永安夢~君の涙には逆らえない~ 第1話 あらすじ/ネタバレ

尚書府

沈家の二人の千金、沈姌と沈甄(しんしん)は、それぞれ異なる魅力を放つ美しい姉妹。妹の沈甄(しんしん)は、姉の沈姌が嫁いだ後も家業の薬店を立派に切り盛りしている姿を見て、尊敬と自責の念を抱いていた。沈姌はそんな妹を優しく慰め、毎個人に得意分野があることを諭す。

春雨の中、庭を歩く沈甄(しんしん)は、咲き誇る山茶花が雨に濡れるのを心配し、傘でそっと守る。その頃、書斎では父・沈文祁(しんぶんき)が設計図に熱中していた。彼が考案した火地龍のデザインは、見る者を魅瞭する。父娘は沈甄(しんしん)の誕生日に向けてのサプライズを計画し、喜びを分かち合っていた。しかし、その幸せな時間は突然の騒ぎによってかき消される。冷酷無情と評される御史大人・陸時硯(りくしげん)が部下を従えて現れ、沈文祁(しんぶんき)が設計した城西渠(じょうさいきょ)の崩壊事故を理由に、彼を連行するよう命じる。

驚きを隠せない沈文祁(しんぶんき)だったが、聖命には逆らえず、娘に重要な令牌を託し、旅立つ。沈甄(しんしん)は複雑な思いを抱えながらも、父の無実を証明するため、夜通し手がかりを探すことを決意する。まず姉の沈姌に助けを求めるが、夫の家族が事件に巻き込まれることを恐れ、拒否されてしまう。

一方、陸時硯(りくしげん)は前夜の夢で襲撃され、体調を崩していた。公務中に偶然沈甄(しんしん)と出会い、彼女の涙を見て、なぜか同情心を抱く。しかし、突然の激しい痛みで倒れてしまう。名医に診てもらっても原因がわからず、心病だと診断されてしまう。

翌日、御史、周述安(しゅうしゅつあん)が城西渠(じょうさいきょ)の事件を担当することになり、陸時硯(りくしげん)は疑問を抱く。沈文祁(しんぶんき)の設計図に問題はなかったはずなのに、なぜ崩壊が起きたのか?さらに、設計図が忽然と消えてしまったことに驚く。そんな中、沈甄(しんしん)は助けを求めるため、姑父の縁談に巻き込まれてしまう。機転を利かせた沈甄(しんしん)は、街で偶然出会った陸時硯(りくしげん)に事件の進捗を尋ね、姑母の束縛から逃れる。

家に帰った沈甄(しんしん)は、父のヒントを頼りに、金庫で謎の木箱を見つける。期待に胸を膨らませて開けようとした瞬間、陸時硯(りくしげん)が現れ、木箱を巡って争いになり、落としてしまう。しかし、中には父の無実を証明する証拠ではなく、母の手紙と割れた玉の腕輪が入っていた。その腕輪は、毎年誕生日に母から贈られたものだったが、今は粉々に砕け散っていた。沈甄(しんしん)は悲しみに暮れる。

陸時硯(りくしげん)は自分のせいで沈甄(しんしん)を傷つけたことを悔やみ、皇帝から賜った玉佩を償いとして渡そうとするが、沈甄(しんしん)は拒否する。二人は出会う度に不幸が起きるため、沈甄は陸時硯(りくしげん)に強い敵意を抱く。その頃、沈姌が現れ、妹を連れてその場を去る。陸時硯(りくしげん)は沈甄が身につけている玉佩に気づく。それは、夢の中で自分を襲った人物が持っていたものと酷価していた。彼は沈甄の正体と自分の病気に何か関係があるのではないかと疑い始める。

夜が訪れ、沈甄は姉の慰めを受けながら誕生日を迎える。長寿麺は、彼女の心と胃を温めた。沈姌は、父の設計図に問題がなければ真実を明らかにし、父の無実を証明できると妹を励ます。

永安夢~君の涙には逆らえない~ 第1話感想

永安夢の第1話は、家族愛、謎解き、ロマンスが融合した素晴らしいスタートを切りました。沈家の姉妹、沈姌と沈甄は、それぞれ異なる魅力を持ち、視聴者を魅瞭します。沈姌の姉としての優しさ、沈甄の活発さは、物語に深みを与えています。

事件の展開も巧みで、沈文祁(しんぶんき)の突然の逮捕は大きな衝撃を与えます。沈甄が父の無実を証明するために奮闘する姿は、感動的です。陸時硯(りくしげん)の冷酷な印象とは裏腹に、沈甄への同情や疑問を抱く姿が描かれており、今後の展開が楽しみです。

第1話では、謎が謎を呼ぶ展開が続き、視聴者を釘付けにします。沈文祁(しんぶんき)の設計図の消失、沈甄が持つ木箱の謎、陸時硯(りくしげん)の夢の中の襲撃者との関係など、今後のストーリーが気になります。

つづく