『ロマンスの降る街』第26話 あらすじ/ネタバレ
夜も更けた東新城。新任リーダー林亦揚は、長い会議を終え、これから取り組むべき課題に思いを馳せる。翌朝、各チームの責任者と個別に話し合うことを決めた彼は、会議室に向かう途中、林霖と遭遇する。呉魏が現れ、林霖を呼び戻し、林亦揚が少人数の会議を開く予定であることを伝える。
会議室は、緊張と期待が入り混じった雰囲気に包まれる。林亦揚は、就任早々大規模な改革を行うつもりはないが、いくつかの構想について話し合いたいと切り出す。小範は、その構想が莫大な資金を必要とすることにいち早く気づく。資金はどこから調達するのか?メンバーの疑問に、林亦揚は謎めいた笑みを浮かべ、微信を通じて詳細なスケジュール表を全員に送信する。彼は、様々な大会に参加して賞金を獲得し、構想の実現に必要な資金を賄う計画を立てていたのだ。
びっしりと予定が詰まったスケジュール表を見て、メンバーは顔を曇らせる。しかし、林亦揚は自分自身も忙しい日程をこなすことを明かし、最終的にチームは一緻団結する。引退していた陳安安も復帰を決意し、この挑戦に共に立ち向かうことを誓う。
一方、殷果は微信で林亦揚を週末に自宅に招き、祖母との夕食に誘う。林亦揚は快諾するが、その後、林霖が九球世界選手権が開催されることを伝え、コーチ陣は1週間前に集合する必要があるため、木曜日に出発しなければならないという知らせをもたらす。殷果は、東新城のリーダーに就任したばかりの林亦揚が社交に気を取られることを心配し、自分が戻ってから会おうと提案する。電話の中で、殷果は巧みに話題を試合に移し、2人は深夜まで和やかに語り合う。
林亦揚は殷果に早く休むように促し、電話は切れないまま、2人の間には言葉を超えた繋がりが生まれる。朝、殷果は目を覚まし、電話越しに朝のキスをせがむ。林亦揚は優しく応じ、2人の甘いムードが溢れ出す。その後、林亦揚は忙しい仕事に取り掛かり、朝食時には庭園の廊下を訪れ、殷果と試合をした際に刻んだ文字を丁寧に拭きながら、思い出に浸る。
東新城のベテランコーチ3人は、林亦揚の改革計画に疑問を抱き、質問に訪れる。林亦揚は辛抱強く説明するが、疑念は完全に消えない。そこで、彼らは江楊に意見を求めるために病院を訪れる。江楊は病気を患っているように見えるが、ユーモアを交えて緊張を和らげ、林亦揚の能力と決意を強調する。そして、怪我のためコーチを続けることができないことを明かし、林亦揚の背後で支える存在になると告げる。この言葉に、コーチたちは林亦揚の決断を改めて見直すようになる。
あっという間に1週間が経ち、林亦揚はリハビリ中の江楊を見舞いに行く。江楊は、球場で生活し、林亦揚を支えることを決意したことを明かす。同じ頃、殷果は世界選手権を終え、東新城に到著し、後輩たちから熱烈な歓迎を受ける。林亦揚は笑顔で殷果に東新城への加入を提案するが、殷果は新世界チャンピオンの劉希冉をコーチに招き入れることができれば最高だと冗談を言う。林亦揚は劉希冉を東新城のチャンピオン祝賀会に招待し、その後、殷果を部屋に連れ戻す。殷果が林亦揚の体調を心配すると、彼は優しく慰めとサポートを与える。
第26話感想
第26話は、ロマンスとドラマが満載のエピソードでした。林亦揚はリーダーとしての実力を発揮し、チームをまとめ、様々な課題に立ち向かいます。殷果との絆も深まり、2人の甘いシーンも印象的でした。
特に印象に残ったのは、林亦揚がチームの資金調達のために様々な大会に参加するという大胆な計画を立てたシーンです。メンバーは最初は戸惑っていましたが、林亦揚の熱意に賛同し、一緻団結して目標に向かって突き進みます。
また、江楊が怪我のためにコーチを引退し、林亦揚を支える存在になることを決意したシーンも感動的でした。江楊の経験と知識は、林亦揚にとって大きな助けになるでしょう。
そして、殷果が世界選手権を終えて東新城に帰ってきたシーンは、見ていて心が温まりました。後輩たちから歓迎され、林亦揚との再会を喜ぶ姿は、見ていて幸せな気持ちになります。
つづく