永安夢~君の涙には逆らえない~ 第23話 あらすじ/ネタバレ
月明かりが静かに照らす中、周述安(しゅうしゅつあん)は玉佩を握りしめ、過ぎ去った日々を思いにふけっていた。そこへ、陸時硯(りくしげん)が訪れ、温かい言葉で周述安(しゅうしゅつあん)を慰める。
一方、皇帝は体調を崩し、咳が止まらない。周述安(しゅうしゅつあん)は皇帝に長公主の不穏な行動を報告する。皇后は弱々しく振る舞い、六皇子を太子と共に祈福に行かせるよう提案。皇帝はそれを承諾する。
徐意清(じょいせい)は葛仙士(かくせんし)の邸宅に潜入し、衣類の怪しさに気づく。趙(ちょう)衝が密かに鉄鉱石を購入していた証拠を手に入れ、辛くも逃げ出す。
周述安(しゅうしゅつあん)は密かに動き、陸時硯(りくしげん)を救出すると同時に、情報を封鎖する。皇后は計画が成功したと思い、得意になって側近の大臣と謀仮を企てる。しかし、周述安(しゅうしゅつあん)はすでに罠を仕掛け、夜に仮逆者を一網打尽にする。
扶曼(ふまん)は苦労の末、命を救う薬草を手に入れ、沈姌の容態は安定する。周述安(しゅうしゅつあん)は沈姌を気遣い、寝ずに看病する。祈福の儀式の前夜、周述安は沈姌に手紙を残そうとするが、奇跡的に沈姌が目覚める。二人は見つめ合い、温かい気持ちになる。
陸時硯(りくしげん)は苦労の末、沈甄(しんしん)の腕輪を見つけ出す。失くしたものが戻ってきた喜びに、沈甄(しんしん)は笑顔を浮かべる。
祈福の儀式で、六皇子は特製の香りのする衣服を著用する。太子が香を焚こうとした瞬間、カラスが襲いかかり、太子は気を失ってしまう。六皇子は衣服の香りでカラスを追い払い、人々の注目を集める。徐意清(じょいせい)はすぐに香を消し、事態の悪化を防ぐ。六皇子は衣服の秘密に疑問を抱き始める。
皇后は表面上は皇帝に仕えているが、心の中では悪だくみをしている。祈福の儀式での異変を聞き、六皇子を祥瑞として地位を固めようと企む。しかし、六皇子は母親を問い詰め、陰謀を暴いてしまう。皇后は皇帝を毒殺し、帝位を奪おうとしていたことを認める。そこに太子が現れ、皇后は驚きを隠せない。実は、皇帝はすべてを知っており、密かに対策を立てていたのだ。
百香閣で火事が発生し、陸時硯(りくしげん)は沈甄(しんしん)を救うために奮闘するが、自身は重傷を負ってしまう。沈甄(しんしん)は陸時硯(りくしげん)を抱きしめ、彼の血で染まった手を握りしめる。この出来事は、二人の深い愛情を証明する。
この事件の後、皇后の勢力は崩壊し、六皇子も法の裁きを逃れることはできなかった。皇帝は太子に大権を譲り、朝廷は平穏を取り戻す。権力と感情が交錯する中で、周述安、陸時硯(りくしげん)たちは忠誠と勇気を示し、視聴者に驚きと感動を与える宮廷劇を繰り広げた。
第23話の感想
第23話は、緊迫感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。周述安と陸時硯の活躍はもちろんのこと、沈姌の奇跡的な回復や、沈甄(しんしん)の腕輪の発見など、嬉しい展開も盛りだくさんでした。
特に印象に残ったのは、陸時硯が沈甄(しんしん)の腕輪を見つけ出すシーンです。失くしたものが戻ってきた喜びに、沈甄が笑顔を浮かべる様子は、見ていて心が温まりました。また、百香閣での火事のシーンも、陸時硯の勇気と沈甄の愛情が伝わってくる、感動的な場面でした。
つづく