永安夢~君の涙には逆らえない~ 第19話 あらすじ/ネタバレ

陸時硯(りくしげん)は許威(きょい)を探すため、まずは百花閣へ。そして鎮国公府へたどり著くと、許威(きょい)が匕首で沈甄(しんしん)を脅迫している場面に遭遇する。陸時硯(りくしげん)は許威(きょい)に軽率な行動を慎むよう警告するが、許威(きょい)は陸時硯(りくしげん)に長公主と沈甄(しんしん)のどちらを選ぶべきか迫る。陸時硯(りくしげん)は母親と事件の関係が理解できず、時間を稼ごうと努める。その時、屋敷の外から周述安(しゅうしゅつあん)が人々を引き連れ、鎮国公府を包囲する声が聞こえてきた。

隙を伺っていた陸時硯(りくしげん)は、許威(きょい)の不意をついて沈甄(しんしん)を救出。屋敷の外から母親の声が聞こえてきた瞬間、許威(きょい)は逃走。陸時硯(りくしげん)はすぐに追いかける。庭先で許威は長公主の前に突如現れ、わざと失態を演じて長公主に責められるように仕向けた後、その場で自害してしまう。陸時硯は許威が故意に罪をなすりつけようとしていることに気づき、念のため身を隠す。

長公主は鎮国公府から押収された大量の武器と官印付きの契約書を見て、誰かが故意に陥れようとしていることに気づく。沈甄(しんしん)もその様子を目撃し、許威が彼女を誘拐して鎮国公府に連れ込み、周述安(しゅうしゅつあん)が到著したタイミングで自害したことから、すべてが計画通りに進められていることを察する。長公主と陸時硯は濡れ衣を著せられたのだ。

長公主は周述安(しゅうしゅつあん)に連れ去られ、陸時硯は母親の無実を証明するため証拠を探し、身を隠す。周述安(しゅうしゅつあん)は皇帝に事件の顛末を報告する。証拠は揃っているものの、あまりにも都合よく証拠が発見されたため、何か裏があると疑う。皇帝は周述安(しゅうしゅつあん)に一定の猶予を与え、真相が判明しなければ長公主は予定通り処刑されることになる。

沈姌は妹が巻き込まれることを恐れ、陸時硯とは一切関わらないよう忠告する。沈家は災難に見舞われ、父親は冤罪で獄死しそうになり、頼るべき人もいない。沈甄(しんしん)は陸時硯と長公主の無実を主張するが、確たる証拠がないため、沈姌は彼女を禁足にする。

蘇珩(そこう)は沈甄(しんしん)と陸時硯の関係を知り、沈甄を慰めようと百香閣を訪れるが、徐意清(じょいせい)が陸時硯を探しにやってくる。沈甄は鎮国公府での出来事を徐意清(じょいせい)に話し、徐意清(じょいせい)も陸時硯の無実を信じ、証拠を探しているのではないかと推測する。

陸時硯は実際に鎮国公府に潜伏し、側近に合図を送る。彼らは鎮国公府の管家を監視する。鎮国公府が捜索された際、動揺しなかったのは管家だけだった。また、大量の武器を運び入れることができるのは管家だけである。月夜の晩、陸時硯は管家の正体を知る。武器を運んだ代金の請求に来た人物が現れ、管家は禁足中で外出できないと主張し、禁足が解けたら支払うと約束する。

第19話の感想

第19話は、緊迫感溢れる展開と謎が深まる内容で、最後まで目が離せない回でした。許威の自害によって長公主と陸時硯が濡れ衣を著せられ、沈甄も巻き込まれていく様子はハラハラドキドキさせられます。また、沈姌が妹を守るために必死になる姿や、蘇珩(そこう)の沈甄への想いなど、登場人物たちの複雑な感情が描かれていて、見応えがありました。

特に印象に残ったのは、陸時硯が鎮国公府に潜伏して証拠を探し出すシーンです。彼の冷静さと機転の良さが際立っていて、今後の展開がますます楽しみです。また、沈甄が禁足されても陸時硯の無実を信じ続ける姿も感動的でした。

つづく