永安夢~君の涙には逆らえない~ 第14話 あらすじ/ネタバレ

事件の真相が明らかになるにつれて、陸時硯(りくしげん)は大きな責任を感じ、皇宮に足を踏み入れ、太子に面会し、複雑な権力網から黒幕を見つけ出そうとします。宮廷では権力闘争が繰り広げられ、太子も彼の疑いの対象となります。

夜が訪れ、沈甄(しんしん)の自宅では、夕食後の空気が重苦しくなります。清渓(せいけい)は再び陸時硯(りくしげん)と沈甄(しんしん)の関係について話し始め、沈甄(しんしん)は清渓(せいけい)がよそ者に肩入れしすぎていることに不快感を示します。沈甄(しんしん)は捕らわれている父親のことを心配し、陸時硯(りくしげん)が救出できなかったことに失望と不安を感じています。その思いは、お酒によってさらに強まります。

沈甄(しんしん)はお酒を飲み続け、悲しみと不満をぶちまけます。彼女は姉の沈姌の不幸な結婚を嘆き、李棣(りてい)の偽善と冷酷さを非難し、自分も同じ轍を踏むまいと決意します。お酒の勢いで、彼女は陸時硯(りくしげん)にも不満をぶつけ、彼の軽薄さと無情さを責めます。しかし、陸時硯(りくしげん)は沈甄(しんしん)への深い愛情を抱いており、必死に説明しようとしますが、沈甄(しんしん)が酔いつぶれてしまい、誤解を解く機会を逃してしまいます。

翌日、陸時硯(りくしげん)は行動で自分の気持ちを証明しようと決意します。彼は沈甄(しんしん)が誤って割ってしまった玉の腕輪を丁寧に直し、彼女のために絵を描き、彼女の心を取り戻そうとします。また、彼は沈甄(しんしん)を連れ出して自然の美しさを楽しみ、二人は山頂で風を受けながら立ち尽くします。その光景は清渓(せいけい)の心を動かすほどに美しいものでした。

その時、蘇珩(そこう)が戦場から凱旋し、皇帝に謁見します。彼は沈甄(しんしん)との結婚を願い出ます。沈甄(しんしん)は彼の幼馴染であり、親友でもあります。陸時硯(りくしげん)はそれを聞いて複雑な気持ちになります。彼は強力なライバルが現れたことを悟ります。沈甄(しんしん)の心を勝ち取るために、彼はさらに努力し、彼女にプロポーズしようとします。しかし、突然の雨によって計画は台無しになってしまいます。

それでも、沈甄は陸時硯(りくしげん)の誠意に心を打たれます。彼女は雨に濡れた小さな写真を眺め、心が温まります。夜が更け、彼女は陸時硯(りくしげん)がしてくれたことを思い出し、思わず微笑みます。清渓(せいけい)はそれを目撃し、彼女に誰を愛しているのかと尋ねます。沈甄はすでに答えを持っていました。陸時硯(りくしげん)が与えてくれた喜びと温もりは、蘇珩(そこう)には与えられないものでした。

一方、陸時硯(りくしげん)は悪夢に悩まされます。夢の中で、沈甄は彼のもとを去り、北漠に戻り、二度と会わないと決意します。その光景はあまりにもリアルで、陸時硯(りくしげん)は心を痛めます。彼は前世からの縁があるのではないかと考え始め、彼女に何か借りがあるのではないかと疑います。

一方、李棣(りてい)は沈姌が大量の証拠を握り、離縁状を書いたことを知り、激怒して沈姌を殺そうとします。彼は沈姌に周述安(しゅうしゅつあん)に情けを請うように強要し、証拠を手に入れようとします。そして、彼は彼女に財産を売るように強要し、権力と復讐を巡る戦いが始まります。

このエピソードでは、感情のもつれと権力闘争が絡み合い、それぞれが信念と愛のために奮闘しています。

第14話の感想

第14話は、感情の起伏が激しく、ハラハラドキドキの展開が続きました。特に、沈甄の酔っ払った姿は切なく、陸時硯の必死な様子は胸が締め付けられる思いでした。

また、蘇珩(そこう)の登場で三角関係がさらに複雑になり、今後の展開が気になります。沈甄は誰を選ぶのでしょうか?

そして、李棣(りてい)の暴走はますますエスカレートし、沈姌は危険な状態に陥っています。周述安(しゅうしゅつあん)は沈姌を救うことができるのでしょうか?

つづく