永安夢~君の涙には逆らえない~ 第22話 あらすじ/ネタバレ

沈姌が周述安(しゅうしゅつあん)のために刺されて倒れた。周述安(しゅうしゅつあん)は龐虎(ほうこ)の手下を撃退し、すぐに沈姌を百香閣に連れ戻した。扶曼(ふまん)は医術に精通しており、沈姌のそばで治療を施した。しかし、傷口周辺が黒ずんでいることから、刀に毒が塗られていることが判明した。毒の種類がわからず、治療には時間がかかるようだ。

周述安(しゅうしゅつあん)は沈姌を心から愛していると思っていたが、彼女が自分のために命を張ってくれるとは思っていなかった。昏睡状態の沈姌を見て、周述安(しゅうしゅつあん)は自分が彼女を守れなかったことを深く後悔した。陸時硯(りくしげん)も怪我を負い、床に伏していた。彼は夢の中で沈甄(しんしん)と出会い、前世からの縁が今世でも続いていると感じ、彼女を大切に思うようになった。

太子は天壇で祈福を行うことになり、陸時硯(りくしげん)と周述安(しゅうしゅつあん)は警備の準備を進めた。葛仙士(かくせんし)が法術を披露し、人々は頭を下げて祈願した。祈福が始まると、突然、大群のカラスが宮殿の上空に飛来し、太子と祭壇に向かって突進した。人々は不吉な兆候だと噂し、太子の祈願を不安そうに囁き合った。

太子は困惑し、陸時硯(りくしげん)と周述安(しゅうしゅつあん)は互いに視線を交わした。彼らは周囲を警戒し、怪しい人物を探した。

祈福が終わった後、徐意清(じょいせい)は現場に赴き、祈福に使われた香に問題があることに気づいた。葛仙士(かくせんし)は仙術を使っていない可能性が高く、何か企んでいるようだ。葛仙士(かくせんし)は太子の運気を邪魔する女性がいると発言し、その生年月日を告げた。陸時硯(りくしげん)はそれが沈甄(しんしん)の生年月日だと気づき、部下に百香閣に知らせを送った。

その後、百香閣の門前に多くの人が集まり、沈甄(しんしん)は不吉な女だと噂し始めた。陸時硯(りくしげん)からの知らせを受けていた沈甄(しんしん)は動揺せず、清渓(せいけい)が店を閉めて一時的に避難することを提案したが、沈甄(しんしん)はそれを拒否した。このままでは葛仙士(かくせんし)の言葉を信じてしまう人が増えるため、屈服するわけにはいかない。

徐意清(じょいせい)はカラスが飛来した方向を追跡し、山奥の洞窟を発見した。洞窟の中には多くの檻があり、祈福に使われた香と同じものが焚かれていた。自分の推測を確かめるため、徐意清(じょいせい)は洞窟の入り口に香を焚くと、すぐに大群のカラスが香に向かって飛来し、崖に激突して死んだ。徐意清(じょいせい)は、祈福の日に現れたカラスの謎が解けた。

毎日、多くの人が百香閣を取り囲み、沈甄(しんしん)を非難した。陸時硯(りくしげん)は真相が明らかになるまで沈甄を守ろうと決意し、大声を上げて騒ぎ立てる人々を追い払った。沈甄は陸時硯に危険が及ぶことを心配し、彼に香袋を渡して、いざという時に目印を残すように頼んだ。

龐虎(ほうこ)の手下は陸時硯を拉緻し、彼は袋に入れられて縛られた。陸時硯は香袋をそっと開け、途中で目印を残した。周述安は犯人が皇后であると推測した。六皇子は純粋そうに見えるが、皇后は太子を排除して息子を皇位に就かせようと企んでいるようだ。

第22話の感想

第22話は、沈姌が周述安のために命を懸けるという衝撃的な展開から始まり、緊迫感溢れるストーリーが展開されました。沈姌の命を救うために奔走する周述安や、葛仙士(かくせんし)の企みに立ち向かう陸時硯の姿は、視聴者を釘付けにしました。

特に印象的だったのは、沈姌が百香閣を襲撃された際のシーンです。彼女は動揺することなく、冷静に立ち向かう姿が強く、視聴者に勇気を与えてくれました。また、陸時硯が沈甄を守るために危険を顧みない姿も感動的でした。

つづく