永安夢~君の涙には逆らえない~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

外室の妊娠が発覚し、複雑な心境のまま沈姌は李府に知らせます。李棣(りてい)は帰宅し、外室の何氏(かし)を見て表情を硬直させますが、意外にも義母は彼女を庇い、勝手に屋敷に残すことを決めます。沈姌は夫の沈黙に怒りを覚え、義母から何氏(かし)がかつて正妻であったことを聞かされ、衝撃を受けます。

一方、庄娘(しょうじょう)は沈甄(しんしん)を陸時硯(りくしげん)の妻にふさわしい女性にするべく、女工から礼儀作法まで親身になって指導し、二人の距離は近づいていきます。ある特別な練習で、庄娘(しょうじょう)は沈甄(しんしん)に陸時硯(りくしげん)の肩に軽く寄りかかるように指示します。その瞬間、陸時硯(りくしげん)の心臓は高鳴り、恋心が芽生えます。

沈姌は私的に侍女に、何氏(かし)を監視することで李棣(りてい)の裏の秘密を暴こうとしていると説明します。彼女は李棣(りてい)に失望しており、何氏(かし)の存在は彼女の計画の駒に過ぎません。

沈甄(しんしん)と陸時硯(りくしげん)は呉州に到著し、工図を探しますが、魯氏(ろし)の家は荒れ果てていました。陸時硯(りくしげん)は綿密に調査し、誰かが痕跡を隠蔽したことを発見します。魯氏(ろし)が姿を現し、工図が趙(ちょう)衝という悪名高い人物に奪われたことを明かします。蛇を誘い出すため、沈甄(しんしん)と陸時硯(りくしげん)は呉州で派手に買い物をして、街を騒がせます。ある宝石店で、沈甄(しんしん)は高価な品を倍の値段で買い占め、傲慢な高氏(こうし)と対立します。静かに闇闘が始まります。

一方、周述安(しゅうしゅつあん)から李棣(りてい)が重要な鍵を持っているという情報がもたらされます。陸時硯は策略を立てて鍵を手に入れ、侍女と共に銭荘に潜入し、何氏(かし)が現れるのを待ちます。沈姌も潜伏し、何氏(かし)が木箱を密かに置く様子を目撃します。周述安(しゅうしゅつあん)の助けで辛くもバレずに済みます。

深夜、沈姌と周述安(しゅうしゅつあん)は金庫に閉じ込められます。周述安(しゅうしゅつあん)は真相を明かし、城西の渠の崩壊は李棣(りてい)の手抜き工事が原因だったと告げます。沈姌は衝撃を受け、李棣(りてい)の裏切りに絶望し、周述安(しゅうしゅつあん)の力を借りて父の無実を証明しようと決意します。彼女は父の安全と引き換えに何でもすると申し出ますが、周述安(しゅうしゅつあん)は正義を貫き、沈姌は彼の誠実さに敬意を抱きます。

趙(ちょう)衝からの招待状が届きます。陸時硯は最初は躊躇しますが、沈甄(しんしん)の父親を救いたいという強い思いを知り、彼女を連れて行くことを決意します。月明かりの下、沈甄は琴を奏で、未来への不安と決意を音に乗せます。この宴が彼らの運命にどのような影響を与えるのか、はまだわかりません。

第7話の感想

第7話は、沈姌と李棣の夫婦関係の崩壊、沈甄と陸時硯の距離の縮まり、そして沈姌の復讐への決意など、様々なドラマが展開されました。

沈姌は、李棣の外室の存在を知り、さらにその女性がかつて正妻であったことを知り、大きなショックを受けます。李棣の沈黙と義母の庇護に怒りを覚え、絶望の淵に立たされます。

一方、沈甄は陸時硯との距離を縮め、恋心を抱くようになります。しかし、趙(ちょう)衝との対立や父を救うための決意など、様々な困難に直面します。

つづく