計画を断念する。程仁清(チョン・レンチン)は一計を案じ、人目を欺くための芝居を演出する。すぐに火は消し止められ、知らせを受けた劉景(リウ・ジン)が現場に駆けつけると、倉庫内は紙屑が飛び散り、木枠が焼け焦げていたが、遺体は発見されなかった。劉景(リウ・ジン)が尋ねると、皆口を揃えて昨夜、帥家黙(シュアイ・ジアモー)が自発的に泊まったと証言し、唯一の目撃者である老吏は、二人が口論の後に立ち去った後、このような事態になるとは予想もしていなかったと、恐る恐る真実を明かした。

老吏の証言に劉景(リウ・ジン)は眉をひそめ、程仁清(チョン・レンチン)はすかさず口を挟み、二人が口論の末に不注意で火事を起こし、逃亡したと推測した。劉景(リウ・ジン)は半信半疑で、その説はあまりにも強引だと考えた。程仁清(チョン・レンチン)はさらに分析し、二人が潔白であれば、なぜ逃亡する必要があるのかと問いかけた。この言葉は、劉景(リウ・ジン)を沈思黙考させた。

一方、豊宝玉(フォン・バオユー)と帥家黙(シュアイ・ジアモー)は、鹿飛龍(ルー・フェイロン)の隙をついて縛を解き、密林に逃げ込んだ。豊宝玉(フォン・バオユー)は怪我をしてしまい、帥家黙(シュアイ・ジアモー)は必死に彼を支えて前進し、最終的に農家に逃げ込んだ。鹿飛龍(ルー・フェイロン)が追いついたが、地窖で驚愕の秘密を発見し、驚きながらも諦めて立ち去った。

帥家黙(シュアイ・ジアモー)は農家で体力を回復させながら、人丁絲絹事件と父親の死についてさらに思いを巡らせた。彼は、この背後にはもっと深い秘密が隠されているのではないかと気づいた。真相を突き止めるため、単身で同陽県へ向かうことを決意した。しかし、同陽に到著した直後、鄧思斉(ドン・スーチー)知県に拘束されてしまう。窮地に陥った帥家黙(シュアイ・ジアモー)は、架閣庫を使わずに人丁絲絹事件を証明できる妙案を提案し、鄧(ドン)知県の注目を集めることに成功した。

同じ頃、範(ファン)郷紳は二人が逃げ出したことを知り、鹿飛龍(ルー・フェイロン)は自責の念に駆られ、再び行動を起こそうとする。しかし、程仁清(チョン・レンチン)は、草木を驚かせないために、今は見送るべきだと提案した。帥家黙(シュアイ・ジアモー)と鄧(ドン)知県は順調に関係を築き、二人は田畑の測量方法を競い合い、帥家黙(シュアイ・ジアモー)は卓越した算術の才能で鄧(ドン)知県を驚かせた。

深夜、帥家黙(シュアイ・ジアモー)は鄧(ドン)知県に心の疑問を打ち明けた。なぜ火事があった日に、自分が家にいなかったのか?もし本当に両親が罪を犯して自殺したのなら、なぜ自分だけを残したのか?鄧(ドン)知県は彼の話を聞いて慰め、毛(マオ)知県に手紙を書いて、より多くの手がかりを探るために攬溪に向かうことを勧めた。

こうして、火災によって引き起こされた危機は一応の終息を迎えたが、帥家黙(シュアイ・ジアモー)の真相究明の歩みは決して止まることはなかった。彼は、人丁絲絹事件の真相を明らかにすることだけが、亡き父の霊を慰め、自分の潔白を証明できると確信していた。

第7話感想

第7話は、緊迫感と謎が交錯する展開で、視聴者を釘付けにする内容だった。特に、火災によって窮地に陥った豊宝玉(フォン・バオユー)と帥家黙(シュアイ・ジアモー)の運命がどうなるのか、最後まで目が離せなかった。

程仁清(チョン・レンチン)の策略によって、二人は辛くも命を落とすことなく、真相究明の道を歩み続けることができた。しかし、鹿飛龍(ルー・フェイロン)の執拗な追跡や、鄧(ドン)知県の思惑など、依然として多くの困難が待ち受けている。

また、帥家黙(シュアイ・ジアモー)が両親の死の真相に迫る決意を固めたのも、第7話の重要なポイントだった。彼の過去に隠された秘密が明らかになるにつれて、物語はさらに複雑さを増していくと思われる。

つづく